
和洋食OK!毎日使いたい【ブルーの食器】で食卓を華やかに
食器といえばつい合わせやすさを考えて、白いお皿が増えてしまっていたりはしませんか?白い食器はもちろん合わせやすいですが、ひとつ色を添えると彩りよく料理が映えます。そこでおすすめしたいのが「ブルーの食器」。いま巷で隠れたブームにもなっているブルーの食器を取り入れれば、食卓が今っぽく、華やかになります。今回はおすすめのブルーの食器や取り入れ方をご紹介します。
古くから馴染みのあるブルーの食器
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ブルーの食器は青磁や陶器の塗り物など古くから日本人に馴染みのあるものです。また海外の有名な老舗食器メーカーなどでもよく取り入れられている色であり、和洋食に関わらず料理を引き立ててくれる万能さがあります。
実際に料理を盛った食卓でイメージ作りしてみましょう
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和食も洋食もカバーしてくれる「白山陶器」の”ブルーム”
つくねや煮物をのせた和食のプレートにブルーの模様が美しいお皿をチョイス。これが無地かそうでないかで華やかさが随分変わってきますよね。こんな風にごはんとお味噌汁とワンプレートで、シンプルながらも味わいのあるセットはいかがでしょうか。こちらで使用しているブルー模様の食器は「白山陶器」から出ている”ブルーム”というシリーズのもので、大変人気があります。”ブルーム”は和洋食を広くカバーしてくれる食器です。
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同じ”ブルーム”のプレートをちらし寿司に使用しています。華やかでちらし寿司にしっかりマッチ。ブルーの模様がちらし寿司の鮮やかさを引き立ててくれます。かと言って他の料理の邪魔もせず、程よい存在感です。どことなくノスタルジックな模様で、和洋食の垣根を感じさせない雰囲気が、かえって和食をおしゃれにブラッシュアップしてくれています。
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きんぴらごぼうも”ブルーム”に。磁器特有の美しい白と青が、暗く見えがちな煮物などの和食も美しく見せてくれます。”ブルーム”を生んだ「白山陶器」は、長崎県の波佐見焼から古くは江戸時代から発展し、現在のかたちになったのは1958年。時代が変わっても、ふつうの人の暮らしになじむことを一番に考えたものづくりの姿勢をコンセプトにしています。 その一方で、同じところにとどまり、同じものを作り続けているというわけではないのです。「人々がその器を使う生活シーンをイメージするところから器作りが始まる」という白山陶器では、刻々と変化するライフスタイルに応じながら、次々に新しい商品がデザインされています。「華美ではなく、かといって平凡でもなく、新しさはあるが時代に左右されることなく、使っていて飽きのこないデザイン」を目指しながら発展してきました。 ものがあふれ、暮らしの道具にはその便利さや、いかに手間がかからないかを求められる今、“新しい定番”を生み出すことは、きっと容易ではないはずです。その中にあって、「白山陶器」で生み出された新たな商品の数々は、「グッドデザイン賞」や「ロングライフデザイン賞」などを受賞し続けています。 受賞歴は、変わりゆく暮らしのかたちに寄り添う、これからの定番を生み出したという、ひとつの証になるでしょう。ただ、白山陶器の”ブルーム”をはじめ、手にしたとき、そして使ってみたそのとき、華々しい受賞歴以上に商品そのものが雄弁にその使い勝手を物語ってくれるはずです。
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「白山陶器」の”ブルーム”は3時のおやつのケーキにも。モダンでエレガントな佇まいで様々なシーンを彩ります。「白山陶器」のデザイナー森正洋は波佐見町のとなり、佐賀県生まれ。多摩美術大学にてデザインを学び、出版社勤務などを経て白山陶器のデザイン室に入社しました。白山陶器がまだその名を今のものにする以前の1956年のことです。1978年に退社するまでの約20年の間、「日常の生活で使う食器を考え、形を創り、工場で生産することにより、多くの人々とともに共有し生活することにデザインの喜びを感じる」と、数々の商品を生み出しました。そのなかには「グッドデザイン賞」など、権威ある賞を受賞したものも少なくありません。そして、彼の名とともに、日本中に白山陶器の名が広がっていきました。こちらで使用しているプレートは”ブルーム”のフリーデリッシュという大きさのもの。フリーディッシュ」というその名のとおり、何でも盛れる自由なお皿です。ケーキでも汁物でも焼き物でも、すんなり受け入れてくれる程よい高さがあります。揃えておくと毎日3食でも使えてしまうスタメン食器になること間違いありません。
イッタラ(ittala)の”ティーマ”のブルー
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シェイプやサイズ、色の組み合わせが無限に楽しめるティーマ。機能性と耐久性に優れ、洗練されたシルエットのティーマは、デザイナーのカイ・フランクが「必要な装飾は色だけ」と語っているように、1952年の発売以来、変わらず愛され続ける、タイムレスなデザインがその魅力です。中でも人気なのカラーがブルー。”ティーマ”のブルーは品があり様々な料理と合わせやすいと定評があります。こちらのようにサンドイッチをのせても、さりげなく主張する”ティーマ”のブルー。少しフチが高くなっているので具沢山なサンドイッチが倒れにくいのはもちろん、汁気のある料理をのせても安心なのが嬉しいポイントです。
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普段の何気ない料理でも、そこに盛るだけでレストランで食べているかのような気分にさせてくれる”ティーマ”のプレート。家での料理はついつい食べたいものばかりつくってしまうので、彩りが悪くなってしまいがち。しかしこちらのように、料理の色に含まれていない色の”ティーマ”のブループレートに盛り付けてみると、一気に料理が華やかに美味しそうに見えてきます。
「イッタラ」はフィンランド・イッタラ村の小さなガラス工場で生まれました。それは人々の日々の日常を明るく照らし、豊かにするものとなり、時代を超えて今に生きています。「独特な個性を放ちながらも生活の中にとけこみ、使いやすいもの」「そのデザインが持つ人の個性をあらわし、決して飽きがこないこと」それらコンセプトをもとに世界中で愛されている食器メーカーです。「イッタラ」にとって核となる理念は、食事するとき、雰囲気を変えたいとき、また家にちょっとしたものをとっておきたいときなど、毎日の生活のどんなときにも、そこに楽しみと喜びをもたらす、美しく機能的で、丈夫な製品を提供することです。「イッタラ」の商品は既に家にある他の商品だけでなく、他のシリーズとも組み合わせられるようにデザインされています。特にティーマのブルーは様々なタイプの食器との相性がよく、デイリーに使いやすいと人気のあるカラーです。
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朝食のプレートとして取り入れてもフレッシュで素敵な”ティーマ”のブループレート。こちらの21センチのプレートはワンプレートごはんにうってつけの大きさです。トーストとサラダだけなのに、まるで海外のおしゃれな朝食のようですよね!朝は視覚に鮮やかなものを入れると目も醒めますよ。ブルーの食器、初心者さんにも使いやすくておすすめしたいのが”ティーマ”です。
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”ティーマ”にはボウルタイプも存在します。こちらのようにサラダを盛ったり、スープに使っても丁度いいサイズです。プレートとお揃いで使っても、統一感があって素敵な食卓になります。
「アラビア(arabia)」の”24h Avec”
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小さめのハンバーグをのせたのは「アラビア」の”24h Avec”です。
”24h Avec” はヘイッキ・オルヴォラがデザインした 24hをベースに、カティ・トゥオミネン=ニーットゥラがデコレーションを施しました。日本では、フィンランドを舞台にした映画「かもめ食堂」の1シーンに登場したことから一躍脚光を浴びました。カティ・トゥオミネン=ニーットゥラは日本の陶芸に造詣が深く、彼女の作品には和の趣を感じさせるものが数多くあります。”24h Avec”も彼女の作品らしく畳の目のような模様が繊細なタッチで描かれています。シンプルで温かな雰囲気を持つ”24h Avec”は、和食から洋食まで幅広く使えるテーブルウェアです。
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こちらでは春巻きを。他の食器がモノトーンなので、”24h Avec”が程よいアクセントになってくれていますね。北欧食器は昔から「良いものを長く使う」という理念で作られているものが多く、こちらの「アラビア」”24h Avec”もその一つです。それゆえ古き良きものを大事にするという日本文化と通ずるものがあります。それゆえに日本の食卓に馴染みが良いのかもしれません。”24h Avec”の温かみのあるブルーのプレートは、ご紹介した他の食器と同様に大変使いやすく毎食使えるシリーズ。これからカラー物の食器を取り入れたいと考えている方にぜひおすすめしたい食器です。一切無駄の無い機能美をもったシンプルなフォルムは、どんなシーンや料理にも馴染み、その名の通り24h(24時間)活躍してくれます。
その他おすすめの「ブルーの食器」
「マリメッコ」の”ミンステリ”
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1951年にフィンランドで創立された、大人気の「マリメッコ」より。シンプルな配色でありながら、豊かな表情を持つ美しい”ミンステリ”。こちらは、これまでも絵画的な作品を手がけてきたアイノ-マイヤ・メトソラによってデザインされたもの。ボビンレースのように配置された草花が、ブルーの点と短い線によって緻密かつ躍動的に描かれています。華やかでありながら落ち着きも感じさせられるミンステリ柄。どこか和食器に通じる趣を兼ね備えているため、普段の食卓でも気負うことなく使うことができます。
「アラビア」の”エステリ”
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アラビア創業100周年を記念してデザインされたエステリ柄が、新シリーズとして復刻したシリーズです。白地にネイビーの大胆な柄、咲き誇る花々の饗宴といった風情の”エステリ”。一見デコラティブでありながら、すっきりとした色使いで食卓に馴染み、華やかに演出してくれます。エステリ柄は1973年、アラビア工場の100周年を記念して、エステリ・トムラがデザインしたもの。その一年だけ、カップ&ソーサーが生産されています。 それから44年の時を経て、フィンランド独立100周年記念アイテムとして10種のマグが作られますが、”エステリ”はその一つとして復刻しています。高貴な印象の深く静かなブルー。華やかに踊るような花々の、圧倒的な美しさをたっぷりご堪能ください。
中でも19㎝プレートは、デザートや1人分のおかずにピッタリな大きさ。しっかりとフチが立ち上がっていますが、絵柄が華やかな分、リムの幅はすっきりと細めに取られています。お皿全体を使ってサラダやパスタなどを盛り付けることもできますし、ほんの少しだけ盛り付けても、華やかな絵柄が引きたててくれるため、物足りなさは感じません。
「マリメッコ」の”カステヘルミ”
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できれば、毎日丁寧に料理をしたい。でも、そんな日ばかりではありません。ちょっと手を抜きたくなるときもあります。そんなとき、簡単な料理でも不思議とキチンと見せてくれるのがこの”カステヘルミ”のボウルです。フィンランドのデザイナー、オイヴァ・トイッカが手掛けた”カステヘルミ”のボウルは、まるでしずくを纏ったような上品な佇まい。焼き菓子や、お酒のつまみ、果物などを簡単に盛るだけで、グッと大人な雰囲気にしてくれます。また、深さがあるので、ヨーグルトや汁気のあるお浸し、冷製スープなどにも合います。買ってきたお惣菜でも、このボウルに盛りつけるだけで立派な食卓に。他にも色展開がありますが、こちらの深みのあるブルーはガラス容器を使いにくい冬期でも使いやすいのでおすすめです。
ブルーの食器を上手に取り入れておしゃれに
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今回はおすすめのブルーの食器や取り入れ方をご紹介しました。いろいろな料理やシーンでブルーの食器を取り入れて、食卓をおしゃれに、華やかにしてみてくださいね。