【上品ネイビーを基調に】ハズさない私立ママの送迎ファッション

ドレスコードが厳しい私立の幼稚園・小学校のお子さんがいるママには、ネイビーを使ったファッションが欠かせませんよね。

我が子とともに厳しいお受験を乗り越え、いざ入学・入園式を終えて肩の荷が下りるのは束の間・・・

進学して早々に私立の幼稚園・小学校ママを悩ませること。
それは毎日の「送迎ファッション」です。

今回は地味になりがちなネイビーのファッションをおしゃれに見せるコツや、
コンサバ園でも浮かない上品なネイビーのスタイリングをご紹介します。

お受験後のママたちを悩ませる”ネイビーしばり”な装い


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私立ママのファッションはネイビーが基本
私立幼稚園や私立小学校の通学路で見かけるママたちのファッションは、手堅いネイビーに一辺倒しています。
しかも着ているのはネイビーのフレアワンピースやアンサンブルニット、リボンパンプスなどコンサバなアイテムばかり。
学校がママの服装を制限しているわけではありませんが、お受験系の私立幼稚園や小学校では、お受験時&入園式のみならず、毎日の送迎時でも、ママはネイビーカラーの上品な洋服を着用することが暗黙のルールになっています。

なぜ”ネイビーしばり”な装いなの?
それでは、なぜお受験系の私立幼稚園&小学校に通わせるママのファッションは”ネイビーしばり”なのでしょうか?
諸説ありますが有力な説は以下の2つが理由と考えられています。

その① お受験スーツの延長として
お受験のドレスコードは、「準礼装(セミフォーマル)」とされています。
ドレスコードの中でも格式が高いとされるブラックフォーマルスーツは、準礼装というドレスコードにはマッチするものの、ブラックは弔事をイメージさせてしまいます。そのため、ブラックのようなシックさ、控えめ感がありながらも、母親らしい上品さと真面目さを感じさせるネイビーがお受験スタイルの定番カラーになりました。そしてその延長で入園・入学後も私立幼稚園・小学校に子どもを通わせるママは、ネイビーの服を着続けるようになったと言われています。ネイビーであれば周りのママたちから浮かず、安心して着用できるというのが理由のひとつでもあります。

その② 華美になり過ぎるのを避けるため
ひと昔前の私立幼稚園・小学校に子どもを通わせるママは、競い合うように高級ブランドを身に着け、華やかな服装で子供の送り迎えをしていたそうです。しかし、カトリック系の私立幼稚園などでは、本来子どもの手本となるべき母親たちが外見ばかりに気を取られるのを良しとしなかったようです。そして派手な服装はやんわり注意されるようになり、ママたちも制服のようなネイビーの服を着るのが暗黙のルールになったと言われています。

地味で野暮ったくなりがちなネイビーファッション、どうやっておしゃれに見せる?

毎日同じネイビーばかり着ていると、どうしてもマンネリ化しがち。しかし毎日同じようなコーディネートでは手抜きに見えたり、地味で野暮ったい印象を他のママから持たれてしまうことも。せっかく着るのであれば、さりげなくお洒落に見えて、清潔感のある印象を与えたいですよね。ドレスコードが厳しい私立幼稚園&小学校のママは大変ですが、毎日のネイビー服をどのように着こなすかがおしゃれの腕の見せ所です。

ネイビーファッションのコツその①:ディティールにこだわる

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知性的な印象を醸し出してくれるネイビーの服装は、反面お堅くて古臭く見えてしまいがちです。
毎日の全身ネイビーファッションを今っぽく、優しげな雰囲気にするのであれば、ディティールで旬さやママとしてわきまえた女性らしさを取り入れましょう。部分的にレースを使用したこちらのワンピースは、透けすぎず5部まである袖丈が、柔らかさと品の良さをプラスしてくれます。スカートはもちろん膝が隠れる着丈を選ぶのが良き母としての印象を保つためには鉄則です。レース以外の生地でも、少しとろみのあるような優しい表情のものを選ぶとお固すぎず旬なスタイルになります。


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こちらもネイビーのワンピーススタイル。ウエストベルトのさりげないディティールが、ネイビーファッションをぐっと垢抜けた印象にしてくれます。ベルトのバックルが丸型なので主張しすぎず、良き母としてのイメージを損ないません。ウエストベルトでの切り替えがあるワンピースはトレンドでもあるので、ネイビーファッションをお洒落に見せることができますよ。少し詰まったネックラインや、膝下丈であることで知性的な印象を保ちます。ワンピース選びは、”攻めすぎず・ディティールでちょっと遊ぶ”くらいが私立幼稚園&小学校に子どもを通わせるママにとって丁度良いとおもいます。全体のバランス感も見ながら、上品なイメージを崩さずにワンピースに合ったパンプスやバッグ選びをしましょう。


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ウエストのリボンベルトディティールが女性らしいネイビーワンピーススタイル。リボンのディティールはやはり女性らしい優しさを醸し出してくれる心強い味方です。ネイビーは日本人によく似合う色とされていますが、保守的でやや無骨なイメージがあるので、リボンディティールは上手に使いたいコツのひとつです。こちらのように程よい空き加減のゆるV型のネックラインも、主張しすぎず堅苦し苦なく、デコルテが綺麗に見えて◎。少し腕を出す場合は、こちらのように着丈の長いワンピースをチョイスすると品良く見せることができます。素肌を出す肌面積は、ある程度計算しないと私立ママとしてはだらしない印象になってしまうので注意が必要です。あくまで”主役は子ども・優しくサポートするのがママ”ということを念頭にイメージしましょう。


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やんちゃな男の子ママは、こちらのようなパンツスタイルも重宝しますよね。ハリ感のある素材をセットアップで揃えれば、カジュアルな印象を抑えることができます。パンツにはタックの入ったものをチョイスすると一気にきちんとした印象になるので、ワンタック、またはツータックの入ったパンツを選びましょう。さりげなくラリエット型のネックレスを投入するのも上品に仕上がっているポイント。アクセサリーは華奢で目立たないものが基本ですが、パンツスタイルでカジュアルに見えてしまう恐れがある時には、こちらのように少し長さのあるネックレスを着用しても良いとおもいます。私立幼稚園&小学校の送迎ファッションは、上品にネイビーを着こなすことがとにかく大事なポイントです。


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パンツスタイルなら、このようなオールインワンもおすすめです。生地に落ち感のあるとろみタイプを選べば、「オールインワン=カジュアル」というイメージを打破することができます。なおかつファッション性もあり、お洒落でアクティブなネイビーファッションに仕上がりますね。ウエストが少し高めの位置でしぼられたオールインワンであれば脚長効果もありよりスタイリッシュに。ネイビー1色という鉄板ルールを守りながらもお洒落を楽しむことができます。

ネイビーファッションのコツ②:徐々にネイビー以外のカラーを投入していく

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学校生活に慣れてきたら、少しずつネイビー以外のカラーを投入してみましょう。
もちろんベースのカラーはネイビーとなりますが、トップスなど面積の小さいところから、ネイビー以外のベーシックカラーのアイテムを取り入れていけば悪目立ちしません。こちらのようにスカートは「ネイビー・キレイめ素材・膝下丈」と暗黙の規範にきちんと則り、トップスはコンパクトになるようスカートにタックイン。全体がきちんと上品にまとまっていれば、先輩ママに目をつけられることもありません。ネイビー以外のカラーを差すことで、コーディネートの幅がぐっと広がります。


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こちらもトップスにネイビーではないベーシックカラーを投入。スカートはネイビーで、膝下丈のIラインですっきりとしたものをチョイスすれば、清潔感があり品の良いネイビーコーディネートになります。トップスはやはりウエストにタックインすることが品格を保つには適していますね。さりげなく投入したトップスで程よくこなれ感も生まれ、なおかつ上品な私立ママ送迎スタイルを確立することができます。自信を持って履けるネイビースカートが1枚あれば、トップスでバリエーションを出すことができますね。毎日のマンネリ化防止にもお役立ちです。


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リボン付きネイビースカートは、私立ママファッションの王道です。リボンが甘くなりがちで苦手という方でも、こちらのような、ややタイト目シルエットのスカートであればハードルが低くなるのではないでしょうか。ハリ感のある白の、ゆるVネックブラウスをタックインすれば、清潔感と女性らしさを兼ね備えた私立ママ送迎スタイルの完成です。白は制服にも使われるカラーなので、取り入れやすいのも良いところ。さらにしっかりしたレザーの黒バッグやパンプスを合わせれば、きちんとしたイメージを保つことができます。お手本にしたい送迎ママコーディネートです。


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こちらはトップスに白を用いた、ネイビーパンツスタイル。前述したように白は制服にも取り入れられるカラーなので、学校で悪目立ちしにくく、そしてネイビーにも良く合います。控えめなピンストライプ柄も、周りの様子を伺ってさりげなく取り入れたいですね。真夏の送迎時にも活躍してくれそうな爽やかコーディネートです。ここでもパンツは、やはりフロントにタックの入ったきれい目のパンツをチョイスするのが無難。さらにシワになりにくい素材のものを選べば、アクティブなママでも安心して履きこなすことができます。1枚持っておくと便利なアイテムです。着丈は少し足首が見える9部丈が、パンプスと合わせた時にバランスよく見えます。また、背が低い方やフラットシューズを履かなければならないシーンでもきれいに見せやすいメリットがありますよ。購入時に着丈が少し長いと感じたら、お直ししてもらうことをオススメします。


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ベーシックカラーの投入に慣れてきたら、このような淡いブルーのブラウスとのコーディネートはいかがでしょうか。ネイビーと同系色のブルーであればコーディネートから浮きにくく、知性的な印象を保つことができます。さらにグレーのバッグや白のパンプスなどで寒色系のグラデーションを作れば全体的にまとまって見えますね。爽やかなブルーは好感度がアップしやすいカラーなので、きちんとしたネイビーのスカートに合わせてぜひチョイスしてみてください。


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こちらは私立幼稚園&小学校ママの王道なフレアスカートに、寒色ブルーのレースブラウスをプラスしたコーディネート。こちらもブラウスをスカートにタックインして、カラーをさりげなく投入しています。また、膝の隠れる着丈のフレアスカートはママ受けはもちろん、優しい印象を醸して先生からも淑やかで素敵だと思われるかも?こちらのように少しハイウエストに着られるスカートは気になるお腹周りの体型カバーにもなるので一石二鳥です。このように、ネイビーがマストな私立幼稚園&小学校でも、上手にコーディネートを組み立てれば、浮かずにお洒落なファッションを楽しむことができます。


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ネイビーのフレアスカートは大活躍ですが、時にはしっかり丈感の長いものを選んでも、いつもの雰囲気を少し変えることができます。ブルーのトップスを合わせれば爽やかで好感度の高いスタイルがのぞめます。間違えれば老けて見えがちなネイビースカートを若々しい印象にブラッシュアップ。また、ゆるく空いたVネックはデコルテをきれいに、そしてコーディネートに上品な印象をもたらしてくれるのでママ世代におすすめのトップスアイテムです。

「送迎スタイル」にバリエーションを持たせればお洒落ママに!


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今回は地味になりがちなネイビーのファッションをおしゃれに見せるコツや、コンサバ園でも浮かない上品なネイビーのスタイリングをご紹介しました。いかがでしたでしょうか?ネイビーをただ着て、周りと協調することばかり考えているだけでは毎日のファッションがつまらないものになってしまいます。”ネイビーしばり”の暗黙のルールを守りつつ、さりげない変化をつけてお洒落ママになりましょう!

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