少ない服でもおしゃれは十分楽しめる!定番アイテム7選

30〜40代になると育児や仕事に忙しく、ファッションにかける手間もお金も、若い頃に比べて減ってきたという方が多いのではないでしょうか?アイテム数が少なくても、厳選した服ばかりなら誰でもセンス良く着こなせて、おしゃれに見えます。季節や年齢を問わず長く着られる服や、手持ちの服が活かされる服を揃えたいですよね。今回はそんな定番アイテムを7アイテム厳選してご紹介します。

少ない服でもOK。大人世代は少数精鋭でおしゃれを楽しむ


独身時代や20代の頃、ファッションの新作情報を取り入れては、あれもこれもと沢山の服を買っていたという方もいらっしゃるかと思います。来年は着ないだろうな、と思っても安易に服を持ったりするのは卒業して、色々な着回しができる定番服を揃えてみませんか?良いものを厳選して、長く大切に着られるような服を揃えれば、少ない服でもおしゃれを存分に楽しむことができて、余計な手間やお金をかけずにスタイリングできるはずです。

定番アイテム① シャツを選ぶなら、『水色』がおすすめ

シャツはスカートにもパンツにも合わせやすく、オールシーズン着られて、年齢を問わずにずっと着られるアイテム。色は、水色がおすすめです。水色を選ぶ理由は、ハンサムっぽく見えつつ、とても女性らしい色だからです。もちろん白もいいのですが、着こなし方によっては、まじめすぎる印象になってしまうことも。水色は、清潔感と華やかさを併せ持った、パステルカラーの中でも一番取り入れやすい色です。春夏はきれいな色を着たい気分になりますが、ピンクやイエローなどの可愛い色には抵抗がある人も、水色ならさほど甘くなりません。シャツという形もメンズライクで、パステルの気恥ずかしさを消してくれます。

サイズ感は、少し大きめのゆとりのあるものがおすすめ。家でも洗える素材で、洗った後にノーアイロンで着られるものを選ぶとお手入れが楽です。コットン100%のものなら、少しくらいシワになっていても、それはそれで素材感が出てOK。汗ジミが目立ってしまう時は、インナーを着るなどの対策をしましょう。メンズライクなアイテムは女性らしい色を選ぶと華やかさと上品な雰囲気が出ます。

水色のシャツはきれいめにもカジュアルにも着回すことができます。
ハンサムな印象はそのままに、コーディネートの幅の広さを感じられる水色シャツは、デニムを合わせればブルーのグラデーションに。抜け感のある白いキャンバスのスニーカーなどを合わせれば、フレンチカジュアルを楽しめます。ボタンをいつもよりひとつ開けて、腕をまくり思い切りカジュアルを楽しんでみましょう。


水色シャツは紺色のブレザーやホワイトデニムとも相性抜群。シャツのボタンはひとつ外して、女性らしさを忘れずに。きれいなグラデーションコーディネートで清潔感も品格も備えたスタイルが叶います。きちんとしたハンサムコーディネートでは水色ならではの女性らしさが引き立ちます。ビジネスシーンや会食でも使うことができますね。着回し力抜群な水色シャツを1枚持っておくと長く様々なシーンで着用できます。

シャツを探すならおすすめは『INDIVIDUALIZED SHIRTS(インディビジュアライズドシャツ)』というブランドです。

創業から半世紀を迎えたINDIVIDUALIZED SHIRTS(インディビジュアライズド・シャツ)。老舗メーカーと呼ぶにはまだ幾分若いこのブランドは、日本全国のセレクトショップからアメリカを代表するシャツ・ブランドとして高く評価されています。戦後のアメリカン・メンズファッションの黄金期である1950・60年代、そしてラルフローレンの登場による1970・80年代のファッション・ムーブメントの中で、インディビジュアライズド・シャツはカスタムメイドのシャツ作りを原点として進化を続けてきました。

「究極のシャツは一切余分なものを取り除く」というアメリカの高級シャツテーラーの考えにより、本来大量生産のシャツ製造では省かれてしまう様な手間のかかる製法も、あえて多く取り入れています。創業より50年一貫してアメリカン・シャツテーラーの伝統を守り続ける1枚のシャツ。着るごとに、洗いを重ねるごとに変わるエイジングを楽しみながら、長く愛着を持てるシャツ。それがインディビジュアライズド・シャツなのです。インディビジュアライズドシャツのアイテムは、ビームスやスーパーエーマーケット、エストネーションなどの高感度なセレクトショップで見ることができます。

定番アイテム② 『細めピッチ』のボーダーカットソー

派手な色や幅広いピッチ(縞々の間隔)のボーダーカットソーも可愛いですが、大人の女性には少々元気すぎるかな?と感じたりはしないでしょうか。おすすめはピッチの狭い定番カラーのアイテム。ピッチが細いことで、よりきれいめに着こなすことができるので30~40代の女性たちにはぴったりくると思います。そのなかでも一番着回しやすいのは、薄手のもの。1枚で着たり、上に何かを羽織ったり、生地が薄いと重ね着してもゴワゴワ感がありません。色は黒やネイビーなどのベーシックカラーがおすすめ。合わせるボトムスをあれこれ悩まずに済みます。きれいめなボーダーを持っていると、ボトムスがデニムでもチノパンでもカジュアルになりすぎません。

そこでおすすめのブランドが『SUNSPEL(サンスペル)』です。

上質を求める多くの大人から支持を集めている『サンスペル』。昨今のブリティッシュトレンドもあって人気が高まっている同ブランドですが、実は150年以上のキャリアを持つ超老舗でもあります。1860年にトーマス・ヒル氏によって英国で設立されたのがブランドの始まりです。当時、レース産業の中心地になろうとしていたノッティンガムに繊維工場を構え、高級アンダーウェアの生産を始めるところから歴史はスタートしました。20世紀に入ると大きな輸出事業を築き上げるなどその勢いを順調に拡大。

『サンスペル』のアイテムはとにかく着心地が魅力。その理由はこだわり抜いたオリジナルの素材にあります。たとえば、下の写真で使われている定番ジャージー素材“Q82”は手摘みされた最高級のエジプト産超長綿を使用。さらに、独自の手間暇かけた工程で加工することで、強さとしなやかさを併せ持った非常にクオリティの高い生地に仕上げています。

『サンスペル』は公式オンラインショップほか、サンスペル東急プラザ銀座店、表参道店やユナイテッドアローズなどのセレクトショップで販売されています。その高品質な質感を手にとって確かめてみてください。

定番アイテム③ Tシャツの代わりに着られる、洗えるブラウス

仕事、家事、子育てに追われてクリーニング屋さんに持っていく手間が惜しい!と思っている方は多いのではないでしょうか。しかしおしゃれを諦めたくないし、きれいめに着られるブラウスは何かと使えるので持っていたいもの。おすすめなのはTシャツのように家でじゃぶじゃぶ洗えるブラウス。首元にボウタイなどの飾りがないものの方が、実際にTシャツ代わりにも着られて、カジュアルなボトムスとも相性が良く、着回しが利きます。ストンとした落ち感のあるとろみ素材で、程よくゆとりのあるものを選べば着やせ効果も。とろみブラウスの素材感は、着ていて女性らしい気分にさせてくれるものです。

おすすめは有名なセレクトショップなどのプライベートブランド(オリジナル商品)から探すこと。インポートのブランド物などに比べ手頃な価格で、質の良いものが探しやすいのがメリット。30〜40代をターゲットにしているようなセレクトショップは、”洗える”ことを売りにしたブラウスを意外と多くプライベートブランドで展開しています。ブラウスというと、上品でお手入れが大変な印象があるかもしれませんが、たまにはTシャツの代わりに気軽に着てみましょう。色はホワイトやベージュ、ブラックやネイビーなどのベーシックカラーが合わせやすくて使いやすいです。

定番アイテム④ シルエットに自信を持てるスラックス

シルエットに自信を持てて、なおかつ少しウール混のスーツのような素材のスラックスが、オールシーズン履けて便利です。美脚スラックスとして大人世代におすすめしたいのが『インコテックス(INCOTEX)』のもの。『インコテックス』はイタリアので1951年に創業したパンツ専業ブランドです。メンズの方が比較的メジャーなブランドなのですが、レディースもシルエットがきれいなドレスパンツとして非常に人気。メンズライクなシルエットで、少し腰回りがゆったり、裾に向かって細くシェイプされたテーパード型のものを多く展開していて、下半身にお肉がつきやすい年代の女性にもぴったり。永く愛用できる優秀パンツブランドです。

『インコテックス』のパンツはセンタープレスされているのでカジュアルだけでなく、フォーマルにも使えます。全体をきちんと仕上げてくれるので、トップスがTシャツ1枚でも清潔感があり、きれいめに見せてくれます。もちろんブラウスやシャツと合わせてもパリッとして素敵です。『インコテックス』のパンツは、国内ではユナイテッドアローズ、ビームスなどのセレクトショップほか、全国の百貨店などで探すことができるのでぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

定番アイテム⑤ 膝下丈ふんわりスカート

スカートを履くと、やはり気分が上がります。
買う時に気をつけたいのは丈。女性らしく見えることはスカートの特権ですが、大人の女性が長く愛用できるのは膝が隠れることがマストです。膝下は脚の中で一番細い部分。膝が隠れるくらいの丈だとその細い部分が出るので、ヒール靴はもちろん、ペタンコ靴でも合わせやすいです。スニーカーを合わせて公園に行くこともできます。

素材は少し光沢があったり、透け感があると、季節に関係なくオールシーズン使えます。シャツなどと違い、毎日洗うアイテムではないのでシルク混など少し上質な素材のものを選んでみても良いかもしれません。膝は年齢の出やすい場所でもあるので、潔く隠して上品に着こなしましょう。

定番アイテム⑥ 革のメッシュベルト

革のメッシュベルトはデニムやスラックス、ワンピースのブラウジングなど様々なシーンで使うことができます。メンズライクすぎず程よくフェミニンなので女性らしさを損ないません。食後や体型の変化で留める位置をずらすことができるのも大きなおすすめポイント。

一生定番として持つのなら、おすすめは『ホワイトハウスコックス(WHITE HOUSE COX)』のもの。メンズのファッション誌などによく取り上げられているブランドですが、熟練職人により丁寧に手で編まれた『ホワイトハウスコックス』のベルトは大人の女性にも相応わしい逸品です。

定番アイテム⑦ ベージュのトレンチコート

写真は『マッキントッシュ(MACKINTOSH)』のトレンチコート。もしもコートを1着しか持てないとしたら・・トレンチコートをおすすめします。トレンチコートの良いところは楽におしゃれがキマるところ。たとえ寝坊をしても、どんなに急いでいてもパッとトレンチを羽織ってしまえば、それなりにきちんと見えてしまいます。ずっと着られる定番服なので、少しお高めのトレンチコートに投資してみてはいかがでしょうか。

合わせやすいのはやはりベージュ。着丈は膝が隠れるくらいの丈のものがおすすめ。
バランスをあまり考えなくても、パンツにもスカートにも合わせやすいです。真冬と真夏以外は何にでも合わせられる頼りになるコート。マニッシュにもエレガントにも着回すことができるはずです。

長く着られて、着回し力のある服を


今回は季節や年齢を問わず長く着られる服や、手持ちの服が活かされるアイテムをご紹介しました。色々な着回しができる服を揃えれば、少数精鋭でおしゃれを保てるはずです。ぜひ実践してみてくださいね。

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