
【パパの育児、どうしてる?】パパ・ママに育児の本音を聞いてみた
子育ての中で、ママが一番悩む問題はパパの育児への参加をどう促すかです。
イクメンという言葉が定着する一方で、まだまだパパたちが積極的に育児をしている家庭は少ないのではないでしょうか。
そして、そのことで喧嘩になってしまうことも…。
そこで、先輩ママやパパの本音を聞いてみましたので、ご紹介します。
パパの育児参加、みんなはどうしている?
育児はある程度平等であるべき!
イクメンブームが定着し、むかしよりもパパが育児へ積極的に参加している家庭が増えてきましたが、欧米諸国に比べると1/3ほどしか育児に参加できていません。
夫婦2人の子どものため、平等に育児をするのが当たり前ですが、日本の仕事や育児環境ではなかなか難しい問題です。
中には、女性に家事と育児を全て任せたいと思っている男性もいるのではないでしょうか。
しかし今では共働き家庭が普通ですので、家事も育児もある程度は平等であるべきです。
もちろん専業主婦であったとしても、パパの育児協力は夫婦関係を円満にするために重要なことだと言えます。
では、あなたのイメージする育児とは何でしょうか?
子どもとふれあうことだけが育児じゃない!?
おむつを替えたり子どもと遊んだり「直接的な育児」をイメージしている人が多いと思います。
しかし、ママより格段に子どもと接する時間が短いパパがいきなり子育てをするのはとても難しいのです。
そこで、家庭内にある仕事(ゴミ出しやお風呂掃除など)で、パパができることから始めてみると良いでしょう。
パパが家事のサポートをすると、ママのすきま時間ができ心の余裕が生まれ、子育てがしやすい環境に変わります。
このような「間接的な育児」が実はママにとってはいちばん助かる、パパの育児参加方法なのです。
パパは間接育児がおすすめ
筆者には3歳になる息子が1人いるのですが、パパはイクメンではありません。
休日でもゲームやテレビなど自分のことばかりで、パパの育児にたいする非協力的な姿勢に不満ばかり募る日々。
しかし、妊娠しているときから「ゴミ出し・お風呂掃除」はパパが主にしてくれており、子どもが生まれてからもこの2つはパパの役割でした。
まさにこれが間接的な育児で、子どものことをしているわけではないけれど、ちょっとした家庭内の仕事をパパがしてくれることでママの負担は格段に減ります。
パパがお風呂掃除をしている間に子どもと遊ぶ時間ができ、他の家事もできる。
このちょっとしたすきま時間は、とくにまだ子どもが小さい家庭のママにとってはとても貴重です。
ママは察してほしいけれど…
ママの心情としては、今の状況を見て判断してよ、察してよというのがパパの育児にたいしての本音なのですが、パパは言わないとわかりません。
その結果、ママがパパに手伝って欲しいと言葉にしていないのにも関わらず、パパに一方的になぜ子育てに参加しないのかと感情的になってしまうこともあります。
本来なら、率先してパパが育児に協力してくれると助かるのですが、なかなか難しいです。
それならばいっそ、家庭内での家事・育児を分担してみませんか?
パパの役割を決めておく!
筆者はいちど夫に、どうしてゲームはできるのに子どものことはできないの?と聞いたことがあります。
そのとき、「何をしたら良いのかわからない」と言われました。
それまでは、言う前にするのが当たり前で自分で考えて行動するべき、とずっと思っていましたが、育児に協力的ではないパパはただわからないだけかもしれません。
そこで、育児・家事の役割を明確に決めて、本当はパパにこういうことをしてもらいたいと伝えることが重要です。
必ずすること・不定期ですることをママ・パパ両方ともリストにあげておくのがおすすめ!
例えば、まだ子どもが赤ちゃんならば、外出先ではパパがおむつを替えると決めておくとパパもスムーズに育児に参加することができます。
先輩ママが実践しているパパの役割
筆者の息子が通っている保育園では、朝子どもを送っていくのをパパの役割にしている家庭がとても多いです。
先輩ママに聞いてみたところ、仕事の帰りが遅く子どもと触れ合える時間が登園のときぐらいだそうで、子どもにとってもとても大切な時間になっているそうです。
また、他の先輩ママの旦那さんは休みの日に筋トレをするのが日課なのですが、子ども連れてランニングに行くのをよく見かけます。
パパの趣味に子どもを連れていく家庭はとても多く、パパの時間も尊重しながら子育てに協力してもらうのはとても効率的です。
家事の役割を決めるのは簡単ですが、育児に関しては細かく役割を決めることは難しいので、休日ならば前日に役割を決めておくと良いでしょう。
午前中はパパが子どもをお散歩に連れていくと決めておけば、パパもそのつもりで行動してくれるのでとても助かります。
もし、パパがまったく子育てに強力してくれない家庭でしたら、休日だけでも役割を決めておくとパパの意識も変わりますよ。
パパの育児は、ステップアップ方式
パパの育児は子どもの成長のように段階を踏むことが重要!
これは実際に私や先輩ママがしていたことなのですが、子どもをお風呂にいれてもらいたいときってありますよね。
でも、いきなりパパに一緒に入ってきて!というのではなくまずはママと3人でお風呂に入り、どうやって洗うのかを実際に目で見せることが大切です。
身体だけパパに洗ってもらうなど、少しずつやり方を覚えてもらえば、次第にパパが自発的にやってくれるようになります。
ママはどうしてもパパに同じ要領を求めてしまいますが、いきなり丸投げしてしまうのではなくマイペースに育児に慣れさせましょう。
赤ちゃんの頃から子育ての情報に敏感なママと比べて、パパはあまり知識も経験もありません。
一緒にママ・パパとしてスタートしても、パパは少し出遅れてしまっていることを理解してあげましょう。
パパの育児、ママはちゃんと見てる?
筆者の息子がまだ1歳の頃、パパは寝っ転がってスマホでゲームをしていましたが、そんなパパによじ登るのが子どもは楽しかったようです。
でも、家事の合間にそのようなパパを見かけたら、遊んであげてよ!と怒りたくなるのがママの心情。
しかし、よく見ると落っこちそうになったら手で支え、ときどきあやしている姿を見かけました。
実はママが気がついていないだけで、パパはパパなりに子どもと触れ合っているようです。
まずは、パパが子どもとどのように接しているのかしっかりと見守りましょう。
パパが感じる育児に対する本音!
やってもどのみち文句を言われる
私の周りにいる小学生以下の子どもがいる先輩パパ数人に、子育てについて本音を聞いてみましたのでご紹介します。
一番多かったのが、よかれと思ってやったことでママに文句を言われてしまうという意見でした。
パパもママや子どものことを思って、いろいろしようとは努力しているのですが、ママには自分のやり方がありそれと違うとつい口に出てしまうのです。
子どもの頃ありがちな、やろうとしているときに親にやりなさい!と言われたときと同じ感情をパパは抱いてしまいます。
パパがしてくれたことに文句やダメ出しばかりを言ってしまうと、パパは次からしたくなくなってしまうのでママは素直に「ありがとう」と言いましょう。
子育ての仕方が合わない
育児はどうしても子どもと一緒にいる時間が長いママが主動になってしまうのですが、パパはパパなりの子育ての仕方があるようです。
例えば、ママは神経質で危険なことはできるだけ排除した子育てをしたいけれど、パパはある程度は学びと考えてマイペースに子育てをしたいかもしれません。
ママからのこうして、ああしてがパパの子育ての仕方に合っていないとある意味ストレスで、ママとの衝突が起きてしまうことも。
夫婦で性格は違いますし、育て方の違いが出てくるのはごく自然なことです。
普段から子どもの育児をしてくれているママに、パパはそのような不満を言うことができず、育児に積極的になれないことがあるそうです。
もし、パパが育児に協力的でないならば、夫婦で育児の方針についてなどお互いのコミュニケーションをとりましょう。
パパのこともねぎらって!
ママも日中仕事をしている場合とくに忘れがちになってしまうのが、パパをねぎらってあげることです。
パパもママが家事に子育て、仕事で毎日頑張っていることぐらいは理解しているのですが、気を使って欲しいのが本音のよう。
休日に子どもと一緒に遊ぶのは良いけれど、自分の時間や身体を休める時間が欲しいとパパたちは思っており、そんなパパの姿がママには「非協力的な夫」と映ってしまっています。
そんなときに、強い口調で物事を言われてしまうとパパは精神的にも疲れてしまうので気をつけましょう。
パパが子育てに協力してくれたときは、しっかりと感謝を口にだして、お願いするときは口調を和らげてあげてください。
パパのことをもっと頼って!
パパが育児に協力的でないのではなく、ママがパパを育児から遠ざけている場合があります。
パパだって子どもの面倒ぐらいみれるのですが、ママはどうしてもパパに預けるのが不安になってしまうのです。
例えば、子どもが泣いてあやしているときにパパだと泣き止まないと思って、ママが横から手を出してしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、パパからしたら子どもを取られたような気分になってしまうのです。
ママよりあやすのは上手くないかもしれませんが、パパに任してあげてください。
家にパパと子どもを置いて出かけるのは不安だなと思うかもしれませんが、パパだって立派な親です。
美容院に行っている間だけ、家で子どものことをお願いしてみても案外平気でパパは子育てしてくれます。
パパの育児はどうやって勉強する?
子育て雑誌からスタート
ママたちは自然に子育てや家庭のことを周りから見聞きし勉強することが多いのですが、パパの場合は趣味の話や子育てというより子どもの珍行動について話し合ったりすることが多いようです。
そのため、ママが積極的に育児に関する情報をパパに触れさせてあげることが大切!
一番、育児について手っ取り早く勉強しやすいのは子育て関連の雑誌です。
「ひよこクラブ」や「トコトコ」など沢山の育児雑誌が発売されています。
まずはママが読んでみて、パパに気になるページを見せてみましょう。
子どもの成長過程や育児の仕方など、写真やイラストが豊富でとても読みやすいです。
ある家族の一日のスケジュールや、パパについての特集が組まれていることもあるので、とても参考になります。
子育て関連の漫画がおすすめ
もともと漫画が好きなパパは、雑誌よりもとっつきやすいです。
ちょっとコミカルなものが多いので、楽しく育児について勉強することができます。
ママがどのような毎日を過ごしていて、子どもは日中どんなことをしているのか漫画を通して知ってもらうことはとても大切です。
※パパが育児している漫画でなくてOK!
育児雑誌だと、パパは読むのが億劫になってしまう人もいるのですが、漫画だと育児の勉強をさせられているという意識が芽生えないのでとても効果的です。
夫婦で読んだ感想を話すことで、自然と子育てに関するコミュニケーションが取れるという効果も期待できます。
最近はパパのための育児アプリも!
ちょっとした隙間時間にスマホで情報を得ることができるパパ向けの育児アプリが沢山リリースされています。
育児のことだけでなく、夫婦やお出かけスポットなどさまざまなジャンルについて学ぶことができるので便利です。
雑誌は情報量が多すぎて、何を読んだら良いのか迷ってしまいますが、アプリはジャンル別に内容が分けられており、自分の知りたい情報を端的に入手することができます。
プレママ・パパのセミナーに参加
ショッピングモールやキッズアパレルブランド、ドラッグストアなどさまざまな場所で開催されている、ママ・パパを対象とした子育てセミナーへの参加もおすすめです。
栄養士や子育ての専門家から直接お話しを聞けるだけでなく、他のママ・パパと交流ができます。
雑誌や漫画、ネットなどの情報よりも、実際に見て聞く方がリアルな子育てをイメージしやすいので、遊びに行く感覚でパパを連れて行けば、子育てへの意識も変わることでしょう。
パパの育児を見守って!
パパはパパなりの子育ての仕方をしている人が多いのですが、ママはついつい不満を口に出してしまいがちです。
せっかくのパパのやる気や気遣いに水を差しては、育児が楽しくなくなってしまいます。
まずは、パパがどのように子どもと接しているのか見守ってあげることが大切です。
そして、夫婦で育児の方針が合わないときはきちんんと話し合いましょう!