小物使いがポイント!ママ友との飲み会におすすめのコーディネイト術

普段立ち話やランチだけの関係のママ友たちから飲み会に誘われた、というシチュエーションってありますよね。そんなときに迷うのが服装。かしこまったパーティーというわけじゃないけど、いつもの格好よりは特別感を出したい……。そんな迷えるGRACY読者のために、今回はママ友同士のカジュアルな飲み会におすすめのコーディネイトTIPSをレクチャーします!

おしゃれだけど嫌味がないコーディネイトって?


会場の雰囲気にマッチした装いを
ママ友同士の飲み会というシチュエーションでは、会場はカジュアルなバーやレストランになることが多いはず。そういった場所では、最低限のスタイリッシュさは必要ですが、過度にラグジュアリーな装いは危険です。
パンツスタイルではカジュアル過ぎますが、露出の多いドレスやゴージャスなジュエリーを着けたスタイルは場違い。浮いてしまうのに加えて、ママ友たちから顰蹙を買ってしまうでしょう。

おすすめなのは、女性らしく上品なワンピースやフレアスカートをメインにしたコーデネイト。重要なのが丈感で、トレンドのミディ丈のものがグッドです。過度な露出を抑えながら、重過ぎない優雅さを演出することができます。

ワンピースをメインにコーディネイトするなら、ドレスのような華美なテイストが出てしまわないように、素材感でカジュアルさを演出しましょう。例えば、ざっくりしたニットワンピースなら、やわらかい女性らしさや親しみやすさが感じられる印象になるはず。ウールやツイードのワンピースもあたたかみがあっておすすめです。このような素材感のビスチェワンピースをブラウスとレイヤードすれば、グッドガールな雰囲気も出すことができるはずです。

スカートなら、カラーはダークグリーンやマスタードなど冬らしいものカラーを選べば、落ち着きの中にも華やかさを出すことができます。ママ友の中でも「さり気ないおしゃれさん」のポジションを獲得できるでしょう。

トップスは、オフショルダーなどデコルテが見えすぎるものは避けたほうがいいでしょう。こちらもポイントはカラー。ベージュやコーラルピンクなど明るさと優しさが感じられる暖色系のカラーをチョイスしましょう。肌の血色がよく見えるので、飲み会の雰囲気をさらに楽しくしてくれます。

シューズは一点集中の勝負アイテムをチョイスして

洋服は「いつもよりちょっとおしゃれ」が基本ですが、ママ友たちから意外とチェックされるのが足もと。シューズはシンプルなデザインでも、素材感やくたびれ感で値段の差が出やすいアイテムです。高すぎるヒールや派手な装飾がついたものは服と同じく嫌味になってしまいますが、一生使えるハイブランドの定番デザインのものをチョイスすれば、コーディネイトを周囲のママたちからも一目置かれるハイカジュアルなスタイルにアップデートできます。

おすすめのブランドは、サルヴァトーレ・フェラガモやジミー・チュウ、クリスチャン・ルブタンなど、いわゆる“ハズレなし”の王道シューズブランド。これらのブランドはゴージャスなデザインのものやトレンド感が強いもの、少し年齢層が高めのマダム向けのアイテムなども多いイメージがありますが、それぞれが定番アイテムとしてラインアップしているシューズなら、シンプルな中にもブランドらしさが光るデザインが施されていて、使い勝手もいいものが多いです。

フェラガモの代表的なアイテムで、世界中の女性の憧れにもなっているパンプス「ヴァラ」は、アッパーの中央部分に存在感のあるワイドリボン「グログランリボン」が配されています。また、もともとはバッグの留め金として登場した「ガンチーニ」という特徴的なモチーフがデザインされたシューズも大人気。このガンチーニはブランドのシンボルとして、キーケースやウォレットなどさまざまなアイテムにデザインされています。
「ヴァラ」と「ガンチーニ」、どちらもシンプルで上品なパンプスやヒールシューズですが、特徴的なデザインが入っているのでさり気ない高級感を演出することができます。

クリスチャン・ルブタンの特徴は、何と言ってもレッドソール。ルージュのように鮮やかなレッドカラーが、歩くたびにちらりとおしゃれさを主張してくれます。シューズ全体は、曲線が美しいシルエットが特徴。さまざまなデザインのシューズがリリースされていますが、定番モデルの「シンプルパンプ」や「ピガール」をチョイスすれば、目立ちすぎない適度なおしゃれさをアピールすることができるでしょう。

居酒屋などより大衆的なお店の場合は?


ご近所のママ同士で、近場の居酒屋など気軽な場所に集まる場合には、カジュアルにまとめた方が悪目立ちせずにすみます。このような場所なら、デニムなどの動きやすいパンツスタイルもOKです。シューズも、お座敷や掘りごたつのお店でも脱ぎ履きしやすいスニーカーなどを選んだ方がいいでしょう。

適度なおしゃれ感を出すには、トップスに工夫を加えてみてください。普段のお子様連れのシチュエーションでは、汚れが気になってなかなか着られないホワイトのトップスに挑戦するのもアリ。顔まわりまで明るい印象を出すことができます。ママ友たちにも「ちょっと普段とちがう?」と思われるはず。

ほかにも、ドルマンスリーブのニットなど一枚で着られて、リラックス感やこなれ感を出せるアイテムもおすすめです。ネック周りは、ボートネックやゆったりめのタートルネックなどゆるすぎず詰まりすぎないものがベスト。デイリーな中に少しだけエレガンスを感じさせる着こなしを目指しましょう。

顔への視線を分散させるには?


飲み会というシチュエーションでは、周囲から顔をじっくり見られてしまうことに抵抗がある人も多いのではないでしょうか。お酒が入って話が盛り上がり、時間も深くなってくると、メイクの崩れや顔の火照りも気になります。メイク直しのタイミングがあるかどうかはわかりませんし、何度も席を立って場を白けさせるのは避けたいですよね。そんなときは、顔まわりにアクセサリーをうまくコーディネイトすることで視線を分散させましょう。

トレンドの大ぶりハンドメイドアクセサリーがぴったり

コーディネイトに華やかさや彩りを与えてくれるアクセサリー。首もとにネックレス、耳まわりにイヤリング・ピアスなどをうまく取り入れれば、顔への視線を自然に分散させてくれます。飲み会で、席に座って対面するという上半身に周囲の視線が集まるシチュエーションにも最適と言えるでしょう。でも、本物の貴金属や宝石を使ったジュエリーは、カジュアルな場では場違い感が出てしまいます。そこでおすすめしたいのが、今大注目のアクリルビーズやウッドパーツなどを使ったハンドメイドアクセサリー。行き過ぎないナチュラルなデザインながら、大ぶりで存在感があるものが多いので、適度に存在感を放ってくれます。肌馴染みもよく、どんなコーディネイトやヘアスタイルにもマッチしやすいので、主婦を中心に大きなトレンドになっています。

とくに、ビーズやファーボールなどのパーツ同士を華奢な金属パーツでつなげて仕上げたものは、動くたびにゆらゆらと揺れるので、視線を集める効果が倍増します。アクリルビーズは、透明感のある爽やかな色合いから、秋冬らしいコックリとして落ち着いたカラーのものまで豊富に揃っていて、デザインの幅が広いのも嬉しいポイントですね。

さらに、アクリルビーズアクセサリーは、完成品を買うだけでなく自分で作るのも楽しみのひとつ。主婦の間ではオリジナルのビーズアクセサリーを作って販売するのが流行になっています。中には、ユニークなアイディアが詰まったかわいらしいデザインでテレビ番組や雑誌などのメディアに取り上げられるほど人気のアクセサリー作家になった人も。ママ友の中にも、有名なビーズアクセサリー作家のファンや、自分自身でアクセサリー作りをしている人がいるかもしれませんね。ハンドメイドのビーズアクセサリーを着けていれば、そんなママ友との会話を盛り上げるきっかけにもなるはずです。

気になる手もとにはさり気ないアートネイルを


そのほかにも、気を抜きたくないのが手もとのおしゃれ。料理や細かい家事、子育てがある普段の生活の中では、常にきれいにネイルをしておくのは難しいですよね。ママ友との飲み会でも、ゴテゴテしたロングネイルをした状態で参加するとやっぱり悪目立ちしてしまう可能性があります。

そこでプッシュしたいのが、シンプルなショートジェルネイル。とくに、はだ色に近いうすいピンクや、ベージュ、グレー、ブラウンなどのナチュラルなカラーが今年の秋冬のトレンドになっていて、嫌味もないのでおすすめです。さらに、今シーズンは手描きのアートなどがワンポイントで入ったデザインも流行中。こういった控えめなデザインなら、作りすぎないナチュラルな上品さでグラスを持つ手もとを彩ってくれるはずです。

ジェルネイルは、ツヤ感がありカラーがきれいに出やすい特徴があります。ナチュラルなカラーとの相性もグッドです。さらに、しっかりと爪をコーティングしてくれるのですぐにポロポロと落ちてしまう心配もありません。水を使う家事のときも爪を守ってくれるので、普段の生活にも支障はありません。ショートネイルなら、お子様を抱っこするときにも安心。世間の目を気にしてネイルをガマンしてきたママたちにもおすすめです。

絶対NGなのは過度な若見えやくたびれ感!


ここまで、コーディネイト術やおすすめアイテムをご紹介してきましたが、最後にママ友との飲み会では避けておきたいファッションについて触れておきましょう。

記事中でも触れてきた、過度にドレスアップした嫌味の強い服装はもちろんのこと、年齢を顧みない服装やあまりにもテイストが偏ったコーディネイトは悪目立ちし過ぎてしまいます。

例えば、極端に短いミニスカートやショートパンツ、へそ見えトップスなどを使ったギャルのようなファッションや、柄物、ネオンカラーなどヴィヴィッドすぎる色味などを多用したストリートスタイルは、10代女子のようでシチュエーションにマッチしません。

さらに、お子様を持つアラサー〜アラフォー女性がやってしまいがちなのが、所々にくたびれ感が出てしまっている詰めの甘いコーディネイト。普段お子様や旦那様の洗濯やアイロンに追われ、自分のワードローブのお手入れまで気が回らない! という方も多いのかもしれません。

しかし、大人の女性にはある程度の「品格」が求められるのも事実。飲み会の場にシワシワのシャツやヨレたスカートなど清潔感のないものを着てきてしまうと、普段の生活が思い出されてママ友たちも盛り下がってしまうでしょう。

記事前半でも触れましたが、特にシューズには気をつけたいところ。「いつものでいいや!」と思っていると、ソールのすり減りやアッパーの汚れなどは意外に目につきやすいもの。それに、ママさんコミュニティの中では見た目の印象は大切。「だらしない人」「うちの子をあまり関わらせたくない」という印象を持たれてしまう可能性は極力排除したほうがいいでしょう。

子育てや家事に追われるママだからこそ、息抜きはとことん楽しく!


いかがでしたでしょうか。日ごろ、家事全般や家計の管理、子育てや教育といったほとんどフルタイムの仕事に追われるママという立場。もちろん、その上で会社勤めや自分の才能を生かした仕事など、社会的なキャリアを築いている人もいます。大きなストレスにさらされるママたちにとって、友達との飲み会は必要な息抜き。不快な気持ちになる可能性はなるべく無くして、とことん楽しみたいですよね。

そのためにも、些細なやりすぎやちょっとした悪目立ちで、場の雰囲気を崩してしまわないよう、この記事を参考にしていただければ嬉しいです! 最低限の節度やルールを守りながら、あなたのセンスや個性を生かしておしゃれママを目指してください。

世の中には、母親が子供を置いて飲みに行くことに対して否定的な声もあります。でも、「休息」「息抜き」「好きなことをすること」は、すべての人に認められた権利。年末はショッピングやおしゃれを楽しんで、飲み会でも思いっきりおしゃべりしてストレスを発散してください! それが、家庭や仕事への活力になってくれるはずです。

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