在宅ワークにはどんなものがある?スキマ時間にできるものを徹底リサーチ!

皆さんは今、どんなお仕事をしていますか?外にでてパートや派遣社員としてお仕事をされている方、また専業主婦として、家事を主にしている方もいるでしょう。
今回は、家にいながら収入を得る【在宅ワーク】とは、どんなものがあるのか?紹介したいと思います。

内職か、クラウドソーシングか、メルカリは?


内職について
在宅でできる仕事は…と考えたとき、まず思い浮かぶものに「内職」があります。
内職とは、企業と雇用契約を結び、販売業者や製造業者などの企業から原材料や部品を受け取り、在宅で組み立て、納品する仕事になります。
雇用されて働くけれども、場所が自宅であるという働き方が「内職」です。雇用されているという安心感と、自宅での作業となる気楽さが魅力です。

クラウドソーシングについて
多様な働き方を求める人が増えてきていることから、著しく成長している業界が、「クラウドソーシングサービス」です。
このサービスでは、仕事を依頼したい企業、個人(発注者)と仕事をしたい人(受注者)とを、オンライン上でマッチングする仕組みを提供しています。
仕事の契約から、仕事の完了、発注者から受注者に報酬が支払われる一貫のサイクルがインターネット上で行われるため、受注者が簡単かつ安全に在宅ワークができる環境が整っています。受注者の住んでいる場所も、時間も、また従来型の雇用にもとらわれない新しい働き方として注目されています。

代表的なクラウドソーシングサービスの企業に、「ランサーズ」「クラウドワークス」「シュフティ」があります。

働くだけが収入になるとは限らない?メルカリについて
収入を得る、賃金を得る、と考えると、当たり前のように「働く」という概念を思いますよね。
しかし、スポット的に収入を得られ、また気軽に参加できることから、フリマアプリの「メルカリ」に人気が集まっています。スマホやパソコンから、簡単にアクセスでき、家にある不用品などを出品、買い手がつけば収入を得ることができます。
クローゼットの整理にもつながるし、ただ自治体の不用品リサイクルに出すよりは、お得さと楽しみがあるサービスといえます。また、高級ブランド品の買取りに特化した「ブランディア」などの利用もいいでしょう。

ここまで、大まかな在宅でできることを紹介しましたが、次に知っておきたい良い所、悪い所を案内します。

在宅ワークのメリットとは?


自由度が高い
在宅ワーク、メルカリもしかり、そのメリットとは、ずばり自由度の高さにあります。
仕事に取り掛かる時間も自由、パソコンやスマホさえあれば仕事場所も自由です。内職やクラウドソーシングサービスの仕事をする場合は、その仕事内容の締め切り内に成果物を納品することができれば、それ以外は基本的に自由です。自分の1日の生活サイクルに合わせて、仕事をすることが出来る。これが魅力のひとつであるでしょう。

また、時間的自由の他に、仕事をする相手、発注者の選択肢が広いということも挙げられます。例えば会社員の場合は、北海道に住んでいて東京の会社で働くことは難しいでしょう。通勤可能な範囲で仕事をする人が、一般的ではないでしょうか。
しかしクラウドソーシングサービスの場合は、オンライン上ですべてが完了するので、稀なケースだと、ハワイに住んでいて東京の発注者と仕事をするということも可能です。

そのほかには、気持ちの自由度も高いということも魅力でしょう。企業や店舗で働く時につきものなのが、「人間関係」です。これが悩みの種という人も多いのではないでしょうか。それに現在は、問題なく穏やかな人間関係が築けていても、別の人が外から加わることにより、その関係に変化がおよぶということもあります。
その点、在宅ワークでは、発注者との実質的な仕事のやりとりのみが、オンライン上で交わされるので、人間関係に悩まされることは非常に少ないといえます。ただ、顔の見えない仕事であるからこそ、一般的な礼儀や言葉使いなどには配慮したいものです。

在宅ワークのデメリットとは?


自分で動かなければ何も始まらないこと
例えば、主婦になってからパートなどをされたことのある人は、おわかりだと思いますが、新しく入って「よろしくお願いします」と始めた時、先輩や上司が、仕事内容を具体的に教えてくれたのではないでしょうか。まず、これをやって、慣れてきたら、次はこれをやってのように、周りがサポートしてくれることもあったと思います。
在宅ワークでは、自分ひとりですので、ぼーっと待っていても何も事態は動きません。今自分に何ができるのか、できることから始めてだんだんとレベルの高いものへと挑戦したり、こなせるものを淡々と取り組むことも、すべて自分が決めなくては誰も考えてはくれません。前出の自由度の高さの反面、このような能動的な態度が必要になってくるといえます。

自分を管理する、律すること
自分で能動的に動かなければならないと、前段で述べましたが、自分を律することも必要になります。
例えば、会社員のように就業時間がないのでさぼろうと思えばできるわけです。その結果、納期に間に合わず、報酬も支払われず、発注者との関係も絶たれるということにつながりかねません。体調不良で仕事がしづらいこともあるでしょう。でも、それも自分の管理下において自分でコントロールしながら、良好な仕事環境を自分で作っていく必要があります。
また、急な用事などが入って仕事を中断せざるを得ない場合などは、発注者に連絡相談することはいうまでもありません。

これらの点をふまえて、次に具体的に在宅でできる仕事の種類を紹介します。

在宅でできる仕事の種類には、どんなものがあるか?


シール貼り
お店に並んでいる商品には、値札やバーコードのシールが貼ってあります。シール貼りの仕事は、このような商品に貼るシールや、宛名などのシールを手で貼る作業になります。昔からある定番の内職として、ちょっとしたお小遣い稼ぎをしたい主婦に人気の在宅ワークのひとつです。シール貼りの平均単価は 0.1~2円で、月1~2万程度の収入が相場ですが、パソコンが苦手、黙々と作業に取り組むのが好きな人であれば向いているでしょう。
また、この仕事は発注者から荷物が届き、自宅で作業を行うので、自宅内に作業場所を用意するとスムーズに取り組めるでしょう。

添削者
幼児から小学校、高校、各専門分野の資格などの通信教育の答案を添削、採点し、期日までに納品する仕事です。仕事にはパソコンは必須で、インターネットを利用して行います。応募している会社は知名度の高い所が多く、定期的な研修や出社の必要がないこと、電話でのサポート対応などがあることから、安心して仕事ができる環境になっています。
ただ、応募時期は不定期で、応募条件に学歴や試験を課している所がほとんどなので、まずはそこをクリアする必要があります。しかし、「得意な科目がある」「幼児、小学生ならやってみたい」など、思い当たることがある人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

データ入力、テキスト入力
データ入力は発注者が用意した専用フォーマットなどに、企業情報や名刺内容などを入力する仕事です。企業1社、名刺1枚ごとに報酬価格が設定されていたり、まとめての設定の場合もあります。

テキスト入力は、インタビュー記事を文字に起こしたり、用意された資料を入力する仕事になります。単価は高くはないですが、キーを打つのが早い人、黙々と作業をするのが好きな人には向いているといえるでしょう。作業内容も難しいものではないため、手始めに取り掛かりやすい仕事のひとつとなっています。
納期は設定されているものから、出来高制のものまで、発注者の依頼内容によって様々です。

ライティング、文書作成
ドラマや映画の感想を書く簡単なものから、発注者の指定するジャンルやキーワードを元に、ある程度の文章量を書くものまで、様々な文章を書く仕事です。記事内容が、対象物の率直な感想を求める、採用のハードルが低いものから、テストライティングなどで、ある程度の文章力を精査してから採用となる場合など、発注者ごとに要件は違います。
ただ、パソコンとインターネット環境があれば、取り組むことはできるので、文章を読んだり書いたりすることが好きな人、得意な分野がある人には、挑戦しやすい仕事であるといえます。
ライティングの報酬は文字数によって金額が決められているケースが多く、経験を積むごとにスキルを上げていくことができ、文字単価のより高い仕事につなげることができるでしょう。

翻訳
翻訳は英日、日英がボリュームゾーンであり、内容は、ビジネス、IT、医療、エンターテインメントまで様々です。企業から直接仕事を受ける場合と、クラウドソーシングサービスに登録して受ける場合があります。
応募資格は一般的には、TOEIC900点前後、最低でも800点程度は必要です。高度なスキルが必要ですが、在宅ワークの仕事の中では、各段に高い単価の仕事ですので、短時間でまとまった報酬を得ることができます。

習い事の先生
たとえば、ピアノなどの楽器、書道など、専門的なスキルがある人はそれをブラッシュアップして活かすのもよいでしょう。「自宅で教室を開くなんて、敷居が高い…」と構えたくなるものですが、スキルがあるなら、最初から立派な教室である必要もないでしょう。
そもそも、当記事のタイトルも「スキマ時間で主婦ができるもの」。生徒が集まるか心配するより、もしひとりでも門を叩いてくれる人がいたならば、そのひとりに真摯に教えることから始めてみてはどうだろう。(筆者の自宅の郵便受けにも、パソコンで作ったような「ピアノ教えます」の可愛いチラシが入っていたことがありました。住所は近隣のものでした)

次に実際に在宅ワークに踏み出す前に、知っておきたい注意点についてお知らせします。

在宅ワークの注意点とは?


荷受代行・荷物転送詐欺が増えている
近年、新しいタイプの詐欺が発生しています。
「自宅へ届いた荷物を転送するだけの手軽なアルバイトに応募したら、勝手に携帯電話が自分名義で契約され解約に数万円かかった」というもの。
流れを追うと、まず詐欺業者がSNSなどで、「荷物を転送するだけで1回数千円の報酬が受け取れる」と投稿し、連絡を取ってきた人に、口座番号などの個人情報や運転免許証などを求めてきます。それを利用して転送アルバイトの応募者の知らない所で、携帯電話などを契約・購入し、通話料など諸経費を契約者に請求し支払わせるという手口になっています。さらに、手口が微妙に変化したパターンも確認されているとか。
国民生活センターは、荷受代行・荷物転送のアルバイトをしないように、また、安易に自分の個人情報を提出しないように、警告を出しています。

商材商法・資格商法詐欺にも注意
商材商法とは、在宅ワークを始めるにあたって、所定の商品を購入させるタイプの詐欺のこと。業者から「仕事を発注するのにどうしても必要」と促され、高額なテキストなどの商材を購入。このように支払った初期費用に見合う報酬を、その後得ることができないとうのがこのタイプになります。

資格商法も上記に似ていますが、資格試験や研修などを受けさせる詐欺のことをいいます。この場合も在宅ワークを始める前に、「必要だから」と高額の試験料や研修料を振り込むように指示を出されます。中には、故意に合格できないように仕組まれる場合もあります。

受注者がお金を払う要件はない
そもそも在宅ワークで仕事をしてお金を稼ごうとしているのに、稼ぐ前からお金が出て行ってしまうこと自体、首をかしげる話ですが、詐欺業者の口車にまんまとはめられてしまう事例が現実に起きています。
基本的に在宅ワークを始めることにお金を払う必要はありません。身元のしっかりした業者なら仕事を依頼する前に費用を請求することは、まずないでしょう。
もし在宅ワークの業者から、初期費用の名目で金銭の支払いを求められた場合は、速やかにかつ丁寧に断りを入れることが肝要です。

報酬・賃金の不払い
これは詐欺ではないですが、業務を完了し納品したけれども、お金が支払われないというトラブルも起きています。
直接契約の場合は、自分で交渉しなければなりません。
クラウドソーシングサービスなら、こういったトラブルを防止するために「仮払い」制度を設けています。各社の利用ガイドをよく読んで検討するといいでしょう。

在宅ワークで笑顔になるために


これから実際に仕事を探したり始める際には、防犯意識を頭の片隅に置いて、参考にしていただければと思います。

最後に、在宅ワークとは、”自分次第である”という言葉を皆さんに贈ります。

それは、在宅ワークに限ったことではないかもしれませんが、ひとりひとり得意なことも、好きなことも、どのくらいのパワーをかけたいのかも違います。
在宅ワークは自分の責任において、より自分の求める働き方は何なのか知り、形作っていくことができるスタイルとして、今後も働き方の多様性の一部を担うことでしょう。

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