美髪のためにシャンプーは泡立てが肝心【泡立てることの重要性】

皆さんは洗顔をするとき、洗顔料を直接顔に塗らず、手やネットで泡立ててから洗顔を行いますよね。

シャンプーも正しいやり方は同様で、よく泡立ててから使うという事をご存知でしょうか?
泡立ててから使うことによって、頭皮や髪の毛をやさしく、より美しく洗うことができます。

今回の記事では、シャンプーを手で泡立てる方法やコツ、色々な泡立て方や、泡立てないことによる髪へのデメリットなどをご紹介します。ぜひシャンプーの参考にしてください。

シャンプーをよく泡立てることの重要性


直接シャンプーを頭皮につけない方がいい理由
【泡立てないデメリット①】
まず、直接シャンプーを頭皮につけると、頭皮への刺激が強すぎるということです。
頭皮は皮脂で覆われているのですが、シャンプーを直接つけることで過剰に皮脂が奪われてしまいます。
皮脂は頭皮を守るバリアのような役割を果たしているため、適度に残す必要があります。
また、シャンプーは泡立てることを前提に作られていますので、水を加えて泡立った状態が丁度よい濃度になります。
そのため、強すぎる原液を直接頭皮へつけると、頭皮がかぶれてしまう恐れもあります。
原液を塗布するだけでは汚れも落ちず、肌荒れすることもあるのです。

【泡立てないデメリット②】
シャンプーを泡立てないデメリット2つ目は、泡立てないことによって頭皮に過度な負担がかかってしまい、抜け毛や薄毛の原因になってしまいます。抜け毛や薄毛の原因になるだけではなく、頭皮が弱ると髪に栄養が行き渡らず、ハリやコシがなくなってしまいます。パサつきも増え、切れ毛や枝毛の原因にもなりかねません。

【泡立てないデメリット③】
泡立てたシャンプーの泡は髪と髪の間のクッション材的な役割を果たしてくれます。ですので泡がない状態からシャンプーを始めてしまうと髪同士がこすれ合ってしまい、キューティクルがはがれて髪に傷みが生じてしまいます。シャンプーを泡立てないことによって、結果的にきれいな髪が保てなくなるということです。

【泡立てないデメリット④】
デメリット4つ目は、頭皮の毛穴にシャンプーの成分が残るということです。シャンプーをすすぐとき、泡と原液のどちらが水に流しやすいかは想像できるとおもいます。これは洗顔料でも歯磨き粉でも一緒ですよね。原液の状態よりも泡の方が格段に流しやすいのです。シャンプーの洗浄成分である界面活性剤は、毛穴に残るとかゆみや炎症を引き起こす原因にもなります。しっかりとすすぐことのできる泡の状態でシャンプーを行うことで頭皮のトラブルを防ぎましょう。

シャンプーをよく泡立たせるコツ


乾いた髪をブラッシング
シャンプーをよく泡立たせるために、まずは濡らす前の乾いた髪をブラッシングする必要があります。
これは主に、頭皮に付いた汚れや皮脂、ホコリを浮かせてお湯で流れやすくするためのステップです。
あらかじめ浮かせておくことで、シャンプー前の予洗いをより効率的に行うことができて、シャンプーの泡立ちにも繋がっていきます。また、髪の絡まりを解いておけるといういうメリットもあります。
おすすめは髪の長さに関わらず、ザックリとした大きめのブラシを使用することです。
クッション性があり、頭皮に優しいタイプですとより髪にやさしくブラッシングすることができます。
予洗い前のドライブラッシングは、わかっていてもつい忘れがちな工程かとおもいますが、できるだけ習慣づけるようにしていきましょう。お気に入りのブラシを1本持っておくと良いとおもいます。
以下おすすめのブラシです。

【ジョンマスターオーガニック・ベントパドルブラシ】

出典:instagram
オーガニック人気を牽引しているジョンマスターオーガニックから発売されている『ベントパドルブラシ』。
ふかふかなクッションで頭皮マッサージに適した仕様になっており、その使用感の心地よさは予洗い前のドライマッサージにぴったりです。あまりに心地よくて、使い忘れも防いでくれるのではないでしょうか。
ジョンマスターオーガニックの『ベントパドルブラシ』は、マイナスイオンを放つトルマリン配合のイオン毛が頭皮に心地よい刺激を与えるパドルブラシ。竹製の持ちやすい太さとフィット感のあるハンドルで、使いやすさにも定評があります。
リフトアップ、コリほぐしにも効果的とあって大人世代にぴったりの1本です。
また、穴の開いた形状のため、スタイリングやブローに使用する時もブラシがドライヤーの風を邪魔することがなく簡単に行うことができるので、常備しておくと便利です。

【アヴェダ・パドルブラシ】

出典:instagram
アメリカ生まれのヘアケアブランド、アヴェダより、ブラシ部分が頭皮に刺激を与えマッサージ効果を高めるヘアブラシです。
パドルのような形状に並んだ長めのピン(クシ歯)が、絡まった髪をほどきやすくすると同時に、ブロードライやスタイリング時の髪や頭皮への負担を緩和するようデザインされています。
アヴェダの『パドルブラシ』は程よいザックリ感でドライマッサージにも最適。
国内外の美容家からの信頼も厚く、試してみる価値ありのブラシです。心地良い実用的な使用感を試してみてはいかがでしょうか。

シャンプー前に頭皮と髪をしっかり濡らして予洗いする
シャンプーの泡立てるためのコツとして重要なステップ、お湯のみでの予洗い。
シャンプーは頭皮の汚れを落とす効果がありますが、お湯だけでも実は7割の汚れが落ちるんです。
大切なのは予洗いをする時間。
美容院でシャンプーしてもらうとき、シャンプーをつける前の予洗いの時間が長いと感じることはありませんか?
それは髪を美しくきれいに洗うために必要なステップだからなのです。
シャンプーを泡立てるために髪を濡らすのではなく、地肌や髪全体の汚れを落とすつもりで洗います。
このとき、ゴシゴシと頭皮や髪をこすってはいけません。頭皮をマッサージするように、できるだけ摩擦をさけてやさしく扱うイメージで行いましょう。頭皮と髪に十分な水分が行き渡るように、最短でも1分はお湯で洗うのが理想です。
1分というと、実際にやってみると長く感じるかとおもいます。しかしこの予洗いをしっかり行うことで、シャンプーの泡立ちも格段によくなり髪へのダメージを防いで頭皮を健やかに保つことができるのです。
1分が長い!と苦痛に感じる方は、まずは30秒、40秒でも、いつもより少し長くやってみるような感覚でも構いません。
予洗いによる泡立ちの効果が感じられればしっかり1分やってみようという気持ちになれるはずです。

シャンプーを手に取る前に手をよく洗っておく

シャンプーをよく泡立てるために、シャンプーを手に取る前にやることがあります。それはボディソープやハンドソープなどを使って手をしっかりと洗っておくことです。手の平に余分な脂や汚れがついていると、シャンプーが手の平でしっかりと泡立ちません。この事前に手を洗うというのは、きれいな泡をつくるための重要なポイントですので、省略せずにこちらも習慣づけていきましょう。

適切な量のシャンプーを手に取る
シャンプーの泡立ての重要な要素です。適切で泡立ちやすい量を手に取っていきましょう。
たくさんの量を使えば良いというものでもありません。
ボブヘアなら1~1.5プッシュが目安。ミディアムヘア〜ロングヘアの方は2〜3プッシュ程度です。
使うシャンプーの種類や毛量にも寄っても変わりますので、自分に適切な量を研究すると良いですね。
よくわからないという方は、美容室で美容師さんに使うシャンプーや一回に使う量を相談してみても良いかもしれません。

いざ、シャンプーを泡立てる!
先述したその適切な量を、全量を1度に取ってはNGです。
シャンプーで髪を洗う時に重要なのは、その量ではなくあくまで泡立て方です。
全量を一度に泡立てるのではなく、少量ずつのお湯を含ませていく方が比較的に泡立てやすいですよ。
そんな手間はかけられないし面倒臭いという方は、洗顔用などで販売されている泡立てネットなどを使うのも一つの方法だとおもいます。両手に野球ボールくらいの大きさの泡ができる状態が理想です。

【江原道(コウゲンドウ) オリエンタルプランツ 泡立てネット】


こちらのようなツールを使ってみてはいかがでしょうか。ネットがたっぷりと空気をかかえこみ、きめ細やかなクリーミーでしっかりした泡を簡単に作り出してくれます。シャンプーの原液を1プッシュずつ加えながら、クシュクシュと手で揉んで泡を作っていきます。今まで使っていなかった方は、想像以上にたくさんの泡ができてシャンプーが楽しくなるかもしれません。

手で泡立てる場合は、シャンプーの原液とお湯に、しっかりと空気を取り入れるようなイメージで軽く両手をこすり合わせていきます。力を入れず、シャンプーの原液を1プッシュずつ加えていき、少しずつ泡を育てていくようなイメージです。せっかく作った泡が手からこぼれないように気をつければ、徐々にしっかりとした泡が出来上がります。上手く泡立たない場合には、そのシャンプーの特性であることも考えられますので、よく泡立つシャンプーを選ぶことも重要です。

それでも泡立てが苦手だという方には、最初から泡で出てくるシャンプーを使ってみるのもおすすめ。

【シュワルツコフ ビオロジー アクアシャンプー】

出典:instagram
しっかりとした泡が出てくるシャンプーを選べば、泡立てが苦手な方や面倒だという方でも正しくシャンプーをすることができます。たっぷりの泡で摩擦の少ないシャンプーを行いましょう。こちらのビオロジーアクアシャンプーは週1回の使用を推奨していますので、特別な日のケアに使用したいですね。たとえ高級なシャンプーを使ったとしても、泡立たなければ適切な洗浄を行うことができません。自分に合った泡たっぷりの状態にできるシャンプーを選びましょう。

毛先から泡をつけて頭皮に向かって泡立てる
髪にシャンプーを付けてからの泡立て方のコツは、毛先から泡をつけ頭皮に向かって泡立てることです。
コツは毛先に泡をつけたら、空気を含ませるように指を動かし頭皮側へ移動させることです。
慣れないと難しいのですが、食器を洗う前に水を含んだスポンジに洗剤をつけて、クシュクシュと揉むのをイメージしてください。
髪をスポンジに見立て、指で優しく揉んでシャンプーの泡を増やします。そうすることで髪に負担をかけずに泡立てることができますよ。髪で泡立てようとゴシゴシこすり合わせるのは、摩擦で髪を傷めるのでやめましょうね。たっぷりの泡でやさしく洗うことが大切です。一日のうちで、頭皮により負担がかかっているのはシャンプーのとき。シャンプーのときの髪同士の摩擦が抜け毛の原因のひとつです。しっかり泡立てると、摩擦を軽減し抜け毛予防になります。

それでも泡立たなければ2度洗いをしましょう

髪や頭皮に汚れが多い時や、ワックスなどの整髪料を多く使っている場合には、手の平でしっかりと泡立てた泡でも、シャンプー中に泡立ちが少なくなったり消えてしまうこともあります。
そのような場合には一度しっかりとお湯でシャンプーを洗い流してから、2度洗いをしましょう。
少し泡立ちが足りないかな?とシャンプーの原液量を増やすよりも、潔く2度洗いする方が髪への負担が少なく済みます。
しっかりと泡立てたシャンプーで洗った髪や頭皮は、すすぎのときにシャンプーも流れやすく、シャンプーのすすぎ残しもなくなり、髪が乾いた後のさっぱり感は格別です。もちろん美髪への効果も得ることができます。手間を惜しまずシャンプーを行なっていきましょうね。

適切なシャンプーは泡が命!美髪を目指して


今回はシャンプーにおける泡立ての重要性をご紹介しました。シャンプーをしっかり泡立てることで、頭皮トラブルや髪のキューティクルを守る効果があります。逆に泡立てが足りなければ髪へ負担をかけてしまうことになります。今まで髪や頭皮に負担がかかるシャンプーをしていた方は、この機会にしっかり泡立てたシャンプーにシフトしてみてください。ご紹介した方法で、髪や頭皮への効果を実感できるはずです。正しいシャンプーをマスターして、サラサラつやつやの美しい髪と、健やかな頭皮を保ちましょう。

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