
美味しくて体にいいノンカフェインの飲み物!カフェインを知ろう
ノンカフェインの飲み物は、誰でも安心して飲める飲み物ですが、体にとって何がいいのかご存知ですか?
最近ではカフェインレスやディカフェと表記されたパッケージの美味しい飲み物も増えてきましたが、この2つはノンカフェインとはまた違います。
この記事では、ノンカフェインの飲み物についてを詳しくご説明していきます。
そもそもカフェインとは?
カフェインはコーヒーをはじめ、お茶、ココア、コーラなどに多く含まれる有機化合物の一種です。
カフェインを摂取すると解熱鎮痛作用があることから、カフェインを多く含むコーヒーを、医薬品として昔は飲んでいたそうです。
カフェインの作用
カフェイン入りの飲み物を飲むと、主に下記のような作用があります。
・覚醒作用
・興奮作用
・利尿作用
・胃酸分泌促進作用
・解熱鎮痛作用
・血管拡張作用
カフェインのメリット
カフェインには上記のような作用がありますが、具体的にどんなメリットがあるのかを見ていきましょう。
①覚醒作用で集中力がアップ
カフェインを摂取してからおよそ30分後には脳に到達し、集中力が増して記憶力などの向上が期待できます。
②興奮作用で眠気覚まし
カフェインは、交感神経を刺激する作用があるため、車の運転や、勉強、仕事時の眠気覚ましに役立ちます。
③利尿作用でデトックス
利尿作用は、体の老廃物を排出するデトックス効果、また女性特有の悩みであるむくみを解消してくれます。
④体脂肪の燃焼促進
交感神経を刺激するカフェインは、基礎代謝を上げ、体脂肪の燃焼が促進されます。
⑤疲労抑制
疲労を抑制する働きで、運動能力の向上にも効果的です。
カフェインのデメリット
さてここからはカフェインのデメリットも併せてご紹介していきます。
①眠れなくなる
カフェイン入りの飲み物を夜寝る前に飲むと、なかなか寝付けず、眠りの質が低下します。
②頭痛や偏頭痛
カフェインには、血管を拡張する作用があるため、頭痛や偏頭痛の原因になることがあります。
③胃が痛む
胃液分泌促進作用により、飲みすぎると胃腸が弱り、胃痛の原因になります。
④鉄分やビタミンの吸収を妨げる
利尿作用があるため飲みすぎると、鉄分やビタミン、カルシウムを体内に取り込む前に、尿として排出されてしまいます。
⑤自律神経の乱れ
自律神経が乱れてイライラすることがあります。
※メリット・デメリット共に個人差がありますので、人によって現れる症状は多少違ってきます。
カフェインは過剰摂取せずほどほどに
日本ではカフェインの摂取量は決められていませんが、欧州食品安全機関では、健康維持のために、1日のカフェイン摂取量を400g未満、1回の摂取量は200g未満に抑えるようにと発表しています。
一日400gというと、コーヒーならだいたい4~5杯の量にあたります。
カフェインは、メリットがあるとはいえ、デメリットもあるので、過剰摂取は控えましょう。
ノンカフェインとは?カフェインレス・ディカフェとの違い
「ノンカフェイン」「カフェインレス」「ディカフェ」と、似た表記の飲み物が販売されていますが、どう違うのか、その違いを見ていきましょう。
ノンカフェイン
カフェインが全く含まれていない飲み物を指します。
お子さんや、妊娠中、授乳中の方でも気にせずに飲んでいただけます。
カフェインレスとディカフェ
カフェインレスとディカフェは簡単に言うと、カフェインが、ほんのわずか含まれた飲み物のことを言います。
ディカフェは、「デカフェ」とも呼ばれていて、カフェインが含まれている飲食物からカフェインを抽出したもの、また、本来ならカフェインを添加する飲食物にカフェインを添加せず、カフェインを含まないものをディカフェ、またはカフェインレスと呼びます。
ヨーロッパでは、カフェインの含有量がコーヒー豆の0.2%以下のもの、またインスタントコーヒーなら0.3%以下のものにしか「ディカフェ」という名称は使用できないという基準があります。
ですが、日本国内ではそのような基準がないため、「カフェイン97%カット」などの表記で、カフェイン含有量が非常に少ないものを「ディカフェ」や、「カフェインレス」と呼んでいます。
また日本では、カフェイン抽出方法は主に、「水抽出法」と「二酸化炭素抽出法」の2つがあり、どちらかを採用しています。
水抽出法
カフェインの水抽出方法は、コーヒーの生豆を敷き詰めた槽に水を入れ、水溶成分ごとカフェインを抽出し、有機溶媒(薬品)でカフェインを除去します。
1941年に開発されたカフェインの抽出方法です。
二酸化炭素抽出法
カフェインの二酸化炭素による抽出方法は、一定以上の圧力と温度を加えて超臨界流体(気体・液体の性質を兼ねた状態)にし、温度と圧力の条件を変えてカフェインを抽出する製法です。
この二酸化炭素抽出法は、水抽出法で使う薬品類を一切使わないので安全面でも安心です。
また、風味がほとんど損なわれないことがメリットです。
ノンカフェインの飲み物のメリット
寝る前にホットで飲むとリラックス効果が高まる
ノンカフェインの飲み物なら、カフェインの覚醒作用や興奮作用の影響を受けないので、夜寝る前に飲んでも、眠りの妨げになることはありません。
寝る前に、ノンカフェインのホットドリンクを飲むようにすると、リラックス効果が高まります。
リラックスすることで、質のいい眠りに導いてくれますので、ぐっすり眠ることができます。
頭痛に悩まされなくなる
頭痛や偏頭痛の原因がカフェインである場合、ノンカフェインの飲み物なら安心して飲めます。
カフェインは血管拡張作用があるため、人によってはそれが頭痛や偏頭痛の原因になります。
ノンカフェインの飲み物に変えたら頭痛がなくなった!という例が実際にありますので、体にいいノンカフェインの飲み物はそういった意味でもおすすめです。
胃に負担がかからない
ノンカフェインの飲み物は、カフェインの、胃液分泌促進作用の影響を受けないため、胃に負担がかからず、美味しく健康的に飲めます。
ビタミンや鉄分の吸収の妨げにならない
鉄分は、ビタミンCやタンパク質と一緒に摂ると、体内への吸収率がアップします。
カフェインの利尿作用は、尿と一緒にビタミンCなどが体外へ排出してしまうため、鉄分の吸収の妨げになってしまいます。
ノンカフェインの飲み物なら、そのような心配なく飲むことができます。
体にいいから妊娠中・授乳中のママでも飲める
胎児に影響があると言われているカフェインは、妊娠中や授乳中のママにとっては、控えた方がいい飲み物です。
ですが、ノンカフェインの飲み物なら、そういった心配なく、飲むことができます。
いつでもどんな時でも飲める、体にいい飲み物です。
美味しいから小さな子供でも無理なく飲める
子供は、体が大人よりも小さい分、カフェインの影響を受けやすいと言われています。
また、体内で吸収したカフェインを分解するのにも大人以上に時間がかかります。
その反面、ノンカフェインの飲み物なら、小さな子供でも安心して飲ませることができます。
美味しいノンカフェイン飲料がたくさん販売されていますので、子供にはノンカフェインの飲み物をおすすめします。
ノンカフェインの飲み物①美味しい・体にいい!お茶
玉露や煎茶など、お茶にはカフェインが含まれているイメージがありますが、ノンカフェインのお茶もけっこうあるってご存知でしたか?
ここでは、ノンカフェインの美味しい、そして体にいいお茶のおすすめを紹介していきます。
麦茶 はくばく 丸粒麦茶
出典:amazon
国産の六条大麦を100%使用した、ノンカフェイン・無添加の体にいい丸粒麦茶。
麦の粒を粉砕せず、そのまま使用しており、麦本来の味が楽しめます。
また、低温度でじっくり熱風焙煎しているので、香りがよく、マイルドな味わいで、美味しいと高い評判を集めています。
小さなお子さんからお年寄りまで、家族みんなで飲めるノンカフェインの麦茶です。
コーン茶 大象 韓美茶 コーン茶
出典:amazon
農薬や化学肥料を一切使用していない、体にいいオーガニックのコーン茶。
原料にもこだわった健康穀物茶で、コーンの香ばしい香りが美味しいと、評判のコーン茶になります。
煮出し、水出しと共に作れるので、季節を問わず飲めるノンカフェインの飲み物です。
そば茶 伊藤園 伝承の健康茶 韃靼100%そば茶 ティーバッグ
出典:amazon
体にいいと言われている健康ルチンが多く含まれた韃靼そば茶。
ポリフェノールの一種である健康ルチンが、普通のそばに比べて100倍多く含まれている韃靼そば茶は、ノンカフェインの飲み物として手軽に飲めます。
また香りがよく美味しいため、健康茶としてもそば茶は、人気のノンカフェインの飲み物です。
黒豆茶 有機栽培黒豆茶30p 北海道産オーガニック黒豆100%(国産)
出典:amazon
北海道で有機栽培したオーガニックの黒豆茶。
黒豆茶は、イソフラボンを含んだ体にいいお茶です。
もちろんノンカフェインなので、小さなお子さんでも安心して飲んでいただけます。
ティーバックなので手軽に飲め、家族みんなで飲める、美味しいノンカフェインの飲み物です。
杜仲茶 小林製薬の濃い杜仲茶 (煮出し用)
出典:amazon
脂肪分・カロリー・塩分ゼロで、生活習慣が気になる方におすすめの体にいい杜仲茶。
健康成分であるゲニポシド酸がもっとも豊富な時期に手摘みで収穫、新鮮なままに茶葉に加工しています。
脂肪分ゼロなので、以前はダイエット茶としても有名になりました。
ノンカフェインで飲みやすく、人気がある美味しい杜仲茶です。
ノンカフェインの飲み物②リラックス効果のあるハーブティー
ハーブティーはリラックス効果があり、日々の生活の中に取り入れることでストレス解消にもつながります。
特に夜寝る前にハーブティーを飲むと、リラックス効果が高まり、熟睡できるのでおすすめです。
ここではリラックス効果があるノンカフェインのハーブティーを厳選してご紹介します。
ラベンダーティー 森のこかげ ラベンダーティー
出典:amazon
リラックス効果が高く、鎮静作用がある天然100%のラベンダーティー。
無添加で優しい香りのラベンダーティーは、特に女性に人気のハーブティーです。
精神を落ち着かせる効果があるラベンダーティーは、夜寝る前に飲むにはぴったりのノンカフェインの飲み物です。
カモミールティー 山本漢方製薬 カモミール100%
出典:amazon
甘酸っぱいリンゴのような香りが特徴的なカモミールティーは、ラベンダーティー同様、高いリラックス効果があります。
心身共に癒されるハーブ効果で、寝る前に飲むと心地よい眠りにつけると評判です。
ティーバックタイプなので手軽に美味しいカモミールティーが楽しめます。
ローズヒップティー 有機 ローズヒップティー チリ産 無農薬 ファインカット
出典:amazon
ローズヒップティーはレモンの約20倍のビタミンCが豊富に含まれています。
その他にも鉄分や食物繊維、カルシウムなど女性の美にとって欠かせない栄養素がたっぷりです。
また、出がらしを食べると更にビタミンCなどの栄養素をしっかり摂れるということで、ファインカットのローズヒップティー
は女性に大人気です。
出がらしには、ハチミツをかけて食べると食べやすいそうですよ。
ルイボスティー ノンカフェイン ルイボスティー ティーバッグ
出典:amazon
煮出し不要で水出しで飲める手軽なティーバックタイプのルイボスティー。
大自然の中で栽培されたこちらのルイボスティーはノンカフェインで、子供からお年寄りまで安心して飲んでいただけます。
たくさんの太陽を浴びたルイボスティーにはミネラル成分もたっぷり含まれており、女性にも嬉しいノンカフェインの飲み物です。
ノンカフェインの飲み物で毎日美味しく健やかに
体にいいノンカフェインの飲み物は、どなたでも飲める美味しい飲み物です。
毎日飲む飲み物は、ノンカフェインで安心なものがいいですよね。
体にいい健康茶やリラックス効果のあるハーブティーなどは習慣的に飲むことによって、心身ともに健康な身体へと導いてくれます。
この記事を参考に、美味しいノンカフェインの飲み物を見つけてみてください。