【悩ましい2人目の出産時期】1人目との育児費用や大変さの違い

ミルクにオムツ替えと慌ただしい赤ちゃん時期が過ぎると、少しずつ育児にも慣れていき心に余裕が生まれます。
そんなときに考え始めるのが、2人目の子供の出産時期について。
周囲からも「2人目は?」なんて聞かれることもあるかと思います。
本記事では1人目と2人目の育児費用の差や、育児の大変さの違いについてご紹介します。

2人目の出産時期は人それぞれ


焦らず自分たちのタイミングで
赤ちゃん時期を経て育児が少し落ち着いてきた頃、2人目を計画しているのであれば出産時期について考え始めるのではないでしょうか。
けれども1人でも育児が大変なのに、上の子のお世話をしながらと考えると不安に思う部分も多いかと思います。

しかし年々と出産年齢が高齢化している現代では、年齢のことを考えると2人目の出産時期はできるだけ早い方が良いと考える方もいるでしょう。
また2人目の子供を出産する場合には、上の子との年齢差も気になるところです。

そして友人や知人から2人目の出産報告があるたびに、「うちも計画しなきゃ」と気持ちが焦ることもありますよね。
けれども家庭の事情や環境などにより、1人目は同じでも2人目の出産時期のベストなタイミングというのは人それぞれです。

そのため周囲に「2人目はまだなの?」なんて聞かれても焦る必要はありません。
ご夫婦でしっかりと話し合い、ママ自身の体調やお子さんの成長の様子を見ながらベストな時期を見極めましょう。

出産時期の悩みで多い上の子との年齢差
そろそろ2人目と考え始めるようになってから、一番に意識する点は上の子との年齢差ではないでしょうか。
こればかりは授かりものなので、計画通りには難しいかもしれません。しかし1つの目安として、何歳差が良いのか漠然と考えておくのもいいでしょう。

子供の年齢差に関しては、何歳差が良いというものはありません。年が近かったり逆に離れていても、それぞれ良い点と悪い点があるので正解はありません。しかしママ達の理想としては、子供の年齢が近い2歳差か3歳差がベストという声が多く聞かれます。

1歳差など子供の年齢が近ければ近いほど、特に幼児期の育児はより一層大変だと思います。
けれども上の子と一緒に成長していけるので、育児期間が短く自分の時間を早く持てるといったメリットがあります。

一方で2人目の出産時期をゆっくり考えている場合。4歳5歳という年の差があると、上の子が下の子の面倒をみてくれたり、ママ自身も余裕をもって育児ができるといった良い点もあります。

ですが年が離れるほど育児期間が長くなるため、なかなか自分の時間を持てなかったり、高齢になるほど体力的に育児の負担が大きいというデメリットもあります。

1人目と2人目の育児費用の差


工夫次第で育児費用を軽減できる
出産時期の次に気がかりなのが、2人目の子供にかかる育児費用なのではないでしょうか。
経済的な負担を考えると、2人の子供をきちんと養っていけるのだろうかと不安に感じる方もいるでしょう。

しかし2人目の場合、上の子の衣類や玩具のお下がりを使うことで育児費用を1人目よりも抑えることができます。
ベビーカー、抱っこ紐、ベビーベッドなど、これらを一から準備するとなると大きな出費になりますよね。

また2人目ともなると初めての育児とは違い、育児に必要なものとそうでないものが見分けられるようになったりすることも。
そのため余計な出費が抑えられるので、工夫次第では2人目の方がお金がかからないと感じる方も多くいらっしゃいます。

2人目だと出産費用が安くなる病院も
2人目の出産は初産ではなく経産婦になります。そのため多くの病院では、体調に問題がない限り初産のときよりも入院期間が短くなります。
それに伴い、1人目のときよりも出産費用が安く済むことが多いのです。

また病院によっては、上の子と同じ病院で出産すれば入院費用を割引してくれることもあります。
よって出産助成金と合わせると、2人目の子供にかかる出産費用は1人目よりも軽減されます。

出産に関しては時期や費用の他にも、入院中は上の子を誰に預ければいいのかという悩みも出てきますよね。
パパの仕事が忙しかったり、家庭の事情により預ける場所がないというケースもあります。

病院によっては子連れ出産といって、上の子と一緒に入院できるところもあります。
そのため上の子がママと離れられない、または身内に預けられる方が居ないのであれば、子連れ出産が可能な病院を探してみてはいかがでしょう。

2人目の育児は1人目より大変?


大変かどうかは産んでみないとわからない
「2人目の方が育児が楽」という声も中にはありますが、産まれてくる子の性格にもよるので一概に楽とは言えません。
ただし2人目ともなると要領がわかってくるので、1人目よりも子育てを楽しめるようになったという方もたくさんいらっしゃいます。

そうはいっても出産時期によっては、上の子がちょうどイヤイヤ期にさしかかったりすると一苦労することも多々あります。
また上の子はよく寝てくれたのに、下の子は全然寝てくれないといった赤ちゃん時期ならではの悩みが生じることも。

出産に関しても2人目の方が楽という声をよく聞きますが、実際に産んでみたら1人目よりも大変だったというケースもよくあります。
そのため育児の大変さは、子供の性格や出産時期によっても左右されるため産んでみないとわからないというのが正直なところです。

2人目出産で育児ノイローゼになることも
1人目のときは幸せいっぱいで子育ても苦痛にならなかったのに、2人目の出産を機に育児ノイローゼになったという方も中にはいらっしゃいます。
子供が1人から2人に増えると、生活リズムの違いからママ自身が十分な睡眠を取れないなどといった問題が生じます。

他にも下の子をやっと寝かしつけたのに、上の子が騒いで起きてしまったなど日々のちょっとした出来事がストレスに感じることも多いでしょう。
また2人目の出産時期が遅めだと、1人目の子育てが落ち着き自分の時間を少しずつ持てるようになった頃だと思います。

そんな中でやっと手に入れた自分だけの時間を手放し、再び育児中心の生活に戻ることに不安やストレスを感じてしまう方もいらっしゃいます。
でも子育ては永遠に続くのではなく、長い目で見ると一瞬で子供はあっという間に成長してしまいます。

だから楽しまなきゃもったいないですよね。それには育児費用などの経済面だけではなく、ママの心に寄り添いながら出産の時期を考えることも大切です。

2人目ならではのメリットとは?


2人目と聞くと、今の倍大変になるのではないかと心配になりますよね。確かに大変に感じることも多くなるかもしれませんが、実は良い点もたくさんあるんです。たとえば以下のようことが考えられます。

・上の子が赤ちゃんの面倒をみてくれるようになった
・ママ以外に遊び相手ができた

他にも泣き虫だった上の子が、見違えるほど頼もしくなったなどの喜びの声も。1つずつ解説していきますね。

年が離れていれば上の子が面倒をみてくれる
必ずしも子供が増えることで、育児が今までより2倍大変になるというわけではありません。
年子のように年齢が近ければ別ですが、4歳差など2人目の出産時期をゆっくりめにすると上の子が赤ちゃんのお世話をしてくれることも。

3~4歳にもなれば話をきちんと理解してもらえるので、ママのお願いを聞いてもらえることも増えるでしょう。
たとえばお手洗いやゴミ出しなど、ほんの数分ですが子供から目を離さないといけないときってありますよね。

そんなときに上の子に下の子を見ててもらったり、年の差があるほど助かる場面が増えていきます。
また2人目が産まれたことをキッカケに、上の子がお姉ちゃんらしくたくましくなったという喜ばしい声もよく聞きます。

ママ以外の遊び相手ができる
幼稚園や保育園に入園する前は、子供の遊び相手はママが中心になります。
だけどママだって掃除や洗濯、そして毎日の献立を考えたりとやらなければいけないことがいっぱい。

こんなとき家事をしている間だけでいいから、誰か子供の遊び相手になってくれないかなって思いませんか?
そんなときに兄弟や姉妹がいると、赤ちゃん時期は難しくても成長するにつれて子供だけで遊んでくれることが増えてきます。

そうするとママも子供が遊びに夢中になっている隙に、パパッと掃除や料理を作れるので助かりますよね。
子供が増えることで大変なこともありますが、遊び相手ができたり面倒をみてくれたりと2人目ならではのメリットも実はたくさんあるんですよ。

けれどもママが下の子ばかりに夢中になっていると、上の子が赤ちゃん返りしてしまうこともよくあることです。
皆がそうなるわけではありませんが、産まれしばらくは上の子の心のケアもしっかりしてあげると良いですね。

1人目とは違った苦労があることも


2人育児には良い面もあれば、当然今までとは違った大変さも多々あります。主に挙げられるのが以下の3点です。

1.妊娠中でも育児に休みはない
2.仲が良いほど子供の喧嘩が絶えない
3.保育料が2倍になる

1つずつ詳しくご説明しますね。

2人目ならではの苦労➀:妊娠中でも休みはなし
1人目の妊娠中は、体調が思わしくなければ横になったり好きなときに休めてましたよね。
でも2人目ともなると、つわりがあっても1人目のようにのんびりと過ごすことができなくなります。

元気いっぱいの子供が家にいれば、必然と遊び相手をしてあげたり料理を作ったりと休む暇がありません。
上の子がまだ小さいと抱っこしてあげたり、幼稚園や保育園に通っていれば送り迎えもしなければなりません。

そのため体力的には2人目の方が大変なので、パパをはじめ周りの人にサポートしてもらいながら上手く妊娠期間を乗り切っていきましょう。

2人目ならではの苦労➁:子供同士の喧嘩が絶えない
2人目が産まれることで遊び相手ができる一方、子供同士の喧嘩が絶えないと頭を悩ませているママもいらっしゃいます。
玩具の取り合いや自分の思い通りにいかないなど、喧嘩の原因は些細なことがほとんどです。

けれども毎日のこととなると、ママにとっては大きなストレスになることも。
また喧嘩をしたとき上の子ばかり叱ってしまったり、子供達への接し方について悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

1人目のときは競争相手がいないのでのんびり過ごしていたけれど、2人となれば時にはライバル同士になることもありますよね。そして弟や妹が産まれたことで、今までにはなかった感情が芽生えてきます。
しかし子供の性格や性別、または出産時期によっても喧嘩の仕方も変わってくるので、必ずしも喧嘩が絶えないというわけではありません。

2人目ならではの苦労➂:保育料が倍になる
経済的なことを考えると、漠然と不安に感じてしまう方は多くいらっしゃいます。
年子または2歳か3歳差であれば、幼稚園もしくは保育園に通わせるとなったときに一時的に保育料が倍になります。

また場合によっては授業料だけではなく、制服やバッグといった保育用品のお下がりができず同じように全て揃えなければならないことも。
他にも高齢で出産した場合には、子供が成人する前には定年退職するケースも少なくありません。

そのため2人目が高齢出産になるケースでは、高校や大学に進学したときに学費を支払っていける経済状況であるかどうか考えてみてください。

2人目の出産時期は焦らずよく考えて


子育ては教科書通りにはいかないことばかり。
「1人でも大変なのに2人目なんてまだまだ!」と考えている方でも、周囲で次々におめでた報告があると心のどこかに焦ってしまう自分がいるのではないでしょうか。

けれども2人目の方が育児が楽という声もあれば、上の子のお世話をしながらだから体力的に辛いという方もいます。
しかし上の子のお下がりを使ったり、経済的な負担は1人目よりも少ないというメリットも2人目にはあります。

他にも子供に遊び相手ができたり、上の子が下の子のお世話をしてくれたりと見ていて微笑ましく感じることもあるでしょう。
2人目ならではの苦労は妊娠時期から始まりますが、子育てはどんなに大変でも一時のこと。

今は育児に家事にと目まぐるしい日々でも、子供が成長したときに必ず良い思い出として心に残ります。
体力的なことや経済的な負担を考慮した上で、ベストな2人目の出産時期を考えてみてくださいね。

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