親子で楽しめる!子供と一緒に行ってみたいおすすめの美術館

子供を様々なアートに触れさせたいと思うけれど、子連れで美術館に行くのは気が引けるというパパやママも多いのではないでしょうか?
子供の時のアート作品を見て触って創るという体験は、五感をを大いに刺激して成長させてくれます。
お絵描きやおもちゃが大好き!という小さな子供は大人とはまた違った遊び感覚で芸術と触れ合うことができる時期です。

そこで、全国で見つけた親子で気兼ねなく楽しめる美術館を紹介します。

大人も子供も夢中!おもちゃで遊びながら学べる美術館

普段何気なく使っている子供の大好きなおもちゃも芸術的要素がたくさん詰まっています。おもちゃで遊びながら親子で芸術的な感覚を身に付けるのは、子供の成長にとって素晴らしい経験となります。
アートとしてもおもちゃに触れ合える美術館で、楽しみながら美的感覚を養うことでおもちゃの遊び方がより豊かに。

東京おもちゃ美術館<東京都>

出典:東京おもちゃ美術館
見るだけでなく実際におもちゃで遊んで学べる美術館です 。
館内は目的によりスペースが分かれており、子供の年齢や興味に合わせて親子で楽しめる工夫がされています。

旧四谷第四小学校の中にあり、74年前の小学校の階段がそのまま利用されているのでパパやママにとってはどこか懐かしい雰囲気を味わうことができます(エレベーターあり)。
赤ちゃんでも0歳から2歳を対象とした「赤ちゃん木育ひろば」で遊ぶことができ、一家族につき一日一回(90分程度)利用可能。

ひとつひとつ手作業で磨き上げられた「スギコダマ」は赤ちゃんが自分で手にとり、形、色、匂いなどの感覚を刺激することができます。

おもちゃだけでなく 壁やベンチにも 杉材が使われており 温かみのある空間が魅力。
2歳以上の子供におすすめなのは2階にある「おもちゃのもり」。

小学校だった当時の音楽室をそのまま利用し、職人さんこだわりの木を使った「木の砂場」や「どーるはうす」「どんぐり池」など 子供心をくすぐる おもちゃで思いっきり遊ぶことができます。
他にも、牛乳パックなど身近な材料で作れるおもちゃを親子で創作できる工房や、大人も思わず夢中になってしまうテーブルサッカー、ボードゲームができるゲームのへやも人気。
さらには、ごっこ遊びや科学のおもちゃを使って遊べるスペースもあり、子供の「やってみたい!」がたくさん体験できる美術館です。

館内のトイレにはベビーキープ、 おむつ替え台も設置されています。

開館時間:10時~16時(入館は15時30分まで)
休館日:毎週木曜日(祝日の場合は開館)振替休館や特別休館日もあるので詳細はホームページをチェック。
入館料:子供(6ヶ月から小学生)500円 ※小学生以下の子供は保護者同伴
大人(中学生以上)800円
大人子供ペア券 1200円
アクセス:東京メトロ丸ノ内線 四谷三丁目駅2番出口より徒歩7分 駐車場はありません。
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長門おもちゃ美術館<山口県>

出典:長門おもちゃ美術館
コンセプトは海と人と木をつなぐおもちゃミュージアム。
青い海と美しい緑の森林に囲まれた山口県長門市にある、家族で遊べる美術館です。
おもちゃで遊ぶことを通じて親子でコミュニケーションをとる時間を大切にすることはもちろん、 長門の産業や歴史にも触れることができるので文化も学べるのがうれしいポイント。
おもちゃ美術館の桟橋から出航するキッズクルーズ船は、長門周辺の海を巡りながら多くの自然に触れて五感を刺激する体験ができる長門おもちゃ美術館ならではのおすすめポイントです。
大人気の木のおもちゃコーナーでは、子供の想像力を存分に発揮できるおもちゃがたくさんあり気づけば大人の方が夢中になっていることも。
木を中心としたおもちゃ作りが体験できるワークショップは学芸員さんが優しく教えてくれるので工作が苦手なパパやママの安心です(開催日程や参加費の詳細はホームページにて)。

各トイレにはベビーキープあり ベビーカーの入館はできません。

開館時間:10時から16時(最終入館は15時30分まで)
休館日: 毎週木曜日(祝日、夏休み期間中などは木曜日も開館)、12月30日から1月2日
入館料:一般大人(中学生以上)700円
一般子供(一歳以上から小学生)500円
ペア券(大人1名+子供1名)1000円
市民大人(中学生以上)400円
市民子供(1歳以上から小学生)200円
キッズクルーズ船「弁天」乗船券 500円
アクセス:仙崎駅から徒歩5分
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エルツおもちゃ博物館 軽井沢<長野県>

出典:エルツおもちゃ博物館
軽井沢のムーゼの森の中にあるエルツおもちゃ博物館。
施設内には展示館、木のおもちゃのお店、森の生活館、カフェがありおしゃれで温かみのある空間が広がっています。
展示館ではドイツのエルツ地方で300年以上もの間職人に継承されてきた木のおもちゃがたくさん展示されおり、おもちゃの歴史を感じられる博物館になっています。
また、企画展としても季節に合わせたおもちゃや普段はあまり見る機会のないおもちゃなど、ドイツの伝統工芸ならではのかわいい木工おもちゃも展示されていいるのも魅力的です。
木のおもちゃのお店では、子供におすすめの知育玩具はもちろん、大人も目移りしてしまいそうなかわいいパイプ人形や木の温かみを感じられる置物などが豊富に揃えられています。
また、ケーススタディとしてエルツ地方のおもちゃの歴史やヨーロッパの知育玩具が育む遊びの可能性をテーマにしたお話を聞くことができます。
ムーゼの森の中には、絵本の森美術館や絵本の図書館もあり自然の中をめぐりながら様々な芸術に触れるけとができるので親子で楽しめること間違いなし。
開館時間:3~11月は9時半~17時、12、1月は10時~16時(最終入館は閉館時間の30分前まで)
休館日:毎週火曜日(季節により変動あり)
入館料:大人700円
中高生450円
小学生350円
※軽井沢絵本の森美術館の入館料は別途2館共通セット券あり
アクセス:碓氷軽井沢I.Cからムーゼの森まで約15分
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絵本がもっと好きになる!子供の想像力を養う絵本美術館

親子のコミュニケーションの一環として普段の生活に取り入れやすいのが絵本の読み聞かせです。
絵本の美術館には、めずらしい絵本など子供の想像力を豊かにする面白い絵本がたくさんあります!

読んだことのある絵本でもいつもと違う環境で読む絵本には、また新しい発見があるかもしれません。

絵本ミュージアム 清里<山梨>

出典:絵本ミュージアム清里
四季を感じることができる大自然に囲まれた絵本ミュージアムです。
国内外の絵本の原画を展示しており、イギリスの絵本作家エロール・ル・カインの作品が常設されている(他の展示会への貸出期間あり)他、企画展として期間限定で人気の絵本の展示会も開催。
これまでには、くまのがっこう絵本原画展、ノンタン絵本の世界展、なばたとしたか絵本原画展など親子で楽しめる企画展が年間に3~4回開催されています。
ミュージアム内には大小6つの展示室にカフェも併設されており、自由に読める絵本も置いてあるので子供連れでも安心です。
また、ミュージアムを取り囲む景色が季節に応じて表情を変え、まるで絵本の中にいるような気分を味わうことができるのも絵本ミュージアム清里の魅力です。
開館時間:10時~17時半(入館受付は17時まで)
入館料:一般600円
小中学生300円
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日が休館)、12月の火曜日~金曜日、GWと夏季は無休、冬季の休館日、臨時休館日あり。
アクセス:JR小海線清里駅から車で5分。
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飛騨絵本美術館ポレポレハウス<岐阜>

出典:飛騨絵本美術館ポレポレハウス
スワヒリ語でゆっくり、のんびりを意味するポレポレから名付けられた絵本美術館。
4人の子供を育てた館長が、子育てをする中でどんどん増えていった約1000冊の絵本を公開したいという思いで平成11年に開館しました。
展示室では絵本原画の常設だけでなく、企画展として期間限定で絵本作家の原画を展示しています。
また、カフェ感覚でお茶を飲みながらゆっくり絵本を楽しめるサロンギャラリーではハーブディーやコーヒーのサービスも。
キッズルーム、テラスもあり子供が飽きずに絵本とふれあえる工夫もされています。
宿泊できるコテージが隣接されており、草原に囲まれた大自然の中でのんびり過ごせるので絵本美術館とあわせて五感を刺激する貴重な体験ができるのではないでしょうか。
開館時間:10時~17時(入館は16時半まで)
休館日:無休冬季休館はあり
入館料:大人(高校生以上)700円
子供(3歳以上)300円
アクセス:JR高山駅からバスで約30分
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親子で楽しく学ぶ!一度は行きたい美術館

全国にたくさんある美術館の中でも、親子連れに人気の美術館をピックアップしました!

子供が大好きなワークショップや、楽しく遊べる空間がある美術館は他にもたくさんあります。

美術館と言っても絵画や造形作品などを鑑賞するだけではありません。

一度は子供と行ってみたい、多くの学びがある美術館を紹介します。
横浜美術館子どものアトリエ<神奈川県>

出典:横浜観光情報
1989年に開館した横浜美術館内にある子どものアトリエです。
「見て触れてやってみる」を大切に子供の自立心を育む目的で作られた創造の場所として多くの人に利用されています。
子どものアトリエでは小学6年生までの子供や親を対象に様々な創作、鑑賞のプログラムを実施。
館内には工作などの目的に使用するクラフトルームや、大きな作品もダイナミックに作ることができるスペースが確保されたプレイルームなど創作活動を存分に楽しめる空間となっています。
ねんど、絵の具、紙を使って親子で創作が楽しめる親子のフリーゾーンも定期的に開催。
また、ワークショップでは子供の造形プログラムとして普段はなかなか体験できない素材や方法を紹介しながら作品作りを指導してもらえます(要事前申し込み)。
また、年間を通じて行われる子どものアトリエ内での展覧会も作品の素材や表現を子供に分かりやすく紹介されています。
開館時間:10時~18時入館は閉館の30分前まで
休館日:木曜日、年末年始詳しくはホームページにて
観覧料:一般 500円
高校生・大学生 300円
中学生 100円
小学生以下 無料
※子どものアトリエでのワークショップ等は別途料金が必要なものもあるのでホームページにて確認して下さい。アクセス:みなとみらい線みなとみらい駅3番出口からマークイズみなとみらい経由徒歩3分
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アンデルセン公演こども美術館<千葉県>

出典:アンデルセン公園こどもの美術館
ふなばしアンデルセン公園内にある子ども美術館。
館内の展示室では、企画展として期間毎に様々な作家の作品を見ることができる他、ワークショップ室ではキャンドル、石鹸、アクセサリーなど大人も一緒に楽しめる作品作り体験が行われています。
アンデルセンスタジオはまるで童話の世界に迷いこんだような空間でお話を聞くだけでなく衣装を着たりボディペインティングも楽しめます。
さらに、テーマ別のアトリエではいろんなメニューの料理に挑戦して食べれる食のアトリエ、革や布、様々な染め物体験ができる染めのアトリエをはじめ、織、陶芸、木のアトリエもあり興味のあるものを選ぶことが可能です。
公園にも様々な遊び場があるので、飽きることなく一日中家族で楽しめるのではないでしょうか。
開園時間:9時半~16時(季節によって変動あり)
休園日:ホームページに掲載
入園料:一般900円
高校生600円
小学生、中学生200円
幼児4歳以上100円
※子ども美術館にはアンデルセン公園の入園料が必要です(アトリエ、ワークショップ等は別途利用料が必要)。
アクセス:新京成線三咲駅からバスで15分
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大人も子供もアートに触れて、親子遊びをより豊かに!

全国には子供と一緒に楽しめる美術館がたくさんあります。

鑑賞するだけでなく、実際に作ったり触ったりすることで子供はより一層アートに関心を持ち想像力も育むことができそうですね。

自然の中にある美術館もたくさんあるので、公園に出かける感覚で気軽に行くことができるのも子連れのお出かけにうれしいポイントです。

親子で楽しめる美術館に足を運んでみませんか?

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