【プチプラ】ノンケミカルで石鹸で落とせる子どもも使える日焼け止め

「低刺激な日焼け止め」と言えば、ノンケミカルで子供も使える、そしてプチプラで使いやすい物が良いですよね。
更に、ドラッグストアや市販のものだと手に入りやすいのも魅力的です。
今回は、そんなお子さんと一緒にお使い頂ける、ノンケミカルのプチプラで手に入りやすい日焼け止めをご紹介して参ります!

「ノンケミカル」の日焼け止めがおすすめされる理由

そもそも日焼け止めにおける「ノンケミカル」とは、「紫外線散乱剤」をUVカット剤として使用した日焼け止めを指します。

成分表示では「酸化チタン」「酸化亜鉛」と記載されているものが紫外線散乱剤に当たります。

これらには主に2つのメリットがあります。

  • 化学反応を起こさず紫外線を跳ね返すのではだへの負担が少ない
  • 時間が経っても変形しない為、汗で流れたり、拭き取ったりしない限り効果が続く

特に前者の理由から、敏感肌の方や、お子さんのような肌が丈夫でない・刺激を避けたい方はノンケミカルが圧倒的におすすめです。

白浮きしないノンケミカルの日焼け止めの選び方

紫外線散乱剤は粉体であり、デメリットとして「白浮きしやすい」という点があります。

細かい粉体にしたり、着色顔料と併用することで、ある程度白浮きを抑えられます。

しかし、高配合(高SPF処方)にするにはやはり高い技術が必要です。

ただし、この「白浮き」がむしろ「トーンアップ効果」として活用されることもあります。

メイクアップの下地としては嬉しい効果ですよね。

それでも気になる方は「酸化チタン」よりも「酸化亜鉛」をメインに配合した物を選ぶと良いでしょう。

酸化亜鉛の方が比較的白浮きしにくい性質があります。

金属アレルギーの方は「酸化チタン」の方が安全

逆に酸化亜鉛のデメリットとして、ごく稀に、金属アレルギーの反応を起こすことがあります。

アレルギーの懸念のある方はUVカット剤は酸化チタンのみを配合した日焼け止めを選びましょう!

プチプラのものや、ドラッグストアで売られているものにも、そういった日焼け止めは意外とあります。

成分表示を是非チェックしてみてくださいね!

紫外線吸収剤は肌に悪いのか?


紫外線吸収剤は、一度紫外線を吸収し、肌の上で化学反応を起こします。

それによって紫外線を別のエネルギーに替えて、放出します。

これが吸収剤による紫外線をブロックする仕組みです。

吸収剤を沢山配合した日焼け止めでも伸びが良く、きしみもないので、非常に使い勝手が良いです。

その為、高SPFのものは吸収剤を使用したものが多くなります。

高SPFだと、一見紫外線からがっちりガードしてくれそうなので、肌を守る力も強いイメージがあります。

しかし吸収剤が起こす化学反応は肌の弱い方には刺激や乾燥の原因になるので注意が必要です。

子どもに使える日焼け止めは石鹸で落とせる物を選ぶ

さて、ノンケミカルであれば、確かに日焼け止めとして低刺激です。

しかし、落としやすさはどうでしょうか。

刺激・肌への負担を考慮するのであれば、日焼け止めの落としやすさにも注目しましょう。

その基準となるのが「石鹸で落とせるかどうか」です。

これは、日焼け止めに配合される油分の量や、お使いの石鹸(洗顔料、ボディソープ)そのものの洗浄力によります。

例えば、日焼け止めの成分表示の上の方に油分が記載されていたら、オフする際は、洗浄力が高いアルカリ石鹸やクレンジングオイルが必要となります。

ウォータープルーフ処方だと、基本的に、クレンジングオイルや専用リムーバーなどの高い洗浄力が必要です。

こういった高い洗浄力を必要とする日焼け止めを日常的に使用するのは、子どもや敏感肌にはリスクが高くなります。

その洗浄力の高さが、洗い流しの際に、乾燥や肌荒れの原因となるからです。

せっかくノンケミカルで優しい日焼け止めを使うのであれば、落としやすさも考慮しましょう。

できれば、弱酸性やアミノ酸の石鹸、ベビーソープなどで落とせるものが好ましいです。

そうでなくでも、せめてアルカリ石鹸(石鹸素地と呼ばれるもの)で落とせるものを探してみましょう。

ドラッグストアでも買える!プチプラで石鹸で落とせるおすすめノンケミカルの日焼け止め8選

それではここから、ノンケミカルでおすすめの日焼け止めを8つご紹介致します。

中にはドラッグストアや店舗に取り扱いがあるものもご紹介していますので、是非、いざというときの参考にしてみてくださいね。

まずは以下の点にこだわって探してみました!

  • ノンケミカル
  • 石鹸で落とせる
  • 1,500円以下のプチプラ
  • SPF49以下
  • アルコール不使用
  • 無香料、無着色
  • PG、DPG不使用(稀に刺激を感じる成分です)

1.アトピタ 保湿UVクリーム /850円

出典:instagram

  • SPF29
  • PA++

敏感肌用や子供向け用の化粧品で有名なアトピタシリーズです。

ウォーターベースで伸びが良く、このSPF値であれば白浮きの心配も然程ないのがとても魅力的です。

メインのUVカット剤は「酸化チタン」の様ですが、「酸化亜鉛」も配合されています

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2.資生堂 ドゥーエ ベビー プラス/1,300円

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  • SPF20
  • PA++

SPFやPAの値が少々心配な方もいらっしゃるかもしれませんが、日常のお散歩や買い物程度でしたら十分にカバーできます。

ちなみに、同シリーズの泡ソープで落とすことが可能だそうです。

この泡ソープの洗浄成分はアミノ酸系の界面活性剤になっています。

よって、アミノ酸系の石鹸やベビーソープでも落とせる処方です。

ただし、こちらの日焼け止めは2層式で、振ってから使うタイプです。

こういったタイプの日焼け止めは、少し落としにくい傾向にありますので、石鹸で落とせる処方ですが、丁寧に洗うことをおすすめします。

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3.アンドフリー センシティブUVジェル/1,300円

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  • SPF49
  • PA+++

この価格でノンケミカルでこのSPF値はとても珍しく、貴重なアイテムです。

これは比較的白浮きしにくい、「酸化亜鉛」を多く配合されている為かと考えられます。

アレルギーをお持ちの方はご注意くださいね。

また、伸びもよいので化粧下地にも使えます。

ただし配合されている「水添ポリイソブテン」という成分は、簡単には落としにくい油分です。

石鹸で落とせるという処方になってはいますので、アルカリ性の石鹸をしっかり泡立て、丁寧にオフしましょう。

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4.ドクターシーラボ ベビーUVクリーム/1,200円

出典:ドクターシーラボ

  • SPF30
  • PA++

使用しているUVカット剤は「酸化チタン」のみで、金属アレルギーの方でも安心してお使い頂けます。

他にも、セラミド2やヒアルロン酸Naなどの保湿成分も配合され、日中の乾燥が気になる方にもおすすめです。

また、優しい洗浄力のベビーソープでもオフできるのも非常に魅力的です。

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5.ユースキンS UVミルク /オープン価格

出典:instagram

  • SPF25
  • PA++

こちらは「酸化チタン」のみを使用していますので、アレルギーが不安な方にもおすすめです。

価格が、オープン価格と分かりにくいですが、通販で送料を入れても1000円前後です。

SPF,PAに関しては、外での軽いスポーツ程度なら十分カバーできます。

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6.DHC ベビー&ママ サンガード/1,134円

出典:DHC

  • SPF30
  • PA++

クリーム状の日焼け止めで、天然保湿因子を配合しています。

天然保湿因子とは、肌にもともと存在し、私たちの肌の潤いを保っている成分です。

もともと存在しているということは、それだけ他の保湿成分よりも肌馴染みが良く、刺激も少ないというメリットがあります。

さらにこちらも「酸化チタン」のみを使用していますので、肌への優しさにとことんこだわっているのが分かりますね。

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7.松山油脂 M-mark 日焼け止めローション/800円

出典:instagram

  • SPF20
  • PA++

保湿成分としてホホバ種子油を配合しています。

それでいて乳液タイプなので、べたつかず、伸びが良いので、お子さんにも使いやすいのが魅力的です。

こちらも「酸化チタン」のみを使用しています。

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8.メンソレータム サンプレイ ベビーミルク/700円


出典:instagram

  • SPF34
  • PA+++

こちらはドラッグストアに限らず、夏場にはスーパーのレジ横なんかでもよく見かけるシリーズですよね。

同シリーズの中では、こちらが一番肌に優しい設計です。

価格だけでなく、持ち歩きに便利なサイズなのも嬉しいポイントです。

またSPF,PA共に、外で遊ぶにも十分な値です。

「SPF34」という値は、紫外線散乱剤が極力白浮きしない範囲内で、出来るだけ紫外線をしっかりカットできる値です。

ただし、こちらは石鹸で落とせる処方になってはいるようですが、ウォータープルーフです。

洗浄力の弱い石鹸(アミノ酸石鹸やベビーソープなど)では落としにくい傾向にあります。

オフするときはクレンジング剤かアルカリ性の石鹸で丁寧に落としましょう。

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子どもも使える!ノンケミカルで低刺激なSPF50・ウォータープルーフの日焼け止め2選

紫外線散乱剤は白浮きしやすく、高配合が難しい為、ノンケミカルでSPF50の日焼け止めはそう多くはありません。

なかなか探しにくいアイテムですが、高SPFだからこそ、ノンケミカルにこだわりたいところです。

特にお子さんと一緒に楽しむ夏場の炎天下でのレジャーや、日焼けに弱い方は、肌への優しさを考慮すると諦めたくありませんよね。

そこでここからは、SPF50以上のノンケミカルの日焼け止めをご紹介していきます。

やはりお子さんと使うことを踏まえ、石鹸で落とせるものを選びました。

ただし、ウォータープルーフで高SPFなので、そうでない日焼け止めと比べると丁寧に洗う必要があります。

ささっと洗い流すだけでは落ちきれず、逆に肌への負担となります。

メーカーが推奨する落とし方を参考に丁寧に洗いましょう。

1.NOV ノブ UVシールドEX/2,500円

出典:instagram

  • SPF50+
  • PA++++

敏感肌向けのスキンケアコスメで有名なNOVの日焼け止めです。

こちらはクリームタイプの日焼け止めなので、乾燥からもお肌を守ってくれます。

クリームタイプは伸びがイマイチなイメージもあるかもしれませんが、螺旋を描くように伸ばしていくとムラなく伸ばせます。

落としやすさに関しては、洗浄力の弱い石鹸では少々落としにくいかもしれません。

そういった場合は2度洗いをするなどして、丁寧にオフしましょう。

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2.カリス ハーバルUVローション50 フェイス&ボディ/2,000円

出典:カリス成城

  • SPF50
  • PA+++

粒子が細かく白浮きしない工夫がされておりとても使いやすい日焼け止めです。

「粒子が細かい」といっても、ナノ化しているわけではないので、肌に負担はかかりません。

また保湿成分も豊富に配合されているのもうれしいポイントです。

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子どもも使えるノンケミカルのオススメ日焼け止めスプレー3選

近年徐々に種類が増えてきたスプレータイプの日焼け止めは、お子さんに使う際もお手軽で非常に便利ですよね。

特に外で塗り直す際は、スプレータイプの方が気軽に使えます。

こちらもやはり、ノンケミカルで落としやすいものを選びましょう。

またお顔に使用する際は、一度手のひらに伸ばしてから塗布するのが安全です。

そうすることで目に入る危険もなくなりますし、まんべんなく塗布できます。

1.アロベビー アウトドアミスト/2,350円

出典:instagram

  • SPF15
  • PA++

赤ちゃんから使える、とても低刺激なノンケミカル日焼け止めスプレーです。

配合成分がかなりシンプルで、肌への優しさが非常に考慮されています。

しかも、石鹸を使わなくてもお湯で落とせてしまうのも嬉しいポイントです。

更に、虫を寄せ付けない防虫効果もある優れものです。

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2.セフィーヌ UVカットシャワー アロマガード EX/2,000円

出典:セフィーヌ

  • SPF50+
  • PA++++

ウォータープルーフで高SPFなので、炎天下のアウトドアの際は塗り直しに活躍します。

ただし、スプレータイプの日焼け止めは、表示されているSPF値と実際の効果には差が出やすいアイテムです。

その為にもアウトドアの際はこまめな塗り直しを心がけましょう。

こちらは保湿成分も配合されていて乾燥対策も出来ます。

植物系エキスも数多く配合されている為、草木に弱い体質の方はこの点に注意してください。

落とす際は石鹸をしっかりと泡立て、丁寧に洗いましょう。

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3.ピュアシャワー UVカットスプレー/800円

出典:instagram

  • SPF50+
  • PA++++

こちらも高SPFでウォータープルーフで処方です。

プチプラの日焼け止めスプレーの中では、ノンケミカルで低刺激処方と、お財布にも肌にも優しい商品です。

また先ほど紹介したセフィーヌの日焼け止めスプレーと同様、特に植物系のエキスが多数配合されています。

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ノンケミカルの日焼け止めの簡単な見分け方

低刺激処方を謳った日焼け止めの中にも「紫外線吸収剤」を使用したものがあります。

「低刺激処方=ノンケミカル」ではありませんので、ご注意ください。

「紫外線吸収剤不使用」といった表記があれば、ノンケミカル処方です。

念の為、成分表示もチェックしてみましょう。

冒頭でもお話ししましたが、主な紫外線散乱剤は「酸化チタン」「酸化亜鉛」の2つです。

もしくは「酸化セリウム」という成分もたまに使用されています。

ノンケミカルの日焼け止めには、このうちのどれか1つ以上が、成分表示の比較的に上の方(前方)に記載されています。

ただし、紫外線吸収剤と一緒に紫外線散乱剤が配合されている場合もあります。

紫外線吸収剤には

  • ケイヒ系
  • ベンゾフェノン系
  • トリアジン系

といった種類があります。

よく使用される紫外線吸収剤は「メトキシケイヒ酸エチルヘキシル」です。

成分表示で見かけたら、それは紫外線吸収剤を使用した日焼け止めです。

紫外線吸収剤不使用の他にどこが低刺激処方なのかチェックしよう

日焼け止めを含め、コスメの「低刺激処方」の条件には

  • アルコール(エタノール)フリー
  • 防腐剤(パラベン)フリー
  • 無香料、無着色
  • 石油由来成分不使用

などがあります。

「これらが入っていると肌に悪い!」とは言い切れません。

逆に、これらが入っていないから良い化粧品だとも、代わりに入っている成分が必ずしも肌にとって良い成分だとも言い切れません。

ただし、ご自身や、お子さんに使用する上で気になるものは除外しましょう。

例えば、アルコール(エタノール)は伸びを良くしてくれたり、べたつきを軽減してくれますが、乾燥を招く恐れがあります。

なので、乾燥肌の方、肌が敏感なお子さんへの使用は控えた方が無難です。

逆に「オーガニック」「ボタニカル成分」を積極的に配合した化粧品は、天然由来で肌に優しそうですが、敏感肌には刺激になりうることもあります。

オーガニック成分やボタニカル成分そのものに刺激を感じることもありますし、これらを抽出するためにエタノールが使用されていることもあるからです。

日焼け止めは日中洗い流すことはなく、長時間肌に乗せる化粧品です。

「低刺激処方」の一言のパッケージに惑わされず、成分表示からご自身やお子さんに適した処方の日焼け止めを選びましょう!

子どもも使えるノンケミカルの日焼け止めで低刺激なUVケアを!


肌老化の約80%が肌老化の原因だと考えられています。

さらに、子どもの皮膚は大人よりも薄く、紫外線の刺激を受けやすいため、紫外線対策は必須です。

そんな子ども達にも使える低刺激な日焼け止めを選べば、大人の敏感肌にも対応できます。

最近は技術が発達し、プチプラのノンケミカルな日焼け止めでも白浮きせず、きしまない、優秀なものが沢山出てきました。

毎日使うものだからこそ、価格も使用感も使い続けやすい日焼け止めで、しっかりと紫外線からお肌を守っていきましょう。

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