
学校の個人面談や家庭訪問がきた!好印象ママになる秘訣とは
学校での個人面談や家庭訪問は、担任の先生と顔を合わせる唯一の機会。これからの学校生活を円滑に送るためにも少しでも先生には好印象を与えたいと思うもの。
いい印象を持ってもらえれば、なごやかな雰囲気で面談も終えることができ、今後なにかトラブルがあった時にもコミュニケーションをとりやすいですよね。先生もサポートをしっかりとしてくれるかもしれません。
そんな学校生活にかかせない先生との関係性を築くためにも、好印象に受け取ってもらえるような面談を心がけてみてはいかがでしょう。
先生への挨拶で、好感触を
挨拶はどのような場所でも大事なもの。もちろん子供を預ける学校や先生との間でも同じです。しっかりとした挨拶でいい印象を与えましょう。
はじめの挨拶
個人面談なら、部屋に入れば一礼し、「よろしくお願いします」「○○の母です。いつもお世話になっております」など挨拶をします。
もう一言つけくわえたいと考えるのなら、天候の話などしてもいいですね。雨の日や雪の日。暑い日や寒い日など。「今日は暑いですね」と一言あると話もしやすくなります。
初めの印象が一番大事。ニコニコと目元から笑顔になるよう優し気に挨拶するよう心がけて。
終わりの挨拶
「ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします」などと締めくくります。
家庭訪問の場合には、見送りに外まで出ましょう。マンションならエレベーターホールまで。一戸建てやアパートなら外の玄関入口まで。いずれにしても先生の姿が見えなくなってから家に帰るようにします。
先生によって、見送りは結構ですと断られる時もあります。その場合でも、先生の姿が見えなくなってから扉は閉めるようにすると印象も悪くなりません。
なごやかな敬語で、固くなりすぎない
挨拶は大事ですが、あまり固くなりすぎないようにします。先生とは今後、円滑でおだやかな関係でいたいものです。他人行儀になりすぎるても、距離は遠ざかるだけ。少しでも距離は縮めて良好な関係を築きたいですよね。
親も緊張しますが、先生とて同じこと。固くなりすぎず、けれど、最低限な敬語で敬う心は忘れずに。先生とは対等であり、子供の教育をサポートしあえる、いいパートナーでありたいものです。
好印象をもたれるママの服装とは
清潔感がまず大事
個人面談での服装は、清潔感の出るものを選びましょう。色褪せたり、ボロボロの服よりかは、シンプルな清潔感がでるようなものが好ましいのではないでしょうか。
スーツか普段着かは学校の雰囲気に合わせる
学校の雰囲気にもよりますが、ピシッとスーツで決めるママもいます。私立や国立の学校に通うお子さんのママならスーツも視野にいれた方がいいでしょう。分からなければまわりのママや先生に事前に相談してもいいかもしれません。
公立の学校なら普段着が多いはず。清潔感のでるナチュラルな服装で決めてみてはいかがでしょう。サラリとした生地ならスーツのようにも見えます。当たり障りのない服装をさがしてみて。
派手なものや露出のある服は避けよう
派手めのものや露出度の高いものは避けるのが無難。派手すぎるのも浮いてしまいます。先生が同姓の場合も異性の場合も露出度高めの服などは好まれません。香水などもつけすぎには注意。
シンプルで派手すぎない色を選択しましょう。家庭訪問なら普段着が適切ですが、それでも配慮した服装で出迎えて。清潔感とナチュラルさを目指しましょう。
面談で好印象な質問の仕方
個人面談や家庭訪問で最も大きな心配ごとは、どのような質問をするのがいいのか。気の利いた質問も思いつかないという方もいるでしょうし、聞きたいことがありすぎて困る方もいるでしょう。
どういった質問を用意するといいのか、注意点なども頭にいれて、事前準備をしましょう。
質問は事前にする
前もって、知りたいことを相談しておくと先生も時間配分を考えて答えてくれるでしょう。面談の時間は限られています。時間は15分~20分程度が多いです。ですから、長くなりそうなこみいった質問があるのなら、事前に連絡帳などでやりとりをするといいですね。
その方が先生も都合もつきますし、話がとまってしまうこともありません。初めの面談は5月ごろが多く、まだ先生もクラス全員の子供たちの様子を把握しているわけでもないでしょう。家での様子もまた学校とは違うもの。
こちらからの質問にもしっかりと答えてくれるはずです。
先生の話をしっかり聞く
質問も大事。しかし、その前に頭に入れて置くことは「先生の話を聞く」ということです。子供の学校生活や先生の気になること、これからの生活など色々とお話しがあります。それをしっかりと聞きとり、気になることをその都度質問という形でも十分。
最後に質問があれば問い、なければそこまでで切り上げればいいことです。
次の保護者が控えているので話は長引かせない
面談で注意すべきことは、時間をかけすぎないこと。早めに終わるのならいいのですが、質問や話が長くなると次に控えている保護者の方に迷惑となってしまいます。
個人面談では、時間できっちりと区切られており、次の方は外で順番を待つことになります。もちろん遅刻にならないことも大事ですし、話が長引くことのないようにしましょう。家庭訪問でも同じ。先生は移動時間がある上にその時間までに次の家庭へ行かねばなりません。
長話は避け、要領よく、重要なことのみ話す気持ちで面談に応じましょう。
先生への質問の内容とは
先生への質問は、重要なことを端的に。では、どのような質問なら問題ないのでしょう?難しく考えることもありません。先生にこれだけは言っておかねばならないことを伝えます。
アレルギーや気になる性格についてを話そう
子供のアレルギーが気になるのならそれを伝えます。アナフィラキシーショックなどを引き起こしかねない、生死にかかわるアレルギーを持つ子もいるでしょう。喘息や病気もちの子供なら、病気についてもしっかりと伝えます。
他にも、気になる性格の面があれば伝えても良いでしょう。他人より敏感すぎる性格だったり、友達を叩いてしまうことがあるなど、学校生活で問題となりそうな性格である場合など。
親として気になることや先生に注意してもらった方がいいことなどを考えて端的に伝えます。
良い面も悪い面も話してみる
先生にとってその子の家庭での過ごし方や接し方は分かりません。些細なことでも相談しあえるとプラスになることも。家でのお手伝いや兄弟との関わり方。新学期がはじまってからの様子の変化など。
学校では見せない、いい面を伝えることも大事ですし、反対に様子の変化で悩んでいることなど相談してみてもいいですね。先生もいい面、悪い面を共有したいと思っていますし、私たちをサポートしたいとも考えてくれています。
悩みがあれば打ち明け、問題が解決する場合もあるでしょう。
質問の中心は「子供」
面談の目的は、その子の家での様子を垣間見ることです。家ではどんな様子の子なのか。学校生活だけでは分かりません。
担任の先生はどんな人なのだろう?結婚や年齢が気になることもあるでしょうが、話の中心は自分の子供です。脇道にそれず、まずは子供自身の問題を話し合いましょう。
友達と仲良くできているか、授業態度など気になることは多いはず。自分でも聞きたいことのメモをとって、準備も怠らないようにするといいでしょう。
家庭訪問で好印象にみられるマナー
学校での個人面談の場合もありますが、家庭訪問ということもあります。家庭訪問だと時間もかかるし、先生も保護者も大変ということで廃止している学校もあります。学校ごとで異なりますが、いずれにしても5月。2回3回と実施する学校もあり、7月や12月にも面談を行うことも。
家庭訪問は玄関先の場合も
家庭訪問といえばリビングでゆっくり先生と話すものというイメージかもしれません。しかし、最近は玄関先までというルールが決められていることもあります。
玄関で話すだけで、リビングや他の部屋に先生があがることはありません。これなら家庭への負担も少ない上に、先生もすぐに次の家へ向かうことができます。とはいえ、これも学校ごとで違いますのでしっかりとプリントを読んで確認しましょう。
特に注意書きもなければ、部屋へと案内します。玄関でといわれたらその場で話をすすめましょう。
お菓子は出さなくてもいい
家庭訪問のプリントには、お茶やお菓子はいらないという記述があることも。お茶も出さずに玄関で立ち話なんて失礼ではないのか?と心配してしまうかもしれません。
しかし、先生としてはお茶を飲みすぎてトイレも近くなりますし、他の家にも回らねばなりません。先生の負担にならないためにも、わざわざ用意しなくてもいいと言えます。
スピーディに終われるよう配慮すること
家庭訪問で、リビングまで上がってもらい、お菓子やお茶を用意するというのはかなりの時間ロス。先生には次の訪問があり忙しい場合が多いです。ですから、お茶やお菓子を用意する場合には、事前準備が大事。
先生が来る時間までにテーブルにはお茶とお菓子をセットしておきましょう。先生に負担にならないためにも、そのお菓子は手を出さなくてもかまわない軽いものを用意します。
先生は差別化しないために、どこの家庭からもお菓子類はもらわないと決めているかもしれません。その場合には無理にすすめることのないよう、軽いものがおすすめ。
家庭訪問の目的は、通学路を知ること
なぜ、家庭訪問は必要なのかというと、通学路の確認のためです。なにかトラブル等あった時にも先生がスムーズにその子供の家まで行けるようにという意味が大きいのです。
何かあったときには急いで駆け付けたいもの。地図で確認している暇もないかもしれません。そのような緊急時のためにも家庭訪問は重要視されます。
そして、ママやパパとのコミュニケーションをとること。家での様子について、学校での様子についての意見交換をし、子どもがストレスなく学校生活が送れるようにサポートし合えるようにと考えています。実際は学校生活においてストレスは免れないかもしれません。しかし、親との関わりで少しでも軽減できれば幸いですよね。
そのためにも、気になることは先生に相談したりできる絶好の機会です。園生活とは違い、先生との距離が離れがちな学校では大事なイベント。先生と落ち着いて話ができる時間を無駄にせず、コミュニケーションを密にとっていきましょう。
先生との面談後、子供への言葉がけ
子供は先生との会話の内容が気になるもの
先生は自分のことをどういっていたのだろう?と一番気になっているのは子供本人です。先生から褒められたことは素直に伝え、自分の感想も伝えます。
もちろん、いい面ばかりでなく、ネガティブな意見を先生からもらうことも多いです。
それは今後の課題とし、その場では子供に伝えないのが無難。
悪い面は、改善方法を考えよう
子供の悪い面を聞かされたら落ち込みますし、子供を責めてしまいたくなります。しかし、そこは一度飲み込んでしまいます。
とはいえ、うやむやにして流すのではなく、今後の対策をしっかり考えましょう。子供自身、悩んでいることかもしれません。それとなく聞いた時には、どうすればいいかな?と子供と一緒に考えていくような姿勢で落ち着いて話し合いましょう。
頭ごなしに叱りつけても解決にはなりません。解決していけるよう働きかけるのがおすすめです
褒められたことを伝えれば子どもの自信になる
先生から伝えられたポジティブな意見は重要です。子どもは褒められることで自己肯定感が育ちます。「ピカピカに掃除してくれる」「友達の意見を尊重している」先生から褒められたことは必ず子どもにも伝えてあげましょう。
それを伝えることで、いい面をさらに伸ばすこともできます。褒められればまた次もがんばろう。これはいいことなんだ!と自分の自信につながり、自己肯定感が上がります。
先生とは協力しあえるいい関係でありたい
面談で好印象をもたれたいというのは、今後の学校生活のためですよね。先生との関係を良好に保ち、なにかトラブルがあったときにはしっかりとしたサポートをしてもらえるようにしたいですね。もちろん先生はどの子どもにも等しくトラブル解決に向けて動いてはくれるでしょうが、親との関係が良好ならそれに越したことはありません。
密な連絡、アドバイスなどサポートを期待できるためにも、先生との良好な信頼関係を築きましょう。