育休後の職場復帰!不安を解消するためにやっておくべきことは?

出産後、育休中は子育て中心の生活で忙しい毎日を過ごしていると、あっという間に時間が過ぎていきますよね。

気がつけば育休期間ももう終わり…。

いざその時が来ると仕事に復帰する不安、子供と離れた生活への不安が出てくるのは当然です。

そこで職場復帰の不安を解消し、スムーズに進めるためにやっておくべきことをまとめました。

育休後の職場復帰で起こりやすいトラブルとは?

育休を終えて職場復帰する前にやっておくべきことを考えるにあたり、一般的に多い「職場復帰した時に起こりやすいトラブル」について知っておきましょう。

子育てと仕事の両立を理解してくれない人もいる

最近では女性の社会進出も理解するべきだという考えが浸透してきているとはいえ、職場にいる全ての人が子育てをしながらの職場復帰に理解と協力をしてくれるとは限りません。
「子供の体調不良で休むと、あからさまに嫌な顔をされる」「みんなが残業している中で保育園のお迎えの時間に帰りづらい」など子育てをしながら仕事をしていると後ろめたい思いをするという経験がある人は多いようです。
もちろん考え方は人それぞれですから、すべての人に理解してもらうのは難しいと分かっていても嫌そうな態度を目の当たりにすると悲しい気持ちになりますよね。

生活リズムが上手くいかない

いざ仕事復帰をしてみると、朝の準備がスムーズにいかない、家事がおろそかになってしまうなど時間が足りない生活が辛くなってしまうことも。
子供が急に体調を崩してしまうなど、突然の予定変更も増えてしまい仕事と育児を両立する難しさを実感する人も多いようです。
時間が経てば慣れる部分もありますが、毎日のことですから解決策は考えておきたいですね。

育休前のように職場に馴染めない
育休で休んでいる間に人事異動など何かと環境が変わっていることはよくある話です。
育休前には上手くいっていた人間関係が思うようにいかないなど、職場復帰した後から馴染めなくなったという悩みを持つ人もいるようです。
最初は人間関係がまだ築けていないだけで、一緒に仕事をしているうちに解決することもあります。
最初は何かと気を使って、大変だと感じる場面が多いのかもしれません。

子供のことが心配
職場復帰をすれば、少しは外に出てリフレッシュできるだろうと考えていたのに実際に離れてみると子供の様子が気になって仕事に集中できないという人も。
ママの職場復帰は、子供にとっても今までの生活が突然変化するタイミングです。
いつもと違う環境で不安に思った子供は、ぐずったり甘えたりすることでママに気持ちを訴える場合も多いのでママにとっては心配ですよね。

このように、職場復帰をした時には様々な変化が起こりストレスを感じてしまうこともあります。
事前に職場復帰のためにやっておくべきことを確認して対応して復帰に関する不安を軽減しておきましょう!

職場復帰する前に子供についてやっておくべきこと

生活リズムを考える

職場復帰すると、これまでとは確実に生活リズムが変わってきます。
炊事、洗濯、掃除などの家事に加えて子供と遊ぶ時間、それにプラスして仕事に行くとなれば当然時間が足りなくなってしまいます。
上手く時間をやりくりするためには、一日の中でやっておかなければいけないことはいつやるのか予定を立てておく必要がありますよね。
例えば、仕事の終わる時間と子供を迎えに行く時間を考えて買い物に行けるかを確認し、難しければネットスーパーなど買い物した商品を宅配してくれるサービスを利用すると時短になります。
その他にも、家事に関して時短できるような調理器具などのアイテムを買っておくと役に立つのではないでしょうか。
朝の時間も子供がいるとスムーズに準備が進まないこともあります。
子供がぐずってしまったり準備に時間がかかることも想定して早めに準備を終わらせるタイムスケジュールを考えておきましょう。
自宅から子供を預けて会社に行くまでに、車や自転車でどのくらい時間がかかるのか実際の時間にシュミレーションしておくと安心です。

病児保育・ファミリーサポートなどに登録しておく

子供が小さい時は、突然熱を出したり風邪をひくことも多く体調が不安定な時期です。
インフルエンザなど登園を制限される時には、ママも仕事を休む期間が長くなってしまうことも。
そんな時でも問題なく休める職場であれば問題ありませんが、病児保育やファミリーサポートに登録しておくと万が一、休めない時に利用することができます。
利用方法は各所でルールが決められていますが、登録は事前にしておく場合が多いようです。
近くに協力をしてくれる親戚がいない人は特に、登録しておくだけでも安心できるのではないでしょうか。

授乳のリズムを考えておく
育休を終える時期には、まだまだ授乳を続けている場合も多いですよね。
職場復帰をきっかけに断乳をする人もいますが、続けることも可能ですので母子ともに負担のない方法を選びましょう。
前もって、日中は授乳しない生活リズムにしていくなど職場復帰しても続けられる授乳リズムに少しずつ変えていくといいですね。
逆に、仕事に復帰すると夜中の授乳で寝不足になってしまうのも困りものです。
子供のことも大切ですが、ママにとっても負担がない方法を考えましょう。

母子分離に慣れる

ママの職場復帰が初めての母子分離となるパターンでも、すぐに慣れてスムーズにできる子供もいます。
しかし、子供の性格や日頃の様子を見て、心の準備が必要だと思う場合には一時保育に預けてみるなど前もって練習しておくのもおすすめです。
いざ「保育園に預けて職場復帰!」と思ったら大泣きしたまま預けることになり、お迎えに行った時にも保育士さんから「ずっと泣いていました」なんて聞くと心配で仕事にも集中できないですよね。
事前に、ママと離れてもお迎えに来てくれるという体験をしておけば、子供もスムーズに母子分離ができるかもしれません。

予防接種の日程を確認する
小さい子供の予防接種スケジュールはしっかり調節しておかなければ、きめられた期間内に受けられないことも。
前もって予定を立てていても急な体調不良で受けられなくなってしまうこともある中で、ママの仕事の予定も合わせて調整しなければいけません。
ママの仕事が終わってからの時間や、ママの仕事が休みの日でも予防接種が受けられるか病院に確認しておきましょう。
また、予防接種のスケジュールに合わせて、休みを調整するなど受け忘れが無いように気を付ける必要があります。

職場復帰する前に家族についてやっておくべきこと

夫婦で家事の分担について話し合う

まずは、妻の職場復帰について賛成なのか反対なのか夫の考えを知っておくのも大切なことです。
賛成してくれていると思ったら、実は妻の職場復帰をあまりよく思っていないということもあるようです。
そうなると「夫が家事の協力に納得できない」「協力を求めにくい」という夫婦のすれ違いが起こる危険も…。
夫婦によって考え方は様々ですが、家事の分担についてはお互いが納得できるように話し合っておくといいでしょう。
ゴミ出しや子供の寝かしつけなど、夫が協力してくれそうな家事はお願いして負担を分担することでお互いの大変さも分かり家族円満になるということもあります。
1人で抱え込まずに家族みんなで協力して生活していくのは、妻が職場復帰する時にとても大切なことです。

祖父母に協力をお願いする
子供が突然発熱をした時など、急に保育園にお迎えに行かなければいけない時にすぐに行けないと困りますよね。
そんな時のために、おじいちゃんやおばあちゃんなど親戚に協力してもらえるかどうかを確認してお願いしておきましょう。
保育園の場所や連絡先、かかりつけの病院についての情報も伝えておくといざという時に困りません。
また、合いかぎを渡しておくことと、おむつやミルクなど自宅に置いてある必要なものの場所も知っておいてもらうとスムーズです。
子供を病院に連れていってもらうことになった時のために保険証など病院に必要なアイテムの場所も伝えておきましょう。

職場復帰する前に会社についてやっておくべきこと

会社の最新情報をリサーチしておく

育休で休んでいる間に起こった職場の動きについて、リサーチする手段があれば確認しておきましょう。
育休中にも職場で働いている同僚と連絡を取り合っていれば、人事の動きや最近の仕事の状況などを聞いておくと職場復帰した後にスムーズに進みやすいというメリットがあります。
情報を聞く手段がない場合にも、会社が発信しているSNSやブログなどがあればチェックしておけば情報収集に役立つことも。
また、育休前に使っていた仕事の資料やデータに目を通して、働いていた時のイメージを取り戻すのもおすすめです。

会社に連絡を入れるタイミングを確認

「さぁ、来月から職場復帰!」となった時に復帰の日時が決まっていたとしても、突然出社するというわけにもいきませんよね。
復帰前に連絡を入れるタイミングが決まっている会社は、そのルールに従って連絡を入れるようにしましょう。
特に決まりがない場合では、遅くとも復帰の一週間前までには出社する日時を電話で確認しておきます。
その際には、日時の確認だけでなく当日の流れや挨拶ができるタイミングがあるのかなど必要な情報を可能な限り聞いておくと準備に役立ちますよ。
しかし、上司が忙しい時にあれもこれもと電話で確認するのは失礼にあたるので、復帰前から印象が悪くなってしまわないように「程よく」確認するように心がけましょう。
復帰初日にはお菓子などの差し入れをもって挨拶に回る人も多いようです。

本当に復帰ができる状況か考える
普通であれば決まっていた予定日から職場復帰をするのですが、保育園が決まらなかったり子供を預かってくれる予定だった親戚が何らかの理由で預かることができなくなったなど想定外の出来事が起こることも。
そんな時には、復帰を延長できる手続きもあります。
務めている会社によって契約などの関係で、できないパターンもあるかもしれませんがやむを得ない理由があり条件が揃えば育休期間を1歳から1歳6ヶ月まで延長することができます。
会社に「育児休業期間」「社会保険料の免除期間」「育児休業給付金の受給期間」それぞれの延長を申し出て、書類を提出する必要があるので、確認してみましょう。
ちなみにこれらの書類は子供が一歳になるまでに提出する必要があるので、手続きが間に合うように早めに行動しておくと安心です。

職場復帰する前に自分自身についてやっておくべきこと

身支度を整える

育休期間中は子供のお世話に時間を取られて、自分の身なりには構っていられない日々が続きますよね。
職場に復帰するタイミングで、改めて身支度が整っていないと焦る人もたくさんいます。
美容室に行くなどして髪型やメイク、服装など職場復帰に適した身支度をしておきましょう。
また、職場復帰の身支度でよく心配されるのが、産後の体系が戻り切っておらず制服が入らないということです。
心配な場合はサイズ変更が可能かどうか、事前に会社に相談しておきましょう。

気持ちを整える

職場復帰の日が近づいてくると不安な気持ちがどんどん大きくなって焦ってしまいますよね。
「仕事がちゃんとできるか心配」「子供と離れたくない」「家事、育児、仕事を上手くこなせる自信がない」など考え出すときりがありません。
完璧にやらなければと思えば思う程不安になりますし、ママの心の変化が子供に伝わってしまうことも。
気負いせずに、職場復帰までの残り時間は子供とのスキンシップを大切に落ち着いて過ごすようにしましょう。
復帰前に自分にとってリフレッシュできる方法を見つけておくのも今後のためになりそうですね。

事前に準備を整えてスムーズな職場復帰を!

いざ職場復帰となると子供の入園グッズを準備をしたり、自分自身も仕事をするように気持ちを切り替えたりもしなければなりません。
やるべきことが多すぎて、復帰前から疲れてしまいそうですが新しい生活にはいづれ自然と慣れます。
もちろん働きながらの家事、育児はとても大変で憂鬱になることもあるでしょう。
しかし、何よりも大切なのは家族みんなが楽しく過ごせることです。
そのためにはママが無理をして、体調を崩しては意味がありません。
上手に手抜き、息抜きをして家族の協力は素直に感謝して受け入れましょう!

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