
【ダッドスニーカー】がブーム!大人のスタイルにも取り入れて
スニーカーはほとんどの女性が持っていて、その履きやすさは生活にも、そしておしゃれの一部としても欠かせない存在ですよね。そんなスニーカーは今、『ダッドスニーカー』と呼ばれるものが男女問わずトレンドに台頭しています。今回は『ダッドスニーカー』のおすすめブランドやコーディネートをご紹介します。ブームは勢いが止まらず、まだまだ冷めやまない風潮。まだ持っていない方も今後のスニーカー選びにぜひ参考にしてください。
『ダッドスニーカー』とは?
野暮ったくてレトロなデザイン
”DAD=お父さん”が語源となっている『ダッドスニーカー』。
その名の通り、休日にお父さんが履いていそうな、野暮ったくてゴツゴツした、ワイズが広く少しダサい感じのスニーカーを意味しています。特徴としてはソールが分厚く、全体的にボリューミーでアッパーにハイテク風なデザインを配したレトロな雰囲気のものが多いです。
『ダッドスニーカー』火付け役はバレンシアガ(balenciaga)
90年代に流行したようなスニーカーがブームとなっていた昨今、『ダッドスニーカー』の流行を決定付けたのは、世界的に注目を集めているデザイナー、デムナ・ヴァザリアが率いるバレンシアガから発表された「Triple S」というスニーカーでした。
出典:instagram
こちらがその「Triple S」です。「Triple S」はバレンシアガのコレクションで発表されると、すぐに世界中のファッショニスタから厚い支持を得て、男女問わず大人気のアイテムに。ボリュームのある後ろに突き出したソール、ぽってりとした懐かしいようなフォルムが逆に新鮮ですね。カラーリングも”ダサさギリギリ”といった塩梅なのがポイントです。
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「Triple S」旋風を受け、さらにナイキやアディダスといったスポーツブランドも90年代に出していたスニーカーをリバイバルしたような『ダッドスニーカー』を発売。そしてバレンシアガ以外のハイエンドなラグジュアリーブランドからも、次々に『ダッドスニーカー』と思われる”少しダサめが逆にかっこいい”ようなスニーカーを発表されました。『ダッドスニーカー』は若い世代だけではなく、様々なファッションを経験してきた30代や40代だからこそ、いま履きこなせる要素があるはず。
『ダッドスニーカー』を大人女性のファッションへ
スニーカーの絶妙なボリュームがシンプルスタイルをアップデート
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定番のボーダーカットソーを少し長めのデニムスタイルにインしたシンプルなコーディネート。そのまま定番のコンバースや革靴を履いても可愛いですが、『ダッドスニーカー』をチョイスしたことでトレンドライクな雰囲気がぐっと増しています。細い女性の足にあえてボリュームのある『ダッドスニーカー』を履くことで、コーディネートのポイントになっていて、バランスも◎。こちらは色味のないものなので、コーディネートのシンプルさを損なわずに、さり気なくトレンドを取り入れています。
上品ワンピースコーディネート
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上品なハリ感のあるベージュのワンピースに、カラートーンを合わせた『ダッドスニーカー』をコーディネート。ワンピースをカジュアルに着たい時にスニーカーではずすのは定番ですが、『ダッドスニーカー』なら、より今年らしく旬なバランスを楽しむことができます。またソールに適度なボリュームのある『ダッドスニーカー』は、スタイルアップして見える効果も。重くなりがちなマキシワンピースが軽やかに見えて、アクティブにも動けるので一石二鳥ですね。
イイ女風コーディネートを軽やかにはずす
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レザーのライダースにタイトスカート。イイ女風なコーディネートなのに、足元を『ダッドスニーカー』で見事にはずしたお手本コーディネートです。ソックスも見える長さのものを選んでグッドバランス。着用している『ダッドスニーカー』はアディダス「ファルコン」というモデルのものです。単品だとソールが厚くぽてっとしていて野暮ったい印象なのに、むしろオールホワイトのカラーがコーディネートに軽やかさや清潔感を与えています。大人の余裕や遊び心が感じられるコーディネートですね。
優等生な紺ブレと合わせてもOK!カラーでバランスを取って
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こちらもアディダスの「ファルコン」。大人のマストハブな紺ブレにも余裕で合わせることができます。こちらのように、トップスのインにも「ファルコン」と同じホワイトを添えると、コーディネートに統一感が出ますね。テイストミックスしたスタイルは、トップスとシューズの色を合わせると、ごちゃごちゃせずにコーディネートの成功率が高くなります。
プリーツスカートに女性らしくスポーツミックス
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プリーツスカートをスウェットフーディ、さらに『ダッドスニーカー』で上手にスポーツミックスしたコーディネート。全体のカラーをグレートホワイトでまとめているので、トップスとシューズがスポーティでありながら、やり過ぎ感を抑えられています。プリーツスカートと『ダッドスニーカー』の組み合わせはトレンドライクで上品。年齢問わずトライできるスタイルです。
スラックスと合わせて、より”DAD”に!
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『ダッドスニーカー』にスラックスを合わせて、より”お父さん感”のあるコーディネートがハンサム。スタイリッシュに見えるのは、スラックスを9分丈のものを選んで少し足首を見せていたり、襟の開いたカットソーを合わせて女性らしさを残しているから。カラートーンを全体的にまとめているのも勝因のひとつです。これこそ大人の『ダッドスニーカー』スタイル!
マウンテンパーカーとも相性◎
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ゆったりしたマウンテンパーカーとも、ボリュームのある『ダッドスニーカー』がマッチ。それだけだと本気のお父さんコーデになってしまうので、女性らしいシルエットのスカートをチョイスしたのもポイントです。少しタイトな膝下丈スカートに『ダッドスニーカー』が良く似合います。他の素材のスカートでも試してみたいバランスですね。
スキニーパンツでナイキをスタイリッシュに
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ナイキも昨今の90年代ブームで男女問わず流行中。大人の女性たちもその例外ではありません。こちらのコーディネートは、ゆったりシャツとスキニーデニムのキレイめカジュアルスタイルに、ごつごつ具合が旬なナイキのエアマックスを投入。カラーはスキニーデニムと合わせてブラックで統一しているのでスタイリッシュです。スキニーなパンツは、『ダッドスニーカー』を女性らしく見せてくれるアイテムなので、合わせて持っておきたいですね。
ニットのセットアップをナイキではずす
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ニットのセットアップは簡単におしゃれに品良く見えるアイテムとして人気ですが、それだけだとタウンユースにはキレイ過ぎるかな?という時は『ダッドスニーカー』ではずしてみるのもおしゃれ。ソックスもあえて見える丈のものを選んで”ちょいダサ感”を出すのがポイント。『ダッドスニーカー』はソールが厚いので、その分ヒールのようにスタイルアップして見えるので脚長効果に期待もできます。シックな色味でまとめれば、『ダッドスニーカー』初心者さんでも簡単に取り入れやすいです。
キャップと合わせてアクティブに
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『ダッドスニーカー』とキャップを合わせて行楽シーズンもおしゃれに乗り切れるようなアクティブコーディネートに。『ダッドスニーカー』はもちろんデニムとも相性◎。バッグやアクセサリーなどの小物で女性らしさを出してスタイリングすれば、アクティブなだけではないスタイリッシュな印象で履きこなすことができます。
おすすめダッドスニーカー
ステラマッカートニー(stella mccartney) 「エクリプス」
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ファッション感度の高い大人の女性御用達、ステラマッカートニーから発売されている「エクリプス」。かなりぽってりとしたフォルム、ベルクロを用いたアッパーがまさに『ダッドスニーカー』。しかしながらステラマッカートニーらしいモードで上品なデザインは、大人の女性のスタイルを引き立たせてくれる仕上がりです。カラー展開は他にもありますが、一足目にはオールホワイトのこちらからトライしてみてはいかがでしょうか。デニムでもスカートでも、ボトムスの形や素材を選ばずにコーディネートの程よいポイントになってくれると思います。ステラはエシカルレザー(合皮)を貫いているブランド。それゆえに手入れや汚れ、雨などに強いというメリットもあるので、アクティブに動かなければならない30代〜40代の女性にぴったりです。
バレンシアガ(balenciaga) 「Triple S」
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冒頭でもご紹介した『ダッドスニーカー』ブームの火付け役、バレンシアガの「Triple S」はやはり押さえておきたい逸品。こちらもカラー展開がシーズンによって豊富ですが、まずはオールホワイトが合わせやすくておすすめです。人気でソールドアウトしているショップが多いですが、バイマなどのショッピングサイトで探せば見つかる可能性はまだあります。アッパーのメッシュ素材や、少しクリアな質感のソールなど、心くすぐられるトレンド要素を満載に備えた「Triple S」なら、一気におしゃれ偏差値を上げられること間違いなし。スキニーなパンツでも、ふんわりしたワンピースでも、色々なコーディネートに合わせておしゃれを楽しみたいですね。旬な「Triple S」、チェックしてみてはいかがでしょうか。
ナイキ(nike) 「Airmax95」
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90年代半ばに社会現象までになる程、大人気だった「Airmax95」。現在はスニーカーブームの再来もあり、リバイバルされていてファッション感度の高い男女から今もまた圧倒的な支持を得ています。グラデーションのようなアッパーが特徴で、ソールには空気圧縮されたエアバックを内臓。履き心地もよく、一足手元に置いておきたいスニーカー。『ダッドスニーカー』としてトレンドを押さえることができます。カラーはネオンなどの少しパンチのきいたものもありますが、画像のようなピンクベージュや、ホワイト、ネイビーなどのベーシックカラーが大人のスタイルにはまりやすいのではないでしょうか。「Airmax95」はナイキがお好きな方はもちろん、普段あまりスニーカーを履かない方にもトライして欲しいナイキの鉄板スニーカーです。
フィラ(FILA) 「ディスラプター2」
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フィラは1911年にイタリアで誕生したブランド。FILAという名前は創業者であるフィラ兄弟によるもの。なお、現在はフィラ・コリアが全世界のブランド使用権を持っており、韓国のブランドになっています。1970年代にスポーツウエアの分野に進出し、コットンリブ素材を開発。それまで白一色だったテニスウエアに色を加えた斬新なデザインは注目を集めました。その後フィラは80年代から90年代にかけてスポーツ選手やアーティストに着用される機会が増え、オシャレなスポーツウエアとして急速に広まっていきました。
最近では『ダッドスニーカー』のブームで再注目され、中でもこのボリューム感のある「ディスラプター2」が今っぽさ抜群。SNSなどでインフルエンサーが着用し海外のストリートで爆発的にヒットしました。ホワイトのアッパーに厚底のシャークソールが特徴の「ディスプラター2」は、履くだけで存在感抜群の足元に。見た目だけではなく、クッション性のあるインソールと衝撃吸収に優れたラバーソールで快適な歩行をサポートしてくれます。「ディスラプター2」スポーツミックススタイルやストリート感ある着こなしにばっちりはまります。キレイめコーディネートのはずしにも最適です。1万円以下で購入できるのでお手軽にトレンドを取り入れることができますよ。
『ダッドスニーカー』で旬な足元に!
今回は『ダッドスニーカー』のコーディネートやおすすめブランドをご紹介しました。まだまだトレンド継続の『ダッドスニーカー』を取り入れて、おしゃれを楽しみましょう!