唇が厚くなる理由とは?今すぐ薄くするトレーニング方法7選

ぽってりふくらんだ唇は魅力的ですが、あまりにも分厚いと目立ってしまうことがあります。メイクをすると余計に目立つので、「明るい色の口紅が塗れない」「口紅を塗ってもあまりしっくりこない」「口紅の塗り方がよくわからない」という悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、唇が厚くなる理由と薄くするトレーニング方法7選についてご紹介します。スッキリしたスマートな口元を手に入れることで、これからはもっとリップメイクを楽しめるようにしましょう。

唇が厚くなる理由

もともと唇が厚めの人も居ますが、年を取ってから厚くなったと感じる人も居ます。その理由はさまざまですが、大きく分けると4つの理由があるので確認してみましょう。その中でも、筋肉の衰えは年齢を重ねるごとに誰でも感じるもの。予防のためにも、顔の筋肉が衰えないように鍛えていくことが大切です。

唇が厚くなる理由①:顔の筋肉の衰え

唇が厚くなる理由の一つに、顔の筋肉の衰えがあります。若い頃は肌に弾力があり、筋肉もある程度ありますが年を取ると加齢によって肌の弾力が失われ段々と筋肉も衰えてくるもの。特に、顔の中でも広い面積をもつ頬は年を取るとともに少しずつ下にさがり肌がたるんでくるのです。その結果、口角も下がって口元にはシワが多くなり印象も変わってしまいます。

特に、口周りの筋肉は衰えやすいです。口周りには「口輪筋」という筋肉がありますが、意識して使わなければ日常的に使うことがあまりない筋肉。食事をしたり、会話をしたりすることで筋肉を動かすことができますが現代の食事ではあまり使うことがありません。なぜなら、現代の食事は柔らかく飲み込みやすいものが多くしっかり筋肉を動かさなくても簡単に食べられるものが多いからです。そのため、ただ食事をしただけでは筋肉を十分に鍛えることができません。

また、デスクワークの仕事の場合は仕事中に人と会話することも少ないでしょう。専業主婦として毎日家事をするママさんも、作業中は会話が少なくなるはずです。休みの日にはたくさん会話する機会があっても、普段会話をする機会が少なければ口輪筋を鍛えることができずに口周りがたるむことで唇が目立って見えてしまいます。口周りの筋肉が痩せてくると、実際には口元が突出しているわけではなくても、目立って見えるので唇の厚みが気になることがあるのです。

唇が厚くなる理由②:歯並び

歯並びの影響で唇が厚くなることもあります。姿勢の悪さや食事の時に片側だけで噛むなどのクセ、もともとの骨格などによって歯並びが悪くなることがあります。また、大人になってから親知らずが生えることでその影響で歯並びが変わってしまうこともあるでしょう。歯が収まるスペースは限られているため、新しく親知らずが奥に生えることで隣の歯を押して前の歯が突出するようになります。歯が突出すると、唇も出っ張って見えるので厚く見えるのです。

歯をもとの正しい位置に戻してあげることで、前歯の出っ張りが解消されると唇の突出も軽減されて目立たなくなります。過去に歯並びが悪いと指摘されたことがある、口内をよく噛んでしまう、見た目的に歯並びが良くないと感じる場合で唇が厚くなったと感じるのであれば歯並びも影響していると考えたほうが良いでしょう。歯並びに関しては、予防はできてもすでに悪くなった歯並びを自力で改善することはできないので一度歯科で相談すると良いです。

唇が厚くなる理由③:唇に刺激を与えている

唇に刺激を与えることで唇が厚くなってしまうこともあります。唇は秋冬の時期や夏場でも冷房が効いている場所では乾燥しやすいです。そもそも唇は角質層が薄いうえに皮脂膜がないので、バリア機能が低く敏感で荒れやすい部分。湿度が低く乾燥すると、唇の水分は減ってしまいます。そんな時、唇をなめるクセがあると唾液が刺激となってしまいます。唾液は一時的にはうるおいを与えますが、唾液が乾く時に水分も一緒に奪われるので結果的に乾燥を進めてしまうのです。乾燥が進むと、唇がゴワゴワして硬くなり深い裂け目ができてパックリと割れてしまうこともあるでしょう。

唇をなめる、指で良く触る、皮を向いてしまうなどの行為を繰り返していると次第に唇が荒れて赤く目立ったり、角質層が厚くなることで分厚い唇に見えたりするのです。もともと唇は摩擦の影響を受けやすい部分。一日の食事や歯磨き、リップメイクなどの摩擦を受けることで刺激となり炎症を起こすことが少なくありません。リップクリームは保湿できますが、ぬりすぎるのも良くないのです。リップクリームをぬるという行為自体が、すでに唇に刺激を与えているため適度にうるおう程度にぬることが大切。

唇が厚くなる理由④:口呼吸をしている

口呼吸も唇が厚くなる理由の一つです。口呼吸は、口から呼吸をすることで口内の乾燥が進みます。鼻から空気を吸うよりも口から吸う方がより沢山の空気を吸うことができますが、同時に口内や唇までも乾燥させてしまうのです。唇が荒れやすい人、乾燥しやすい人は口呼吸をしている可能性が高いので見直してみましょう。

口呼吸を改善して鼻呼吸にすることで、唇の乾燥を防ぐことができれば唇の角質層が薄くなり厚みも軽減されることにつながります。口呼吸から鼻呼吸に変えるには、常日頃から口を閉じて鼻で呼吸をするように心がけること。日中はできるだけ鼻呼吸を意識するだけでも違ってくるはずです。日中は良くても、寝ている間にどうしても口呼吸になってしまうという人は就寝時に鼻呼吸用のマスクを使うのも効果的です。口元を軽く押さえることで自然と鼻呼吸ができるようになるので、習慣づける目的でマスクを使うと良いでしょう。

唇を薄くするトレーニング方法7選

唇は頬の筋肉である「頬筋」や口周りの筋肉である「口輪筋」を中心に鍛えることで、口元の筋肉を引き上げることができれば突出が少なくなり目立たなくなります。唇の厚みを減らして、薄く見せることが可能です。年齢を重ねれば筋肉はどんどん衰え、何もしなければ目立つようになります。いつでも簡単にできるトレーニングを実践して、加齢に負けない魅力的な口元を手に入れましょう。トレーニングのし過ぎは逆効果なので、10回を1セットにして1日2回を目安に少しずつ筋力をつけていくことが大切です。

唇を薄くするトレーニング方法①:頬筋を鍛える

頬筋は、頬を支えている筋肉のことでこの筋肉がゆるむと頬全体が下に垂れ下がりその重みでシワができます。特にほうれい線は影響を受けやすいので、頬筋がゆるんでいる人ほどほうれい線がくっきりと目立つ人が多いです。また、口角が下がる原因にもなり口元がゆるむことにもつながります。唇を薄く、スッキリと見せるためにはまずは頬筋を鍛えて引き上げることが大事です。

1.横に軽く口を開きます

2.上下の歯が当たらないようにして歯を少し見せるような感じで自然な形にします

3.「いー」と言いながら口角を上げます

4.5秒ほど口角を上げたままの状態でキープします

5.5秒後上げた口角をゆっくりと戻します

 

唇を薄くするトレーニング方法②:口輪筋を鍛える

口輪筋は、主に唇を開けたり閉めたりするのに使われる筋肉。この筋肉がゆるむと、口角が下がって不機嫌な印象を与えたり老けてみるようになったりします。また、この筋肉がゆるむことで唇のシワも増えるのでボリュームアップして厚く見える原因にもなるのです。

1.唇を軽く閉じます

2.上下の歯が触れないようにしたら、舌の先を上の前歯の裏側につけます

3.そのままの状態で唇を前に突き出します

4.唇を突き出した状態で5秒キープします

5.5秒後ゆっくりと元の位置に戻します

 

唇を薄くするトレーニング方法③:口角挙筋を鍛える

口角挙筋は、上唇を持ち上げている表情筋の筋肉です。この筋肉がゆるむと口角が下がり唇の位置も下にさがって広がっているように見えてしまいます。唇が厚く見える原因にもなるので、上唇を正しい位置に戻して口元を引き締める必要があります。

1.唇を軽く閉じます

2.上下の歯が当たらないようにしながら唇を閉じたら、上の前歯の裏に舌を当てます

3.「んー」と言いながら口は閉じたままで口角を上げます

4.そのまま5秒キープします

5.5秒後ゆっくりと元の位置に戻します

 

唇を薄くするトレーニング方法④:あいうべ体操

あいうべ体操は舌を正しい位置に戻すトレーニングです。舌の本来の定位置は上あごの内側になりますが、多くの人は下あごの内側にある状態。その証拠として、舌の左右にはくっきりと歯の跡がついていることが多いです。舌の筋力が弱くなって下にさがってしまうことで起こるので、口周りの筋肉も衰えさせてしまうことになります。あいうべ体操で舌を鍛え、元の位置に戻すことで口元を引き締めましょう。口呼吸改善にも良いトレーニングです。

1.「あー」と言いながら口を大きく開けます

2.「いー」と言いながら口角を上げます

3.「うー」と言いながら唇を前に突き出します

4.「べー」と言いながら舌を下に伸ばします

5.力を抜いて元に戻します

 

唇を薄くするトレーニング方法➄:舌回し

出典:Instagram

舌回しは、口の中で最大限に舌を回して舌の筋力を鍛えることです。舌の筋肉だけでなく表情筋全体を鍛えることができるので、顔の歪みを防いだりシワを防いだりする効果が期待できます。口元もスッキリするので分厚い唇を薄く見せることにつながるでしょう。また、口呼吸の改善にも良いのでつい口呼吸をしてしまう人やなかなか鼻呼吸が定着しない人は積極的に挑戦してみると良いです。

1.唇を軽く閉じます

2.口を閉じたままの状態で歯の表面や歯ぐきをなぞるようにして舌を回していきます

3.右上、右下、左下、左上、というような感じで順番に少しずつ回します

4.右回りで一周したら、今度は左回りで一周します

5.最後は口元の力を一気に抜いてリラックスします

 

唇を薄くするトレーニング方法⑥:ポッピング

出典:Instagram

ポッピングとは、舌を鳴らす感覚で上あごの内側をはじくトレーニングのことです。舌先が上あごの内側に触れる動作を繰り返すことで、舌の筋肉を鍛えることができます。口呼吸の改善や口元の引き締めに良いトレーニングとなっています。また、唾液腺を適度に刺激することで口内の乾燥を防ぐ役割もあり唇の乾燥も防ぐことで分厚い唇の改善になるでしょう。

1.唇を軽く閉じます

2.舌の先を上あごの内側に軽く当てます

3.舌はなるべく曲げたりせずに、コッコッと音が鳴るように舌の先で上あごの内側を弾きます

4.繰り返し弾いたら、最後は舌を元の位置に戻してリラックスしましょう

 

唇を薄くするトレーニング方法⑦:「い・う」体操

い・う体操は、あいうべ体操をもっと簡単にしたもので「い」の口と「う」の口の形をする動作を交互に繰り返していくというトレーニングになります。口輪筋を鍛えることができて、口角も自然に上がるようになります。唇が目立って厚く見えるのを改善したり、たるみによるシワを防いで若々しい印象を維持する効果も期待できるでしょう。

1.唇を軽く閉じます

2.「い」の口で横いっぱいに口を広げ、同時に口角も上げます

3.5秒そのままキープしたら今度は「う」の口で唇を前に突き出します

4.そのまま5秒キープしたら元の位置に戻します

 

唇を薄くして口元のメイクをもっと楽しもう

厚めの唇も魅力的ですが、あまりにも厚くなってしまうのは悪習慣が原因かもしれません。悪習慣によって、唇が厚く見えたり突出して目立ってしまう人も居ます。その場合は、すぐにでも悪習慣を改善することで口元をスッキリとさせて唇も薄く見せることが可能です。加齢で筋肉が衰えてしまうのは仕方ありませんが、口呼吸を改善したり唇への刺激を最小限にしたりする工夫はできるはず。

唇を薄くするトレーニングをすることで、口周りの筋肉を鍛えることができて口呼吸の改善や唇への刺激を軽減させることができます。その結果、唇をよりスマートにすることができるので気が付いた時だけでも実践してみましょう。どのトレーニングも、どこに居てもできる簡単なものばかりなので、ふと気づいた時に試して唇を薄く見せる習慣を身につけていきましょう。薄い唇を手に入れたら、好きな色の口紅をそろえてもっと自由にリップメイクを楽しみたいですね。

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