
赤ちゃんの虫除け対策!肌に優しく安心して使えるおすすめグッズは?
子供が外遊びをしたいときに気になるのが虫よけ対策。
大人より肌が敏感で、免疫力も弱い赤ちゃんを虫刺されからしっかり守ってあげましょう。
すぐに赤くなったり腫れてしまう赤ちゃんのために、肌に優しくて安心して使えるおすすめの虫除け対策を紹介します。
赤ちゃんの虫よけ対策は絶対に必要?
虫除け対策は赤ちゃんの肌には刺激が強そうなイメージがあり、あまり使いたくないと思っていませんか?
「赤ちゃんの虫よけ対策」は必要だと考えているパパやママは全体の90%近くだというアンケート結果もあります。
赤ちゃんの時からしっかりと虫除け対策を考えている家庭がほとんどだと言えそうですね。
そこで、赤ちゃんにも虫除け対策が必要である理由について調べてみました。
<赤ちゃんに虫よけ対策が必要な理由は?>
- 赤ちゃんは蚊に狙われやすいから
- 掻きむしってとびひになってしまう可能性があるから
- 虫からの感染症対策
蚊などの虫は人間の体温、湿度、汗の臭いに反応して寄って来るといわれているので、汗をよくかく赤ちゃんはどうしても狙われやすくなってしまいます。
特に外出先でもベビーカーの上でじっとしていることが多い赤ちゃんには蚊が止まりやすいですよね。
まだ肌も弱くデリケートな赤ちゃんは蚊に刺されると赤く腫れ、痒みもあるので掻きむしってしまうことがあります。
きつく掻いて傷ができると「とびひ」になってしまうことも。
「とびひ」になった部分を掻いた手で他の部分を触ると、他の部位にもどんどん広がってしまいます。
また、デング熱など蚊を媒介して感染する病気からも赤ちゃんを守るためには、虫よけ対策はしておいた方が良いと言えるでしょう。
虫除けの種類について詳しく知りたい!
虫除けに効果的な有効成分とは?
虫除け対策のグッズを選ぶ時に確認しておきたいのが、配合されている有効成分についてです。
赤ちゃんに使うものだから、安全で肌に優しい成分で作られたものを選びたいですよね。
現在、主に日本で使われている虫除けの有効成分は「ディート」「イカリジン」「天然由来の成分」などがあります。
はじめにこの三つの成分について詳しく見ていきましょう。
ディート
日本で作られている虫除けグッズに長年、最もよく使われているのが「ディート」です。
効果が高いのに安価であることからよく使われる成分ですが、まれに肌荒れやアレルギーなど体に影響があるとも言われています。
しかし、虫除けの有効成分として50年ほど使われてきた中で大きな副作用の報告はありません。
蚊、マダニ、アブ、ブユ、ツツガムシ、ノミ、トコジラミ、イエダニ、サシバエなど「ディート」が虫除けとして有効な虫の種類が多いのも特徴です。
厚生労働省は「ディート」の使用方法に関して生後6ヶ月未満の赤ちゃんには使用できず、6ヶ月から2歳未満ならば1日に1回、2歳以上から12歳未満でも1日に3回までの使用にとどめるように発表しています。
また、「ディート」を使用している虫除けは顔には使用しないようにしましょう。
イカリジン
2015年に日本での使用が承認されたばかりの「イカリジン」は年齢による制限がないので赤ちゃんにも使用することができます。
「ディート」と同様に多くの虫に有効な成分で、世界54ヶ国以上で使われています。
服の上から使っても生地を傷めない成分なので、外出前に手軽に使用できて香りも少ないので持ち歩いて塗り直しをするのにもおすすめです。
天然由来の成分
天然のハーブなどアロマ由来の成分にも虫除けに効果があるものがたくさんあります。
天然由来であれば赤ちゃんの敏感な肌にも安心して使うことができますよね。
ゼラニウム、レモンユーカリ、レモングラスなどの天然成分が配合されているものがおすすめですが、虫の種類によって苦手な香りは違うので使い分ける必要があります。
赤ちゃんの虫よけ対策の選び方は?
ディートフリーのものを選ぶ
虫除けの有効成分「ディート」は、生後6ヶ月を過ぎれば1日に1回使用できますが、デリケートな赤ちゃんには刺激が強く肌に負担がかかることもあります。
「天然成分」を使ったオーガニックの虫除けや「イカリジン」を使用した商品を選ぶようにしましょう。
安全性を確認する
赤ちゃんは、虫除け対策をした手や足などを口に入れてしまう可能性もあります。
誤って舐めてしまっても、安全な天然成分を使用している虫除けを使うと安心です。
対象年齢を確認する
「ディート」を使用した虫除けは生後6か月未満の赤ちゃんには使えませんが「ディート」不使用の商品であっても必ず使用できる対象年齢を確認しておきましょう。
また、塗り直しをしても大丈夫なのか1日に使用できる回数についても必ず確認しておきたいですね。
用途に合わせる
赤ちゃんが使える虫除けには、たくさんの種類の商品があります。
スプレーやジェルタイプ以外にも、貼るタイプや着るタイプなど様々です。
虫除けを使いたいシーンに合うものを選びましょう。
また、赤ちゃんにも香りの好みや付け心地の好みもあるので、赤ちゃんが嫌がらない商品を選びましょう。
赤ちゃんの虫除けにおすすめの商品をタイプ別に紹介
<スプレータイプ>アロベビー・アウトドアミスト
短時間で手軽に塗れるので赤ちゃんから大人までたくさんのひとに使われているのがスプレータイプです。
おすすめのアロベビー・アウトドアミストは、UVカット効果もあり紫外線対策も同時にできる優れもの。
天然成分100%で落とすときも石鹸で洗いながせて、赤ちゃんのデリケートなお肌に負担の少ない虫除けスプレー。
ママも一緒に使いたくなるレモングラスのさわやかな香りが好評で、口コミ人気も高いのが特徴です。
<ジェルタイプ>虫よけハーブジェル・マグーアロマハーブジェル
肌馴染みが良く、ムラなく塗りやすいジェルタイプは赤ちゃんだけでなく大人用の虫除けにもよく利用されています。
おすすめの虫よけハーブジェル・マグーアロマハーブジェルは「ディート」不使用で、合成香料・着色料・保存料も使っていません。
信州で作られた無農薬栽培のハーブと水をベースに作られているので安全性が高く、赤ちゃんの使用に適しています。
なめらかなジェルタイプで肌に優しく伸びがいいのも嬉しいですね。
<ミルクタイプ>フォーファム・アウトドアUVミルク
ジェルタイプと同じく、伸びがよくきれいに塗れるミルクタイプは肌に優しいのが特徴です。
世界基準のオーガニック認証機関に認められた植物油を使っており「アルガンオイル」「スクワランオイル」など乾燥しやすい赤ちゃんの肌を守ってくれる成分が使われています。
保湿効果は高いのですが、肌になじみやすく塗ってもすぐサラサラになるので、ベタつきが苦手な赤ちゃんにもおすすめです。
<衣類>CAYA(カヤ)
出典:kinou
虫除け加工がされたウェアを着ていればうっかり「虫除け対策を忘れた」ということも防げます。
おすすめのCAYA(カヤ)は虫除け加工がされたベビー・キッズ服のシリーズで、70回洗濯をしても虫除け効果が持続する優れもの。
「ディート」は使っていないのでまだ小さな赤ちゃんも安心して着用できます。
長袖Tシャツやズボンの他にロンパースなどバリエーションも豊富です。
<シールタイプ>アース・虫よけパッチα(24枚入)
赤ちゃんや小さな子供の虫除けにおすすめなのが、シールタイプ。
人気のキャラクター付きのシールもたくさん販売されており、子供も喜んでくれる虫除け対策グッズです。
おすすめのアース・虫よけパッチα(24枚入)は、天然由来成分のレモンユーカリオイルを使用しています。
シールタイプは効果が薄いという意見のあるようですが、商品に書かれている使用枚数を守れば効果も心配ありません。
肌に直接つけずに使えて、バックに入れておけば外出先で虫が気になった時にもすぐに付けられます。
<リストバンドタイプ>nico+(ニコプラス)
腕に付けるだけで虫除け効果があるリストバンドタイプは、簡単に付けられて子供も喜んでくれるのでおすすめです。
おすすめのnico+(ニコプラス)は、化学薬品を使用していないので赤ちゃんにも安心して使えます。
大きさを調節でき、効果は2~3ヶ月持続します。
防水加工もされているので、水遊びの時など肌が濡れてしまう時にもおすすめです。
<シートタイプ>ユーカノン・虫よけ入りウエットティシュ
シートタイプはさっとひと拭きするだけで、虫除けの有効成分が肌に馴染むので周りに飛び散らない使いやすい商品です。
おすすめのユーカノン・虫よけ入りウエットティシュはディート、アルコール、パラベンなど肌に負担のかかる成分を使用していません。
天然成分のユーカリ精油を配合しており、特許技術で虫除け効果もアップ。
コンパクトなので持ち運んで常に虫除け対策をすることができます。
赤ちゃんの虫除けグッズを使う時の注意点は?
持続時間、使用回数を確認する
虫除けグッズによって、効果が持続する時間は違います。
また、塗り直しをする場合には1日に何回塗り直しできるのかも確認しておきましょう。
水を使ったり汗をかくと、虫除け効果が落ちてしまうこともあります。
虫除けをしていても、赤ちゃんが虫に刺されていないかをこまめにチェックしておきましょう。
使用期限もチェック
虫除け対策グッズにも使用期限があります。
使用期限が記載されている商品もありますが、書かれていない商品の使用期限は未開封のもので3年ほどだそうです。
しかし、保存状況にもよるので高温多湿、直射日光の当たる場所に保管していた場合などは成分が変化してしまう可能性があります。
去年の使い残しの虫よけスプレーなどは、赤ちゃんのデリーケートなお肌に使うのは心配です。
布の上から使える虫除けであればベビーカーや大人の服の上から使うという人も。
特に開封している商品に関しては、できるだけ早く使い切るようにしましょう。
日焼け止めと一緒に使う時
夏は虫だけではなく紫外線も気になるので、どちらも対策する必要がありますよね。
最近ではUV対策と虫除け対策が一緒にできる商品もありますが、別々のものを使う時には日焼け止めを先に塗ってから虫除け対策をするのが正解です。
先に虫除け対策をしてしまうと効果が出ないことがあります。
虫除け対策グッズ以外での対策も
虫除け対策は、汗をこまめに拭き取ったり長袖長ズボンを着用するなどちょっとした工夫も効果があります。
蚊の多い場所に出かける時には、できるだけ肌の露出を控えた服装を心がけましょう。
夏場は暑いのでベビーカーや抱っこひもの赤ちゃんは素足で出かけることも多くなるかもしれませんが、出かける場所や時間帯によっては靴下も履いておいた方が虫除けになります。
虫除け対策グッズと合わせて、虫除けに効果的な服装や対応を心がけておけばより一層虫から赤ちゃんを守ってあげることができます。
手作りの虫よけ対策もおすすめ
虫除けスプレーを、自分で精油をブレンドして作るのもおすすめです。
ハッカ、シトロネラ、レモンユーカリ、レモングラス、カモミール、ローズマリーなど天然由来成分の精油を使用して作ればオリジナルの虫除けスプレーが作れます。
天然成分で作れば、赤ちゃんにも安心して使えて、好みの香りや効果のものが作れるのが魅力的です。
<手作り虫よけスプレーの材料>
- 精油(アロマオイル)
- 無水エタノール
- 精製水
- スプレー容器
<手作り虫除けスプレーの作り方~50ml~>
- スプレー容器(50ml入るもの)に無水エタノールを5ml入れます。
- お好みの精油(アロマオイル)を10滴ほどと精製水45mlを加えて蓋を閉め混ぜれば完成です。
- 分離するので使用する前はよく振って使います。
手作りの虫よけスプレーは防腐剤が入っていないので、冷暗所で保存して2週間以内には使い切りましょう。
香りがなくなれば効果もなくなってしまうので、使い切れる分量をこまめに作るといいでしょう。
虫除け対策は肌に優しいものを!
赤ちゃんの虫さされは心配だけど、虫除け対策グッズを使うのも肌への負担が心配ですよね。
赤ちゃんに使用する虫除けグッズは、必ず安全に使えて肌への負担が少ない成分を使用しているものを選ぶようにしましょう。
また、スプレーやシールなど種類が豊富なのでどれを選ぶか迷ってしまいますが、用途に合わせて使い分けるのがおすすめです。
しっかり対策をして、赤ちゃんを虫から守りましょう。