アルプスの高峰!世界有数自然国スイスの大自然鉄道の七色旅

ヨーロッパには沢山の観光都市や様々な魅力を持った国が数多く存在します。華の都と呼ばれ人々を魅了し続けるフランスはパリから始まり歴史と伝統が広がるイギリスはロンドンと、日本では既にこの2国が最も旅行先としても人気を誇っていますが、実は今最もヨーロッパ内で欧州人達からの注目を集めている国「スイス」について今回はご紹介をしていきたいと思います。

まずは抑えておきたいスイスの基本情報から!

魅惑的な湖と高々に聳えたアルプスの国

「スイス」という国を思い浮かべてみるとパッと出てくる印象的な建物であったり観光地、有名な食べ物等があまり思い浮かばないのではないかと思います。
というのも日本国内の旅行会社でもスイス観光のパックやツアー等も取り扱いが少ない状況であり、比例しネット上での情報も一握り分にも満たない程錯綜している状況の為、日本ではあまり愛着であったり憧れを抱かれにくいマイナーな観光国として昨今まで認知されていました。

ただ、これは「日本国内」だけの話であって近隣ヨーロッパ諸国の例えばドイツやイタリア、ハンガリーにオーストリアに住む老若男女までもがもし今から旅行に行けるとするなら何処に行きたいか?という質問に対し必ず「スイス」と答えてくるのが大多数であるのが欧州圏内では常識です。
では何故そこまで人気があるのかという理由に迫って行きたいと思います。

スイスという国は国土面積も約4万1277km2(九州よりもやや小さい)という非常に小さな国であり、そこに住む人口も約793万人とお世辞でも大国とは名ばかりの小さな国背景があるというのが特徴の一つにあります。また、首都はBern(ベルン)という名の都市であり人口の7割はここに生活を置き残りの3割は山脈の間の小さな集落であったり湖の近辺に自分自身で建てた小さなログハウスに居住をしています。

大体の人がスイス=都会ではなく、ハイジの様に皆んなが羊や牛を飼って山の高峰で生活しているとイメージしやすいのですが、実はこの様にしっかりとした首都を設けてある一面、イメージ通りのもの凄くカントリー的な居住方法も設けている為とてもユニークな二つの異なる生活スタイルが人気の理由の一つに上がってきます。

公用語はフランス語、 ドイツ語、 イタリア語、 ロマンシュ語と独自の言語は持ち合わせてはおらず多くのスイス人がフランス語かドイツ語を話しその他の人々はイタリア語かロマンシュ語を話す為非常に言語学習的にも高い教育水準を誇っている為英語に関しては問題なく観光時でも通じる為そこも人気の理由であり安心出来るポイントともなっています。
語学堪能なスイス人はとてもスタイリッシュであり男女問わずにとてもスマートな方々が多いイメージです。

また、通貨に関してはフランと呼ばれする金貨を扱っている為、ユーロを持参したところで市内では支払いが出来ない店も多い為ここは注意が必要です。

人気の理由は?スイスが世界に誇る大自然の絶景を優雅に味わえるスイス鉄道

大自然を優雅に贅沢に味わえる鉄道旅

世界中には数多くの美しい建物や歴史建造物、大自然に沿った鉄道ラインが存在していますがスイスの鉄道旅は世界的にもトップクラスである事は既に言うまでもなく人々に認知されています。

鉄道旅?と聞いただけではあまりエキサイティングでもなく響きとしてはちょっと退屈そうにも聞こえてしまいがちですが、スイス鉄道に至っては従来の鉄道とは頭一つ飛び抜けたその魅力が光り続けています。
例えば春には太陽の光りに反射し濃く光り輝く緑豊かな山々の麓を走ったり、海の様に大きく青深く怪しげに波打つ湖の上を優雅に見下ろしながら今でも崩れ落ちそうな程に古い橋を渡ったり、冬には雪化粧を纏ったアルプス山脈の中のトンネルを暖かい車内からコーヒ片手に見渡したりと。。 鉄道旅という1つのカテゴリには当てはめる事が出来ない程のエンターテイメント性が実は有ります。

ではこの「エンターテイメント性」についてスイス鉄道が世界に誇る各鉄道ごとの魅力について次は入って行きましょう。

あまりの優雅さに区間自体が世界遺産認定済?スイス鉄道の種類と魅力について

移動手段の為だけの鉄道利用じゃ勿体無い!

スイス鉄道の基本的な情報として、この鉄道は合計でも13にも及ぶ各区間を設けておりその数に比例し車両が存在します。
各鉄道には勿論移動手段としての目的というのもハッキリと有り、例えばスイス国内の各都市の懸け橋となる高速鉄道から、標高2,000mを登り山頂を登り超えていく登山列車、険しい山間を走り抜ける特急鉄道、クルーズ船で穏やかな湖を渡る水陸鉄道と、単に移動手段の役割を果たすだけではなく観光や旅行をしている観光者から現地人までをも楽しませるエンターテイメント要素がたくさんあります。

それでは、いつも覗いている車窓とは一味違う、絶景と本当の鉄道旅に期待を膨らまし各鉄道についてご紹介をしていきましょう。

氷河急行

スイスの鉄道の象徴とも呼べる鉄道、それがこのこの氷河特急です。
ただ「急行」と名が付きとても非常に早いスピードで寒い山岳地帯を走り抜けるのかとイメージをされやすいのですが、速度としては約270kmをなんと8時間もかけて走ります。
平均時速は約34km/hである為、別名「世界で最も遅い急行」という異名を持つのも特徴的な魅力の一つです。

制作時にはスイスの鉄道会社の考えや思惑でもあった「氷河特急が多くの旅人を魅了する車両として生み出す為には、ゆっくりと走りスイスの雄大な景色をより間近に乗客へと感じることが大事である」という思考の下に完成しその愛着あるキャッチコピーまでも手にする事が出来ました。

氷河特急の始点と終点は、どちらもスイスが誇る魅力的な町のツェルマットからサンモリッツまでとなっており、どちらの都市もマッターホルンの懐に抱かれたスイス屈指の山岳リゾート地帯となります。

その中でもサンモリッツは過去に2度の冬季オリンピックの舞台ともなった都市でもある為、鉄道旅の終点を飾るにふさわしいゴール地点としても人気です。

氷河特急の車窓からは目を見張るような急峻な谷、高山植物の咲き誇る高原や箱庭のような町、万年雪をいただく高峰を眺めることができます。また、最高地点はオーバーラルフ峠の2033m、最低地点は604mと標高差1400m以上の千変万化するアルプスの光景が広がります。

ヘッドフォンから日本語での説明を聞きながら、天井近くまで大きく造られた窓に移り行く雄大な景色を楽しむことができます。

ベルニナ急行

ベルニナ急行は氷河急行と並ぶスイスを代表する観光鉄道の一つです。

運行区間はスイスの東端にあたるグラウビュンデン州のいわゆるエンガディン地方で、サンモリッツ・クールとイタリア領ティラノの間で運行されています。全区間がレーティッシュ鉄道(RhB)の路線でもあるため、全く同じ区間を走るローカル列車も多く、氷河急行よりも途中下車がしやすいのもの魅力のひとつ。

また2008年にはこの区間の大半が「レーティシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」としてユネスコ世界遺産にも登録され、世界が認めた大自然に愛された鉄道としてその名を世界各国の鉄道ファンからパリの若いスケーター迄へと轟かせました。

区間内の景色としては氷河急行が誇る山脈を抜き走る山側の大自然の演出とは裏腹に、ベルニナ急行は鉄道ラインに沿って広がるその湖の美しさが特徴的です。

走り続けながら車窓を除けばそこには七色に太陽の光を反射しキラキラと光り輝く湖が見渡され、湖の中には小魚や鳥たちがスイスの済んだ空気と豊かな時の中を優雅に暮らす姿を見る事もでき、山脈側の魅力とはまた違った演出を乗客へと提供してくれます。

ダイナミックな氷河急行とは真逆な生き物自然も豊かなスイスの土地を堪能したい方にはこちらが好ましいでしょう。

ゴールデンパスライン

ゴールデンパスラインは、東に位置するルツェルンという都市から、スイス国鉄とスイスを代表する2つの民間鉄道を乗り継ぎし、西に位置するレマン湖畔の町モントルーという都市までの全長約200kmを越える区間ルートとなっている鉄道です。

区間景色としてはワインを生み出すブドウの棚田やのどかな自然景色の中にポツポツと立つ色とりどりの山小屋や羊等、アルプスのハイジの中で出てくる描写が圧巻と映るスイスらしい雰囲気が特徴的に続きます。中でも氷河を眺めながら山地に分け入る氷河急行などとは異なり、どこまでも緑が広がる牧歌的な区間背景を設けている為、長時間に及ぶ穏やかなスイスの遊牧的自然を観るに相応しい車両となっています。

沿線風景とともに旅の楽しみといえるのは、国鉄ブリューニク線(ルツェルン~インターラーケン)、レッチベルク鉄道(インターラーケン~シュピーツ~ツヴァイジンメン)、モントルー・オーベルラン・ベルノア鉄道(ツヴァイジンメン~モントルー)と、3社3様の列車を乗り継げることです。特にモントルーまでの最終区間には、前面展望車「ゴールデンパス・パノラミック」、または1930年代に活躍したオリエント急行仕様の「ゴールデンパス・クラシック」に乗車できます。どちらもスイスが誇る素晴らしい特別車両であり、この列車に乗りたいために近隣ヨーロッパ諸国からアジア迄と、世界各国から此処スイスへと訪れる人もいる程の人気を誇っています。

なお運転手の視点で前面展望を楽しめる、「ゴールデンパス・パノラミック」のパノラマVIP特別席「グランヴュー」は、わずか8席のみとなっていますので、早めのご予約が好ましいでしょう。

途中のインターラーケンで寄り道をすれば、グリンデルワルドを経て、ヨーロッパ最高地点のユングフラウヨッホへ向かう登山電車に乗り継ぐこともできます。ゴールデンパスラインの旅は、スイスの楽しさが詰まったゴールデンルートとも言えます。

チョコレート・トレイン

これまではスイスの大自然に特化した鉄道をご紹介してきましたが、今回はスイスのグルメ面に特化した鉄道をご紹介。

スイスという国はその雄大な大自然の有名とは別にグルメに関しても世界的に数々の有名な特産品があるのが特徴的です。
その中でも有名なものがチョコレートとチーズになっており、当鉄道ではその名の通り「チョコレートとチーズ、2代有名特産物を存分に堪能する鉄道」となっています。

区間としては、モントルーいう都市と「カイエ・ネスレ」という世界的にも有名なスイス発祥のチョコレート会社の本部があるブロという都市までを結んで走る形になります。

中でも、乗客方法としては牧歌的な山里の雰囲気と甘いチョコレートとほろ苦い反面成熟した濃厚なチーズを本場で食べつくせるという魅力がつまった人気の鉄道ツアーパッケージとなっている為、予約または当日での座席チケットの購入を駅内にて購入する事が必須となっていきます。

経路としては、先に出発地点であるモントルーに隣接されたチョコレート工場を訪れ、乗車中に食べる為のオヤツや食事をチョコレートと一緒に購入し、その後車窓に広がるブドウ畑や牧歌的な山里の風景を眺めながらチーズで有名なグリュイエールとう都市へと移り、ここにてチーズ工場と中世の古城を訪ねグルメと観光の二つを同時に堪能します。

そしてその後、また再び鉄道へと乗車しもう一つのチョコレート工場のあるブロへと向かっていきます。車内の快適さは勿論、到着後には甘い甘いカカオの香りが漂うチョコレート作りを見学し、工場内にて完成したばかりの出来立てのチョコレートをお腹がいっぱいになるまで試食し楽む事が出来ます。

折角のスイス旅行となれば大自然の鉄道旅もいいですが女性も大好きなグルメに特化したこの鉄道をチョイスしてみるのもいいかもしれません。

大自然に身を委ねてリフレッシュ

如何だったでしょうか。スイスは本当に国としても小さく日本から見るとあまり親近感も無くエキサイティングな都市としては決して見られてこられなかった部分もありましたが、今回の記事を読んでいただき少しでもスイスという国、自然、鉄道とう面でも興味が湧いて頂けたら幸いです。

旅行シーズンとしても人気な夏と冬では全く違う顔を持ったスイス鉄道と、周りを囲む大自然には世界のアルプス山脈から煌びやかに光り輝く湖までが澄んだ空気と共に時間を彩っています。

現代社会において時間に余裕が無く、家庭と仕事にも終われ心と体に余裕が持ちづらい中、大自然に身を委ねてリフレッシュしてみるのもいいかもしれませんね。

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