
もしもの為に用意をしておきたい【災害に最低限備えておきたい防災グッズ】
地震や台風などの災害は他人事ではなく、誰にでも起こりうるもの。
もしもの時の為に、皆さんは家に防災グッズを揃えていますか?
被災時の安全を確保するためにも、備えは万全にしておきたいものです。
しかし、いざ防災グッズを揃えるとなると、
実際に何が必要なのか、今ひとつわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では最低限備えておくべき、おすすめの防災グッズをご紹介します。
これだけは最低限用意しておきたい物
起きてしまってからでは間に合わない災害に対する備え。
大きな災害に見舞われる前に、最低限揃えておきたい防災グッズをピックアップしてみました。
「何も用意していなくて、何から用意したら良いかわからない」
そんな時にぜひ役立ててみてください。
なお、各アイテムはいざという時にきちんと使えるよう、事前に試しておくことも重要です。
これだけは最低限!①飲料水・非常食
まず絶対に必要なのは食料です。飲料水はとりあえず1人あたり1.5Lを目安に確保しておきましょう。非常食は、乾パンなどの日持ちする非常用の食品も必要ですが、非常時には食べ慣れていないものはストレスとなることもあるので、好きなお菓子など食べ慣れたものも一緒に入れておくのがおすすめです。または購入時に試しに食べてみるのも安心感を得られるとおもいます。
いくつかおすすめの保存食をご紹介しますので参考にしてみてください。
<カゴメ 野菜の保存食セット>
野菜一日これ一本長期保存用190gを6本と、野菜たっぷりスープ3種6個を詰め合わせた、長期保存可能な「野菜の保存食」セットです。地震など災害時には野菜不足になりがちです。野菜も備蓄することで、万が一に備えましょう。スープは温めず、そのまま食べることも可能です。野菜飲料は原料野菜の全成分を含むものではありませんが、不足しがちな野菜を補うために役立てましょう。
<野菜の保存食セット>のメリットは以下のようなこともあります。
・水分補給と栄養補給が同時にできる備蓄品として。野菜ジュースは不足しがちな野菜の摂取も可能であり、栄養バランスを補うことができます。
・生鮮野菜高騰時にも安心です。
・手軽に野菜摂取できるので、保存食として以外に毎日の健康習慣にも。
・常温でもそのまま食べられるので、非常時でも手軽に野菜を摂取できます。
・災害食をおいしく、楽しく。常温でも食べられますが、温めるとより美味しくなります。
・パンやごはんのお供にも。災害時は、パンの缶詰やアルファ米とも、一緒に美味しく食べられます。
「野菜一日これ一本長期保存用」のココがおすすめ!
製造日から、なんと5.5年たってもおいしく飲めるように野菜を組み合わせ、さらに缶ぶたには腐食に強いポリエステルフィルムをコーティングすることで、長期保存が可能となりました。にんじんベースの新しいおいしさを楽しみながら野菜の栄養素を摂取することができます。 また「野菜一日これ一本長期保存用」の良いところは、おいしく優しい味覚設計。1缶に野菜1日分350g分をぎゅっと濃縮されていて、緑黄色野菜を中心に、30品目の野菜がバランスよく入っています。食塩・香料・保存料無添加です。
<尾西食品 アルファ米12種類全部セット(非常食 5年保存 各味1食×12種類)>
5年常温保存が可能で水でも作れる「アルファ米」保存食シリーズの12種類セットです。「アルファ米」とは、炊きたてご飯のおいしさをそのままに急速乾燥したもので、お湯で約15分、水で約60分でふんわりご飯・お粥ができあがります。また、お好みでいろいろな味が楽しめます。
使用方法は以下の通りです。
1.パック上部の切り口から開封し、中に入っているスプーンと、脱酸素剤を取り出す。
2.袋の底を目一杯広げる。
3.まず、スプーンでまんべんなくかき混ぜてからパック内側の注水線までお湯(非常時には水)を注ぐ。
4.更に良くかき混ぜ袋上部のチャックを閉めて蒸らす。(かき混ぜが足りない場合、調味料が偏り、均一に味付けされない場合が有るのでご注意)
5.お湯の場合は約15分、水の場合は約1時間で出来上がります。
もしもの被災時、ずっと同じものを食べ続けるのはとても辛いことですが、<尾西食品 アルファ米セット>は12種類もの味のアルファ米がセットになっているので、食べ飽きてしまう可能性がグッと低くなるのもおすすめのポイントです。
尾西食品のアルファ米は、なんと宇宙日本食にも採用されています。
2005年から宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙日本食プロジェクトに参画しており、2007年6月にはアルファ米『白飯』『赤飯』『山菜おこわ』『おにぎり鮭』の4種類が、日本国内では初の宇宙食として認証されました。※当該製品はJAXA向けの専用製品につき市販品とは内容が異なります。
1995年の阪神淡路大震災以降、それまで備蓄食糧の定番とされていた乾パンからアルファ米へと変わりました。尾西食品は『安心と思いがけない幸せを提供します』をブランドタグラインとし、食事が困難な状況でも、思いがけなくおいしい食事に出会うお手伝いをすることを追求しています。思いの外軽量で、避難バッグに入れておくのにちょうど良い大きさもポイント。
<井村屋 えいようかん>
長期保存可能(賞味期限設定5年)で、手軽にカロリー補給が出来ます。(1本でご飯をお茶碗一杯分)万が一の災害時・避難時に最適な備蓄・保存用ようかんです。食品衛生法で対象とされるアレルギー物質はふくんでおりませんので、どんな方でも安心して食べることができます。栄養成分60g(1本)当たり/エネルギー171kcal。
「あっさりとした甘さで程よい口当たりが良く、とても美味しい。」「甘すぎない上にやわらかいので喉にまとわりつく感じも無く、非常時でも食べやすい」などと口コミでも高い評価を得ている<井村屋 えいようかん>。災害時に甘い物があることで活力にもなると言われています。
ちなみに中身は5本の小包装セットになっています。大きな災害などでは何が起こるかわかりませんので、日常的にひとつバッグの中に忍ばせておくのもおすすめです。かさばらないので携帯してみてはいかがでしょうか。ちなみにこちらの商品は「こしあん」の仕様となっています。コンビニ等で一般的に販売されている井村屋の練り羊羹とほぼ同じものになりますので(長期保存用に若干レシピは異なります)馴染みのある味が、もしもの時でも食べやすいのではないかとおもいます。
これだけは最低限!②携帯用ラジオ・充電バッテリー
停電になった時、情報源としてラジオは有効な手段になります。スマートフォンの充電バッテリーも必ず用意しておきたい物のひとつです。ちなみにこちらの<スターリング クラブ ダイナモスウィングライトラジオ>という商品は、ラジオと手回し式の充電バッテリーがひとつになったものです。被災時は、正確な情報が要となりますので携帯用ラジオと充電バッテリーは避難バッグに入れておきましょう。また、電池式の物の場合は、いざ使う時に電池がない!なんて事のないように事前に確認しておくことが重要です。
これだけは最低限!③簡易トイレ
災害時の生活と通常時の生活は、大きく異なります。もちろん災害大国の日本に住む皆さんは理解されていると思いますが、実体験した方々はその理解を超えた現実に直面していると言われています。「水や食料は必要」と言われる方も多いですが、正直、水や食料は支援物資で何とかなる可能性があります。それ以上に忘れがちなトイレ問題について向き合う必要があります。
防災備蓄の中でも重要になってくるものが簡易トイレです。お腹が空いたり喉の渇きなどはある程度我慢することはできますが、人間の生理現象であるトイレを我慢することはできません。毎日の日常生活でトイレを欠かすことはできず、体の体調に応じて利用する回数が変化していくことが大きな特徴です。普段の生活と全く異なる状況になってしまうと、人間は緊張感などからトイレなどの生理現象の発生が普段よりも多くなる可能性が高まります。いつもよりトイレに行く回数が増える人が多くなりますが、自然災害などが発生すると普段のように利用することができません。
地震などが発生すると、水道管が破裂したり停電などにより上下水道が使用できなくなることが多くあります。現在の日本では水洗式のトイレが多いため、断水してしまうと汚物を流せないため利用できません。タンクの中にある水を使っても、数回程度しか利用できないため多くの人が困ってしまいます。水道管が使えても、自宅などの建物の倒壊などによって利用できない場合もでてきます。
自宅などのトイレが使用できない場合でも、避難所や公園などに行けば大丈夫だと考える人も少なくありません。避難所のある場所は、住宅などと比較すると安全な場所に設置されていることがほとんどです。倒壊などは免れていることが期待できますが、災害が発生している場所にあるのは同じになります。
避難した人全員が十分に使用するためには、膨大の数のトイレが必要になります。速やかにそれだけの数を確保することは難しく、簡易トイレの必要性が高まることは想像できますよね。自宅などにあるものとは違い、簡易トイレは水を必要とはしません。災害発生時に備えて用意しておいても、仮設トイレのように大きくないため広い場所を必要としないのもメリットの一つです。普段の生活とは違う不自由な生活になりますが、簡易トイレを防災備蓄として確保してあれば生理現象を我慢する必要がなくなります。
これだけは最低限!④医療品・衛生用品
いつも飲んでいる薬がある方は、必ず入れておきましょう。その他、消毒薬やばんそうこう、ガーゼ、ウェットティッシュ、胃薬、解熱薬など、使い慣れた医薬品を入れておくと、被災時にちょっとしたケガをした際の処置に使用することができます。また、避難時には免疫力が下がりやすくケガが化膿しやすくなることもありますし、備えておけば体調を崩したときにも安心です。
これだけは最低限!⑤アルミ温熱シート
避難先で寒い思いをすると、体力の消耗が激しくなります。
せっかく安全な場所に避難できたのに、寒い場所で震え続けると身を危険にさらしてしまうことになります。焚き火などで暖を取る事ができない状況におかれることも想定できます。たとえば、避難所では安全のために火気の使用は禁止されます。
また、就寝時には防寒対策をしっかりする必要があります。寒い思いをすると、体調を崩しますよね。体力を奪われ風邪を引いたり、持病をこじらせたりしてしまう可能性も高くなります。震災時に、避難所で命を落とす方の中には、「寒さ」が原因で体調を崩している方多いとも言われているのです。災害時には、避難所に数日間避難する可能性があります。被災時に避難所などで安全が確認できるまで過ごすのが一次避難。冬に体育館などで過ごすことになると底冷えが辛いです。その時にアルミシートがあると役立ちます。少なくとも、一次避難の数日間はアルミシートがあるとないでは体感温度がかなり変わってくるようです。できるだけ耐久性に優れている物を選ぶと良いとおもいます。
利用する時の注意点は、使用時に蒸れて結露することです。
アルミシートは湿気を外に逃がしてくれないので、使っていると中が結露で濡れることになります。これは、アルミシートという性質上、どんな商品を選んでも一緒です。結露で衣服が寝れてしまうと、そのことで体力を奪われることになります。そのため、タオルなどと併用して使ったり、密閉しすぎないようにして、結露に気を使いながら使うのがポイントです。
その他、日頃気をつけること
貴重品はすぐに持ち出せるようにまとめて置いて
財布や通帳などの貴重品は、いざという時にすぐに持ち出せるようにまとめておきましょう。
普段から持ち歩いているバッグや、財布類は、取り出しやすい場所・持ち出しやすい場所に収納する習慣をつけておくと◎。
防災グッズは年に1度は見直しを
防災グッズは年に1度は必ずチェックして見直しするようにしましょう。飲料水や食料品は賞味期限があるので、うっかり過ぎてしまっていたなんて事のないように補充することが大切です。賞味期限が切れる前に使ってみて、実際の使用感を試してから新しいものを補充するサイクルをつけておくと心強いですね。
もしもの時、自分や家族を守るために防災グッズを!
今回はもしもの災害時に備えておきたい防災グッズをご紹介しました。
ちなみに防災グッズは持ちやすいリュックなどにまとめて、玄関など、すぐ手に取れる場所に置いておくことも肝心です。
自分の身も、家族の身も、いざという時に守れるよう、防災グッズにぜひ関心を傾けて揃えておきましょう。