紫外線による【頭皮と髪のダメージ】を防ぐためにできること

暖かくなり紫外線が強くなる季節になりました。3〜4月ごろになるとドラッグストアなどで顔や肌用の日焼け止めがズラリと並び始め、日焼け対策を意識し始める人も多いのではないでしょうか。。
しかし、実は紫外線をもっとも浴びやすい場所は『頭皮と髪の毛』なのです。
今回の記事では、紫外線による頭皮と髪へのダメージの影響や予防策、ケアなどをご紹介します。

紫外線、どれくらいの時期からいつまで注意が必要?時間帯は?


紫外線のピークは5月から7月!
紫外線は年中降りそそいでいますが、気象庁のデータによると、3月頃から急激に強くなりはじめ、5~7月にかけてピークを迎えています。1日の中では、10時頃から14時頃までが最も強いとされています。この時間帯に降りそそぐ紫外線量は1日の50%とも言われています。曇りの日は油断しやすいですが、雲が明るい曇りの日なども、晴れの日と同様に注意が必要です。また、日本では南へいくほど紫外線は強くなりますので、肌はもちろん、髪や頭皮においても充分な対策を心がけることが必要です。

よく聞くUVA、UVBの違いとは?

紫外線=UV
紫外線とは、地球に到達する太陽光線のうちエネルギーの高い光のことをさします。
地球に届いている紫外線は一般的に《UVA》《UVB》と言われています。

《UVA》→肌への影響が多い
地表に届く紫外線のうち、約95%がこのUVAです。UVAは特に肌に強く影響を与えます。エネルギーは弱いものの、長時間浴びた場合肌は弾力を失いシワやたるみといった老化現象をひきおこすと考えられています。さらにメラニン色素の合成を増やし、シミが目立つ原因をつくるとも言われています。

《UVB》→髪への影響が多い
残りの約5%がUVBですが、特に髪へ強く影響を及ぼすと言われているのです。実はこの光が当たると、髪に含まれるメラニン色素が分解されてしまい、カラーの褪色などの原因になると考えられています。また、活性酸素の影響でキューティクルがひび割れたり手触りや見た目を大きく損ないます。美しい髪を保つためにはこのUVBを防がなければなりません。ちなみに紫外線が肌表面で吸収されるため火傷のように肌が赤くなったりするのはこのUVBのしわざ。長時間当たっていると、皮膚ガンの原因にもなるので要注意です。

紫外線による髪と頭皮への3大悪影響!


①カラーの褪色
紫外線でカラーが褪色してしまう原因は、紫外線によってメラニン色素が壊されてしまうからなのです。
メラニン色素は紫外線を吸収してくれるの役割を持っていますが、紫外線量が増えると吸収しきれなくなり分解されてしまいます。その結果メラニン色素が減少し、髪の色が薄くなってしまいます。メラニン色素とは紫外線などのダメージから髪を守り、色艶を保つ役割の色素。そのメラニン色素が壊された状態では髪もダメージを受けやすい状態になってしまいます。

②毛先の枝毛・切れ毛
髪はタンパク質の一種であるアミノ酸システインが結合してできています。このアミノ酸システインが紫外線の影響により分解されることで、髪に悪影響を及ぼします。紫外線によってアミノ酸システインが分解されると髪が弱くなり、毛先の枝毛や切れ毛の原因になります。せっかく普段お手入れしても、紫外線によって枝毛や切れ毛ができてしまうのは勿体無いですよね。

③頭皮へのダメージ
紫外線が髪の毛に与える影響も大きいですが、見落としがちな頭皮へのダメージも深刻です。髪は枝毛やパサつきなどで実際に目で見てダメージに気付くことができますが、頭皮は 目で見て確認することが難しく、気付かないうちにじわじわと細胞を破壊されてしまいます。髪の毛を作る大切な細胞を毛母細胞といいますが、紫外線により毛母細胞がうまく働かなくなると、新しい髪の毛を作ることができなくなり抜け毛や薄毛の原因になってしまいます。健康な髪は健康な頭皮から作られます。これから生えてくる髪のためにも、頭皮の紫外線予防は大切なのです。また、毛根の中にある色素細胞の損傷は白髪の発生も促します。白髪が気になる方も、頭皮への紫外線対策が必要です。頭皮は、髪の毛を育む土壌のようなもの。現状だけでなく、ゆくゆく困らないためにも予防のケアが不可欠です。

髪と頭皮への紫外線対策はどうすればいい?

日傘で紫外線を浴びない!

紫外線による髪と頭皮のトラブルを防ぐには、まずは日傘が最有力です。UVカット効果の高い日傘を選べば、真夏などの紫外線が強い季節の心強い味方になります。日傘を選ぶ際には”紫外線遮蔽率”が90%以上あるものを選ぶとベターです。購入時に日傘の説明書きを読んで選ぶようにしましょう。「日傘を持ち歩くのがめんどくさい・・」という方には、雨天兼用の折りたたみの傘もおすすめです。自分の生活にあった形の日傘を選んで、紫外線の強い季節に有効活用するようにすれば、髪と頭皮へのダメージを減らすことができます。また、日傘のUVカット効果は永久的なものではなく、使用するごとに効果が減ってきてしまいます。日傘の効果を発揮させるには2〜3年を目安に買い換えるのが基本です。肌だけではなく髪と頭皮も意識して日傘を持ち歩きましょう。

帽子で頭をカバーする&ヘアスタイルに注意

日傘と同様に、帽子をかぶるのも紫外線対策として効果的です。帽子は色が濃いと熱を吸収して蒸れてしまうので、薄めの色で汗を吸収しやすい素材で、通気性の良いものを選びましょう。つばの広い帽子であれば顔や首周りの紫外線対策もできるので一石二鳥ですね。ロングヘアなどで帽子から髪が出てしまう場合はダウンスタイルではなく、ローシニョンなどにしてまとめると、紫外線の当たる髪の面積を減らすことができます。特に紫外線の強い日は、ヘアスタイルにも気をつけることで髪のダメージを抑えることが必要です。毎日の心掛けで、きっとその効果を実感できるはずです。ぜひ実践してみてください。

UVケア効果のあるスタイリング剤やトリートメントで髪をコーティングする

UVケア用のスタイリング剤などは、ひと昔前までの重くベタつく質感が進化を遂げ、近年では1本1本がふわふわっと軽く仕上がるものが出揃っています。髪のために直接紫外線対策を行うのであれば、UV効果のあるヘアケア剤が必要です。3月から9月の紫外線が強くなる季節には、UVケア効果のあるものに切り替えることをおすすめします。その季節に合わせて、ヘアケア剤を選ぶことで紫外線や乾燥など、季節による悩みは解消せれていきますよ。ワックスやヘアクリームといったスタイリング剤にも、紫外線吸収剤の入っている商品も多くあります。しかしメインの効果が髪の紫外線対策という商品ではないので、確実に紫外線から髪を守れるとは言い切れません。

ここからはおすすめのヘアケア剤をいくつかご紹介します。

《B.R.Y(ブライ) SPFスプレー》

メイクの上からも使えるサラサラ感触の日焼け止めスプレーです。
国内最高値の紫外線カット効果で肌を紫外線から守ります。
SPF50+PA++++、SPF(UVBを防ぐ指標)、PA(UVAを防ぐ指標)ともに国内最高基準値をクリア。
髪にも、顔にも、肌にも、全身に使うことができる便利な紫外線予防スプレーです。
SPF50+PA++++でもUVカット剤がベタつかない霧状のミクロ噴射でメイクの上からも全身もサラサラスプレー、髪にもベタつかずサラサラ、たとえ近くで噴射しても白浮きしません。注目の整肌成分フラーレンを配合し、日焼けで乾燥した肌のザラつきやキメも整えます。ヘアスタイルを邪魔しないふわっとした質感でありながら紫外線カット。お出かけ前に噴射すれば1日さわやかなフルーツの香りも楽しむことができます。香水や柔軟剤の香りも邪魔せず、スタイルはキープしたまま紫外線から髪を守ります。レジャーなどでは持ち歩いて気になるときに気軽に使うことができますよ。

《アリミノ スプリナージュ UV シャワー SPF23 PA++》

守る、避ける、修復の3本柱で美しく紫外線ケアすることができるUVカットスプレーです。
地肌をケアしながら今ある髪も美しく整える、「肌髪ベースメイク」を掲げたスプリナージュ。アルガンオイルやダマスクローズなどの肌に優しい成分は頭皮や首すじにももちろんOK。SPF23、PA++は、肌と髪に毎日無理なく使えて防御率もキープした設定です。
香料不使用の低刺激処方で肌と髪の両方に使える全身用のUVカットスプレー。肌や髪にサッとスプレーするだけで紫外線のダメージを予防しながらトリートメント効果を発揮。全身の日焼けや紫外線ダメージによるカラーの褪色、切れ毛や髪の傷みを抑えます。肌にも髪にもさらさらの使用感。低刺激にこだわった処方で敏感肌の方にもお使いいただけます。普段のお出掛け前の習慣として取り入れてみてはいかがでしょうか。

《ヘアシーズンズ アロマシロップス UVカットスプレー アイスポラリス》

SPF50+ PA++++でしっかりUVカット。全身に使用できるUVカットスプレーで、サンカットしながらうるおいケアもできる優れものです。スプレータイプで、髪や頭皮など日焼け止めを塗りにくい部分にもシュッと簡単。ベタつき、白浮きがないクリアスキン処方です。
紫外線を気にせず、屋外でのスポーツやレジャーを楽しみたい方にも、サンカットしながら、髪・肌へのうるおいケアをしたい方にもおすすめのUVカットスプレーです。使用方法は、髪や肌から10~15cm程度離してスプレーし、ムラなくのばしてください。顔に使用にする場合は、一度手のひらに出してから、少量ずつのばします。日やけ止め効果を保つために、日中もこまめに塗りなおすと効果をしっかりと得ることができます。香りは極夜が訪れる北極圏の国、アイスランドをイメージし、みずみずしいカモミールを加えた、涼しげなハーバルシトラスの香りです。爽やかな香りとともにUVカットを万全にしましょう。

《シュワルツコフ BCクア サンシールトリートメント》
紫外線によるダメージをピンポイントで徹底ケアするスプレートリートメント。アミノケラチンコンプレックスがダメージ部分を補修して強度としなやかさのある髪へと導きます。また、親水性の高いパンテノール、グリセリンが毛髪内部に浸透し、水分を補給します。そしてスイートアーモンドオイルとパームオイルが髪一本一本の表面を包み込み、キューティクルを保護することで、毛髪内部に水分を閉じ込めます。軽くて伸びがよいスイートアーモンドオイルとパームオイルが薄く均一に髪表面を包み込むので、軽い仕上がりになりますよ。香りはラグジュアリーフローラルフルーティーの香り。優雅で贅沢な時間を過ごす、大人の女性を癒しの気分に導くために選び抜かれた果実と花々の香りです。

《セフィーヌ ビューティプロ ハーブUVカットシャワー》
こちらも全身に使えるスプレータイプの日やけ止めです。いつでも、どこでも気軽に使えるミストタイプのスプレー式高機能日やけ止め。 保湿成分がお肌をうるおいのベールでおおい、UVカットパウダーが紫外線をしっかりカットする最高水準のUV防御機能で、 紫外線から全身を守ります。お肌にやさしいノンケミカル処方なのも嬉しいポイント。さらに汗や水に強いウォータープルーフタイプです。メイクキープ機能がメイクくずれを防ぎ、スプレー式なので塗り直しも簡単です。日やけ止めが使えない髪にもお使いください。 ・ノンケミカル処方 ・保湿 ・白肌ケア ・エイジングケア ・肌荒れケア(消炎) ・専用クレンジング不要 ・ウォータープルーフタイプの仕様で、グレープフルーツ精油の香り。使用方法は缶を上下によく振り、頭や肌から15~20センチ程度離して、円を描くようにスプレーします。ムラのないようにスプレーしやすいのもスプレータイプのメリットです。

頭皮と髪を紫外線から守りましょう


今回の記事では、紫外線による頭皮と髪へのダメージ、影響や予防策とケアについてご紹介しました。いかがでしたでしょうか?髪は加齢とともにパサつきが気になるもの。紫外線でダメージが進行しないようしっかりと日差しから守って行きましょう。

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