
美髪に必須のヘアオイル!正しい選び方や活用法をご紹介
「ヘアオイル」の正しい選び方や活用法をご存知でしょうか。
市場では様々なヘアオイルがありますが、どれが自分に合うのか見極めるのって結構難しいですよね。
今回はオイルの特徴の違いや、おすすめのヘアオイル・その使い方をご紹介します。
ヘアオイルにはこんな効果がある
まず、ヘアオイルには大きく分けて5つの役割があります。
・髪の水分を逃げにくくする
・髪をダメージから守る
・頭皮マッサージに
・頭皮クレンジングに
・ヘアセットに
ヘアオイルを髪の保湿に使うなら、どちらかと言えば、髪にボリュームのある人や広がりやすい人、髪質が硬い・太い方に人気。
しかし、オイルの種類や目的によっては、髪質を問わずどんな方にもお使頂けます。
髪質別おすすめヘアオイル
自分の髪にはどんなヘアオイルが合うのか、見極める方法はこちらです。
・髪質が硬い・太い・量が多く広がりやすい⇒しっとり系オイル
・髪質が柔らかい・細い・量が少なく、ハリがない⇒サラサラ系オイル
具体的に髪質別におすすめのオイルをご紹介します。
しっとり系ヘアオイル
まとまりがなく、広がりやすい人におすすめのヘアオイルはこちらです。
・アルガンオイル
出典:Instagram
▶無印良品 アルガンオイル
▶1,790円/30ml
とにかく保湿力が高く、ブリーチやカラーでひどく傷んだ髪・枝毛や絡まり・縮れたもしっかり補修し、長時間しっとりまとまる髪に導きます。
他のオイルに比べて少し高価なのが難点ではありますが、無印のピュアオイルシリーズなら、30mlのミニサイズを1790円で購入できます。
しかも、毎晩3プッシュ程使っても、3か月以上持つので、かなりコスパが良いです。
・椿オイル
出典:Instagram
▶大島椿 椿油100%
▶1,188円/40ml
保湿力でいうと、アルガンオイルには劣るものの、プチプラで手に入りやすいものが多い椿オイル。
しっかりと髪のボリュームを抑えつつ、自然なツヤも出してくれる優れものです。
特にこちらの「大島椿」は美容師さんもオススメするほどの実力派。
髪のボリュームが気になるけど、ヘアオイルを使ったことがない…という方はまずこちらからチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
・バオバブオイル
出典:Instagram
▶ココロコスメ バオバブオイル
▶2,030円/60ml
バオバブオイルもアルガンオイルのように保湿力に優れ、髪の乾燥をしっかりと防いでくれます。
さらにエイジングケアにも有効的で、肌老化の原因となる「酸化」を防いでくれます。
なので、頭皮マッサージにもおすすめです。
サラサラ系ヘアオイル
髪が少なくハリがない、柔らかくて細い、といったいわゆる”猫っ毛”の方におすすめなオイルはこちらです。
・スクワランオイル
出典:Instagram
▶オリヂナル スクワランオイル
▶1,555円/75ml
スクワランオイルには動物性、植物性の2種類がありますが、どちらも同等の保湿力と、似たようなテクスチャーです。
動物性のものが昔からあるので、市販でもよく見かけますね。
こちらのオリヂナルのスクワランオイルも動物性です。
スクワランは、べたつきがなく、サラサラとしているので、オイルが苦手な人も使いやすいのが特徴です。
ボリュームダウンは避けたいけど、髪の保湿はしっかりしたい!という方は、スクワランオイル、もしくはスクワランオイルを主体としたヘアオイルを傷みやすい髪の毛先につけると良いですよ!
ちなみに、植物性のスクワランオイルなら、無印の「オリーブスクワランオイル」がお手頃価格で、手に入りやすくおすすめです。
出典:Instagram
▶無印良品 オリーブスクワランオイル
▶990円/50ml
・あんず油
出典:Instagram
ドラッグストア派の猫っ毛さんには、あんず油がおすすめ。
椿オイルほど重ためのまとまったヘアにはならず、髪を程よくしっとり保湿してくれます。
テクスチャー自体はサラサラしているので、スクワラン同様、べたつき感が苦手な方でも使いやすく、人気です。
また、髪がべたつきやすい、皮脂が多いという人のヘアパックにもおすすめです。
ヘアオイルを使えば髪のしっとり感が長持ち
洗い流さないトリートメントとして・髪の広がりを抑えるアイテムとして、ヘアミルクやヘアクリームを使う場合もありますが、どれが1番いいのか、それは個人の髪質や仕上がりの好みによって使い分ける必要があります。
ただし、しっとりまとまる髪や、あるいはダメージを軽減したい人には圧倒的にヘアオイルがおすすめ。
ヘアオイルは髪に与えた水分や保湿成分を逃さない効果が非常に高いアイテムなのです。
ヘアミルクは保湿力が長持ちしない!?
ヘアミルクは油分より水分の量が多いので、せっかくの保湿成分や美容成分も蒸発していってしまうのです。
たしかにヘアミルクは保湿成分や美容成分が豊富に配合されていたり、オイルのようにペタっとすることもないので使い勝手が良く、愛用している人も多いです。
しかし、蒸発してしまっては元も子もありません。
ミルクよりもクリームの方が油分は多めですが、髪が少ない人や、ボリュームダウンを避けたい人には不向きなのが難点です…
ミルク+オイルの組み合わせが最強
だからこそ、髪の保湿をしっかりしたい人はヘアミルクとオイルの組み合わせがおすすめ!
ヘアミルクで保湿成分や美容成分をしっかり与えて、オイルでコーティングし蓋をするイメージです。
オイルが苦手…という方もいらっしゃるかもしれませんが、サラサラとしたテクスチャーのオイルを選べば使いやすいですよ◎
ヘアオイルはドライヤーや摩擦からも髪を守る
出典:Instagram
ヘアオイルは乾燥からだけでなく、熱や摩擦からも髪をしっかりと守ってくれます。
髪を洗った後というのはキューティクルが開いてしまっているので、髪が非常にダメージを受けやすい状態です。
ここにドライヤーの熱を当てれば髪が傷むのは当然です。
しかし、ヘアオイルは髪をしっかりとコーティングするので、キューティクルの広がりを抑え、髪が痛むのを防いでくれます。
おまけに、必要な水分や保湿成分の蒸発も防ぐので、ドライヤー後はしっとりさらさら。
おすすめは髪が8~9割ほど乾いた後に冷風を当て、熱を冷ましながら乾かすこと。
こうすると、更にキューティクルが閉じて翌朝までしっとり感が続き、お出かけ前のヘアセットも楽々です。
ヘアオイルはタオルドライ後、ドライヤー前に
ヘアオイルを洗い流さないトリートメントとして使う場合は、必ずタオルドライ後に使います。
髪がびしょびよの状態で使っても、水がオイルを弾いてしまうので、塗ってもあまり意味がないのです。
そしてドライヤー前に髪の中間~毛先に揉みこむように馴染ませます。
使う量はこちらを目安にしてみましょう。
・ショート…1~2滴
・ミディアム…2~3滴
・ロング…3~4滴
プッシュ式のボトルだと、ロングで2~3プッシュでも足りる場合もあるので、付ながら調節してみてくださいね。
頭皮マッサージでアンチエイジング
頭皮マッサージには以下の効果があります。
・顔のリフトアップ
・白髪予防
・抜け毛予防
・ストレス軽減
皮膚は頭のてっぺんからつま先まで繋がっていますよね。
頭皮がたるめば、顔もたるみます。
また、白髪や抜け毛は毛根を鍛えてあげることで予防に繋がりますから、マッサージは有効的です。
顔や体と同じように、頭皮もケアしてあげることが若々しさを保つ秘訣です!
オイルを使わなくても、シャンプー中に頭皮を揉んであげるだけで、十分マッサージ効果は得られます。
週に1度のオイルマッサージで頭皮クレンジング
オイルを使わない頭皮マッサージ自体は、シャンプーの時に毎日行うことがおすすめです。
しかし、週に1度、オイルを使った頭皮マッサージで頭皮のクレンジングを行うのもオススメ!
たるみのケアや、白髪・抜け毛予防だけでなく、頭皮の毛穴ケアもできる一石二鳥のヘアケアです。
オイルが頭皮の毛穴ケアに最適なのは、油は油に溶けやすいから。
つまり、ヘアオイルが毛穴の皮脂汚れ・油汚れをスッキリ落としてくれるというわけです。
また、シャンプーによる乾燥も防げるのが嬉しいところ。
市販のシャンプーは洗浄力が高いものが多く、頭皮や髪の乾燥に繋がります。
前もってオイルによる保湿成分を髪に浸透させてあげれば、そういった乾燥を防ぐことが出来ます。
頭皮マッサージ・クレンジングにおすすめのオイル
一番最初の「髪質別おすすめヘアオイル」でご紹介したオイルでも、頭皮マッサージやクレンジングは可能です。
しかし、さらに頭皮マッサージ・クレンジングにオススメなオイルをこちらでご紹介します。
白髪・抜け毛対策にはオリーブオイル
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▶井上誠耕園 美容オリーブオイル
▶1,296円/30ml
頭皮マッサージによって白髪や抜け毛の対策をしたい方にはオリーブオイルがおすすめ。
肌老化の原因である酸化を防止する「ビタミンE」を他のオイルの3倍近く含有しているので、アンチエイジングに効果的です。
また、しっとりとしたテクスチャーなので、髪をコーティングし、マッサージ後のシャンプーによる乾燥も防ぎます。
オリーブオイルは食用としても多く出回っていますが、食用と化粧用(ヘアオイル)では精製の仕方が異なります。
食用のオリーブオイルを頭皮を含め、お肌や髪に使うと、肌トラブルの原因になり得ますので、食用のオリーブオイルを髪に使うのはやめましょう。
もちろん、化粧用を食用に使うのもNGです。
デトックス作用のあるセサミオイル
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▶マカダミ屋 セサミオイル
▶1,000円/100ml
セサミオイルは浸透力が良く、新陳代謝(ターンオーバー)を活発にしてくれます。
古い細胞が頭皮に残り続けないよう細胞の生まれ変わりを促進し、頭皮の老化を防止。
また、免疫力も高めてくれるので、頭皮の雑菌や老廃物がたまりにくくなります。
抜け毛は雑菌や老廃物の蓄積も原因になるので、抜け毛対策に嬉しい効果ですね。
セサミオイルも、「ごま油」と混同しそうですが、オリーブオイル同様、食用をヘアケアやスキンケアに使用するのはNGです。
頭皮マッサージ・クレンジングには植物性オイルを
オイルには、
・植物由来のオイル
・鉱物由来のオイル(ミネラルオイルなど)
の2種類があります。
植物性のオイルは、ヒトの皮脂と性質が似ているものが多いため、髪に浸透しやすく保湿効果が抜群です。
鉱物由来のオイルは残留性が高いので、髪のコーティング力は高いですが、髪や頭皮への浸透力には欠けるので、内部からの保湿は出来ません。
オイルを使った頭皮マッサージの仕方
頭皮マッサージは週に1度、シャンプー前に行います。
一度髪を濡らして、タオルドライしてから行った方がオイルの使い過ぎが防げますが、乾いた髪のままでも大丈夫です。
どちらにせよ、まずは髪が乾いている状態のときに1度ブラッシングを行ってください。
①オイルを500円玉大、手に取って、手のひらで伸ばす
②指の腹を使って、オイルを頭皮に馴染ませていく
耳の上、ハチの部分、頭頂部の頭皮を動かしたり、頭全体を5本の指で掴むようにしたりして、マッサージを行っていきます。
最後には耳下~デコルテまでリンパを流しましょう。
③マッサージが終わったら10分ほど放置
頭にタオルを巻いて5~10分ほど入浴しながら時間を置くと、より、髪にオイルの美容成分が浸透し、ツヤのある綺麗な髪を目指せます。
④オイルを洗い流して、通常通りのシャンプーを行う
お出かけ前のヘアセットにもオイルがおすすめ!
ヘアオイルを使うと、髪の広がりや絡まりを軽減できるので、髪のダメージが気になる人の日中のヘアセットにもおすすめです。
ここまでご紹介したのはピュアオイルで、植物由来のオイルだけ、もしくはそれに酸化防止剤が配合された程度でした。
もちろん、こういったヘアオイルを日中も使っていただいてOKです。
ただ、ヘアセットにはシリコーン油が配合されたアイテムの方が、より、指通りも良くなり、更にしっとりとまとめてくれます。
”シリコン”は悪者じゃない
”シリコン”(シリコーン油)はヘアケアアイテムに配合されていると嫌われがちな成分ですが、実は悪影響を及ぼすことはありません。
シャンプーに入ってると毛穴に詰まるなんて言われますが、そんなことは無いです。
シャワーで十分洗い流せます。
しかも髪のキューティクルを整えてくれる効果もあるので、実は髪が傷んでる人はシリコンシャンプーの方がおすすめでもあります。
ただ、植物性のオイルではないので、髪に浸透したり、頭皮に馴染むことはありません。
あくまでも外側をコーティングするのに長けた油分です。
なので、髪に保湿成分・美容成分を取り入れたい、寝る前のヘアケアよりも、昼間、髪の広がりを抑えたい人や、摩擦や絡まりなどのダメージを避ける為に、ヘアセットの一環として使うのが良いでしょう◎
ヘアセットにおすすめのヘアオイル
最後に、具体的に日中のヘアセットとしておすすめのヘアオイルをご紹介します。
モロッカンオイルトリートメント
出典:Instagram
▶3,976円/100ml
実際に多くの美容室でも使用されているモロッカンオイルトリートメント。
こちらは”シリコン”をメインとして使用したヘアオイルです。
植物オイルにはアルガンオイルやアマニ油が使用されています。
しっとりまとまりのあるヘアに仕上げたい時にとってもおすすめ。
黒いキャップの方はしっとり感重視ですが、白いキャップは比較的ライトなタイプです。
好みや髪質によって選べるのが嬉しいですね!
N.(エヌドット) ポリッシュオイル
出典:Instagram
▶1,296円/30ml
こちらはノンシリコンタイプ。
SNSでも話題でお店でも専用のコーナーが出来ているのをたまに見かけます。
メインとしてシアバターを使用しており、濡れ髪やちょっと重ための印象の髪型にしたいときにおすすめ。
しかし、ユズセラミドやモモ果汁などもブレンドされており、仕上がりはサラッとしていて不快感がありません。
シンプルでおしゃれなパッケージも魅力的ですよね。
お気に入りのヘアオイルを常備しよう!
今回はヘアケアにおすすめのオイルやその使い方をご紹介しました。
髪の毛そのものだけでなく、頭皮のケアまで出来るヘアオイルは、1本持っているととっても便利です。
オイルの性質によって、合う・合わないがありますが、今回ご紹介できたものを参考にしていただけたら幸いです。
特に、頭皮のケアをすることはスキンケアにも繋がります。
是非、お気に入りのヘアオイルを見つけてみて下さいね!