美容効果も!みかんの皮で作る【みかん風呂】で体の芯から温まる!

寒い季節はコタツでみかん。美味しいみかんについつい手が伸びてしまいますよね。
そんなみかんの皮を使って、健康・美容効果抜群な「みかん風呂」を作ることができます。
みかんを食べたときは、みかんの皮を捨てずに取っておいて、みかん風呂に変身させましょう。

みかんの皮で「みかん風呂」を作る

美味しいので、ついつい消費が多くなりがちな「みかん」。むいた皮はゴミとして捨てるしかありませんが、実は皮にも栄養がたっぷりと含まれています。そんなみかんの皮を使って「みかん風呂」を作ってみませんか。

みかん風呂は、みかんの爽やかな香りを楽しむことができますし、健康・美容効果も期待できます。特に、みかん風呂は体がよく温まることで知られているので、寒い季節に最適。捨てるしかないみかんの皮を有効活用できるのも嬉しいですよね。

そんなみかん風呂の効果や効能を詳しく紹介していきます。みかん風呂以外のみかんの皮の活用法もまとめました。まずは、作り方からチェックしていきましょう。

みかん風呂の作り方


出典:Instagram

みかん風呂の材料

・みかんの皮(5個〜8個分)
・みかんの皮を入れる袋

基本的に必要になるのは、みかんの皮だけ。だいたい5個から8個が1回で使用する量の目安になります。みかんの皮をそのままお風呂に浮かべると掃除が大変なので、みかんの皮をまとめて入れる布袋やネットなど用意しましょう。

みかんの皮を入れる袋は、小さなゴミが流れ出るのを防ぎ、かつ、よく水を通す素材がおすすめ。排水口ネットや使い古したストッキングがお手頃です。また、ガーゼを使って、手作りのみかん風呂用巾着を作っておけば何度も使えて便利です。

作り方①:みかんの皮を洗っておく
スーパーなどで一般的に手に入るみかんの皮には、農薬が残留していることがあります。また、ワックスが塗布されていることもあるので、みかんの皮を事前に洗っておきましょう。

洗剤などで洗う必要はなく、表面を水洗いする程度でOK。食べた後で洗っても問題ありませんが、食べる前に洗う方が洗いやすくおすすめです。農薬やワックスが気になる方は、重曹水にしばらくみかんを浸してから擦り洗いしましょう。

作り方②:みかんの皮を乾燥させる
みかんの皮は、袋に入れやすいように適度な大きさにちぎります。そして、風通しの良いところでカラカラになるまで乾燥させましょう。天日干しで最低でも3日ほどかかります。完全に乾くまでの時間は天候に左右されやすく、数週間かかる場合もあります。

作り方③:みかんの皮を袋に入れる
乾燥させたみかんの皮を、水を通す素材の布袋やネットなどに入れます。好みやお湯の量にもよりますが、だいたい5個〜8個が目安。香りを楽しみたい場合は多めに入れましょう。

一度に大量のみかんの皮を乾燥させた場合、みかん風呂に使わない分の皮は風通しの良い場所で保管しておきましょう。特に使用期限などはありませんが、湿度が高い日本では管理が難しく、カビが生えてしまうことが多いので、なるべく早く使用するのがおすすめです。

作り方④:お風呂に浮かべて完成!
みかんの皮を入れた袋を湯船に浮かべれば、完成です。お湯をためる前でも、ためた後でも、どちらのタイミングでもOK。ためる前から入れておけば、お風呂にしっかりとみかんの皮の栄養分が溶け出すので、入浴時間が短い方におすすめ。

逆に、長風呂の方は、みかん風呂にすると体が温まりやすく、のぼせやすいので、お風呂に入るタイミングで入れるのがおすすめ。じわじわとみかん風呂の効果が効いてくるので、ゆっくりとお風呂を楽しむことができます。

みかん風呂の応用術

みかんの皮をレンジで乾燥させる
みかん風呂は、みかんの皮を乾燥させるのに時間がかかるのが面倒ですよね。そこで、お手軽な乾燥方法として、レンジを使うのがおすすめです。時間の調整が難しく、加熱しすぎると焦げ付いてしまうというデメリットもありますが、短時間でみかんの皮を乾燥させることができます。

みかん丸ごと使用する
みかんの皮を使うみかん風呂が有名ですが、食べていないみかんを丸ごと使用する方法もあります。この方法だと、水洗いしたみかんを湯船に浮かべるだけなのでお手軽です。みかん風呂に使用したみかんは、その後食べることができるので無駄になりません。

しかも、温めたみかんは甘くなる、という嬉しい効果付きです。みかんを温めると、みかんの皮に含まれる栄養分が実に浸透するとも言われているので、みかんの栄養分を美味しく無駄なく摂取できます。

みかんの皮の栄養や効能

みかんの皮は東方医学では「陳皮(ちんぴ)」と呼ばれるれっきとした漢方薬。本場中国ではマンダリンミカンの皮を1年以上乾燥させたものが陳皮と呼ばれますが、日本では温州みかんで代用されます。

陳皮は胃もたれや食欲不振、冷え性や肩こりに効果があるとされています。食用されることも多く、七味唐辛子の材料としても有名。中国ではスパイスとして使ったり、お茶に入れて香りを楽しんだりと活用されています。

実際に、みかんの皮に多く含まれる「ヘスペリジン」には、血流改善効果や毛細血管の修復効果があります。また、ビタミンCの消耗を抑える効果もあるので、みかんの皮に含まれるビタミンCを効率的に摂取することができます。

みかん風呂の効果

陳皮として生薬や食用に活躍されるみかんの皮ですが、食べるのではなく、みかん風呂にしたときにも体に良い効果があります。

塩素除去効果

水道水を殺菌するために添加される「塩素」。水道水の質を保つために必要なものですが、肌や髪への悪影響があります。塩素は肌のバリア機能を低下させるため、結果として乾燥肌や敏感肌、肌のかゆみなどを引き起こしてしまうのです。

入浴剤などを入れていないお風呂に入ると、お肌が何となくピリピリするという方は塩素によってダメージを受けているかもしれせん。みかんの皮に含まれるビタミンCは、そんな塩素を除去してくれる効果があります。

リラックス効果

みかんのフレッシュな香りはリラックス効果抜群。アロマの分野では、柑橘系の香りは心身を元気にする効果があるとされ、気分転換に最適です。気持ちを入れ替えたいときは、みかん風呂に入りましょう。疲れた心と体をみかんの香りが癒やしてくれます。

美肌効果

みかんの皮にはビタミンCを始めとするビタミンやミネラル、また、抗酸化作用の強いクエン酸も豊富に含まれています。ビタミンCは美白に効果的な成分。また、クエン酸もピーリング効果があるため、美肌・美白に効果的。みかん風呂に入るだけで美肌効果が期待できます。

体臭予防

みかんの皮に含まれるリモネンが肌表面の余分な皮脂を落としてくれるので、みかん風呂には嫌な体臭を解消してくれる効果があります。また、殺菌作用や消臭作用もあるので、お風呂から出た後も体臭予防効果がずっと続きます。

みかん風呂Q&A

風邪予防に効果があると言われるのは何故?
みかん風呂や柚子湯に入ると風邪を引かない、という話を聞いたことがないでしょうか。何故そう言われるのかというと、みかん風呂には血行促進作用があるためです。みかん風呂に入ると、湯冷めしにくく、寝るまで体が冷えないので、風邪を引かないと言われているのです。

「冷えは万病のもと」とも言われ、風邪だけではなく肩こりや不眠の原因にもなることも。体が温まればこういった症状も改善するので、みかん風呂で冷え知らずの体質に改善していきたいですね。

カラカラに皮を乾燥させる理由は?
みかんの皮を乾燥させるのは面倒な作業ですよね。そのまま皮を使うのではなく、何故ひと手間加えるのか気になりませんか。実は、みかんの皮を乾燥させるのには理由があります。

みかんの皮にはソラニンという成分が含まれていますが、ソラニンは紫外線に反応して色素沈着を起こすことがあります。色素沈着とは、言いかえれば「シミ」。美肌効果たっぷりのみかん風呂ですが、ソラニンには気をつけなければなりません。

みかんの皮を乾燥させる大きな理由は、このソラニンを減少させるためです。できる限りカラカラに乾燥させた方がソラニンが減ると言われています。そのため、みかんの皮は急がずにじっくりと乾燥させたいですね。

ただし、ソラニンはシャワーで流せば落ちるので、絶対に乾燥させなければならないという訳でもありません。皮を乾燥させない方法や、丸ごとみかんを使う方法のみかん風呂に入ったときは、お風呂から上がる前に、必ずシャワーで流すようにしましょう。

みかん風呂の注意点

お湯の温度はいつもより低めで
みかん風呂は体を温める効果があるので、いつもよりお風呂が熱いと感じる場合があります。そのため、ほんの少しお湯の温度を低めにすると、ゆったりとお風呂を楽しむことができます。

お風呂から出る前にシャワーで流す
みかんの皮に含まれるソラニンという成分が肌に残っていると、紫外線と反応し、色素沈着の原因となることがあります。特に、乾燥させていないみかんの皮や、みかんを丸ごと使用したみかん風呂はソラニンの含有量が多め。

しかし、肌に付着したソラニンは簡単に洗い流すことができるので心配ありません。お風呂から上がる前に、軽くシャワーで流すようにしましょう。

肌がピリピリする場合がある
敏感肌だったり、皮膚表面に傷があったりする場合、みかん風呂に入ると肌がピリピリすることがあります。これは、みかんの皮の洗浄効果が強く、必要以上に皮膚表面の油分を落としてしまうことが原因。

使用するみかんの皮の量を調整するか、傷があるときや肌の調子が悪いときなどは、みかん風呂を控えた方が良いかもしれません。また、子供は肌が薄くダメージを受けやすいので、一緒にみかん風呂に入るときは、濃度に気をつけましょう。

みかんの皮の活用法


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みかん風呂だけではなく、みかんの皮はさまざまに活用することができます。みかんの皮の活用方法を紹介します。

消臭剤として使う
巾着などの布袋に乾燥させたみかんの皮を入れれば、あっという間に消臭剤が完成。匂いの気になる場所に置いておけば、消臭効果が期待できます。嫌な匂いを取り除いてくれるだけではなく、みかんの自然なにおいがふんわりと香るのもポイント。

みかんの皮洗剤
みかんの皮に含まれるリモネンには、優れた洗浄効果があります。オレンジオイルが含まれた洗剤が市販されていますが、みかんの皮を使って作る手作り洗剤でも同じような効果があります。特に、油汚れに効果があるので、キッチン洗剤としておすすめ。

みかんの皮洗剤をつくるときは、みかんの皮は乾燥させなくてOKです。みかんの皮と水を鍋に入れ、ちょっと煮詰めると、みかんの皮の成分が溶け出してきます。直接みかんの皮を入れて後で濾しても良いですが、お茶パックなどにみかんの皮を入れて煮詰めれば、簡単に処理ができます。

成分が溶け出した液体を霧吹き容器に入れれば、みかんの皮洗剤の完成です。電子レンジの汚れや油汚れにシュッと一吹きすればさっぱりキレイに。使用期限は約一週間ほどが目安です。市販の洗剤に比べ長期保存ができないのがデメリットですが、天然の材料なので安心して使用できます。

肥料として使う
家庭菜園やガーデニングをしている方は、みかんの皮を肥料として使うのがおすすめ。みかんの皮にはたっぷりと栄養が含まれていますし、防虫効果、特にアブラムシを避ける効果があるのがメリット。

肥料としてみかんの皮を使う場合は、みかん風呂用に使うとき以上にカラカラに乾燥させる必要があります。みかんの皮には水分や油分が多く、そのまま肥料として使用するとカビてしまうことがあるためです。

乾燥させたみかんの皮は、ハサミで細かくカットしましょう。しっかり乾燥させることと、細かくカットすることで、みかんの皮の分解速度を早めます。

みかん風呂で心も体も温まろう


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古くから日本で親しまれているみかん風呂。みかん風呂に入ると風邪を引かないと言われていますが、そのほかにも美肌効果や体臭予防など、健康・美容に良い効果があります。みかんの皮を使って作ることができるので、経済的なのも嬉しいところ。

みかんの爽やかな香りは、体だけではなく心も癒やしてくれます。とくに難しい作業はなく簡単に作ることができるので、疲れたときはみかん風呂で温まってみてはいかがでしょうか。

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