
大人の女性の嗜み!ワンランク上のご自慢シューズを揃えて
世の中には安くて良いものが溢れています。それはシューズも同様ですよね。しかしながら高級なものには、それだけの理由や美しさ、背景があります。
大人の女性の品格はまず足元から。
今回はワードローブにぜひ加えて頂きたい、ワンランク上のシューズをアイテム別にご紹介します。
永久に寄り添いたいと思う、ご自慢シューズを手に入れて
パンプスやフラットシューズ、スニーカー。どんなタイプのシューズでも、大人の女性なら一足ずつ、自信を持って履けるようなものを揃えておくべき。たとえそれがすぐに周りに伝わらなかったとしても、足元がきちんとしていると背筋も伸びますし、生活のモチベーションにも繋がるはずです。「美しいシューズはきっと貴女を素敵なところへ連れて行ってくれる」なんて言い伝えもありますし、ぜひ今回の記事でシューズのワードローブを見直して見てはいかがでしょうか。毎日は履かずとも、一生自信を持って愛用できるようなシューズを持ちましょう。
ここぞという時の頼れるパンプスを
クリスチャン・ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN)のエナメルパンプス
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まずおすすめなのが、履いた瞬間に女性らしい気持ちがぐっと上がる魔性のシューズブランド「クリスチャン・ルブタン」でリピート率No.1の人気を誇るというパテント素材のパンプス。コーディネート次第でシーン問わず使いやすいことから、幅広い年齢層に支持されています。今や定番中の定番とされる「クリスチャン・ルブタン」のパンプスはつま先だけでなく、足回りすべてが浅く作られていて、足の甲の露出が比較的多くセンシュアルで女性らしさ100%の逸品。何時間も歩き回るのに向いた”履きやすいシューズ”ではありませんが、ここぞという時に”その数時間のために頑張って履けるシューズ”という位置づけではあります。しかしながらそれでこその美しさや儚さが実現されているのではないでしょうか。”決めシューズ”と呼ばれるに相応わしい貫禄こそが「クリスチャン・ルブタン」の魅力です。とはいえ、「クリスチャン・ルブタン」のシューズを履くときは、服まで決め決めにしなくても良いのです。デニムやカジュアルな服に素足で履けば、さらに魅力が増すシューズでもあります。
シューズデザイナーのクリスチャン・ルブタンは、1963年パリ生まれ。彼の作るシューズはつま先が浅いものが多く、ファッションピープルには”toe cleavage”と呼ばれています。”cleavage(クリーヴィジ)”とは胸の谷間などを表現するときに使う単語です。「クリスチャン・ルブタン」のシューズはまさに、「足指の谷間が見える」ほど浅いつま先なのです。クリスチャン・ルブタンは10代の頃から靴作りに興味を持っており、シャルル・ジョルダンで修行を積み、フリーランスとしてシャネルやサンローランなどのメゾンでシューズを作っていたそう。13歳のときに目にした赤いヒールがとても心に刻まれ、そのことからすべてのシューズのソール部分を赤くペイントしています。歩いたときにもちらりと見えるレッドソールはアイコニックでありますが、自信と気品を与えてくれるはずです。
幅広甲高さんにもフィットするジミー・チュウ(JIMMY CHOO)の美パンプス「ROMY」
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「ジミー・チュウ」は、1954年にマレーシア生まれの靴職人であったデザイナーのジミー・チュウとイギリス『ヴォーグ』誌編集者を父にもつトム・イヤーダイの出資のもと共同創始し、ジミー・チュウ自身の名を冠したイギリスのラグジュアリーアクセサリーブランド。シューズを中心に官能的な感性と遊び心に満ちたアクセサリーを提案しています。独特の個性を守りつつTPOに適したお洒落かつ、実用的なデザインを作り出すことを理念としているブランドです。優美でセクシーを基本とし、常に新しいコンセプトを取り入れ、流行を追い求める都会女性の理想のスタイルのデザインを貫き通しています。また、限られた販売店でしか購入できないことも特徴の一つ。「ジミー・チュウ」のシューズは海外セレブリティだけにとどまらず、故ダイアナ元皇太子妃にも愛されたほどであり、大英帝国勲章や数多くのファッション賞を受賞してきたことからもブランドの人気の高さがうかがえます。
定番として一足持っておきたいのが、シャープすぎない程よいカーブのポインテッドトゥが女性らしいしなやかさも表現する「ジミー・チュウ」の「ROMY」。幅広いバリエーションを持つブランド定番のスタイルの中でも、こよなく愛され続けているモデルです。比較的、木型のワイズ(幅)が広めでアッパーのラインが浅めに取られているので、幅広甲高の女性からもソフトで履き心地が良いと評判で、比較的長時間履きやすいためビジネスなどでも着用する女性も多いのだそう。素材は様々で、画像のグリッター素材のシャイニータイプは、トーンダウンしがちなオフィススタイルに華やぎを与えてくれる強力なサポーター。カジュアルからオケージョンまで対応するパンプスはひとつあると便利な存在。また他にもエナメルやレース生地などでも展開しています。気品ある佇まいはランチミーティングや会食など、お呼ばれスタイルにも活躍。
”靴のロールス・ロイス”との異名を持つマノロ・ブラニク (Manolo Blahnik)
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靴作りにおける功績とファッション界への貢献が認められ、2007年には大英帝国勲章が授与された「マノロ・ブラニク」。”ファースト・マノロ”としておすすめしたいのがこちらのBBスウェードシリーズ。「マノロ・ブラニク」のアイコンのひとつであるBBシリーズは言わずと知れた不動の名品です。スティレットヒールがかかとの中心に付いているため、ヒールが細くても安定感があり、高さを感じさせないので長時間歩きやすいのが特徴のひとつ。「世界で唯一走れるラグジュアリーパンプス」とも呼ばれています。BBシリーズはポインテッドタイプにしてはノーズが長いので、よりスラリとエレガントな足元を演出できます。こちらは足の指の長い方でも圧迫感なく履きやすいスタイルのひとつ。ビジネスなど様々なシーンでも活躍させられるフィットしたエレガントなスエードの名品は、ワードローブに常備したいパンプス筆頭です。「マノロ・ブラニク」は国内各地にある百貨店の他にも、カフェを併設しているセレクトショップのロンハーマン、ラグジュアリーなアイテムを扱っているエストネーションやストラスブルゴといったセレクトショップで購入可能です。ぜひ一度足を通して見てはいかがでしょうか。
世界中の女性を虜にするセルジオ・ロッシ(SERGIO ROSSI)
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「セルジオ・ロッシ」は1966年、高級靴職人である父の元に生まれたセルジオ・ロッシが創業したイタリアのシューズブランド。「靴は身体の一部」であり、「美しい脚を完成させるための重要な要素」という考えのもと、官能的でありながら高い品質の靴を提供し続けています。そのドラマティックなデザインには熱烈なファンも多く、今までヴェルサーチ、ドルチェ&ガッバーナなど数々のイタリアンブランドのコレクションで使用されてきました。2008年フランチェスコ・ルッソがクリエイティブ・ディレクターに就任。また同年、ミラノのモンテナポレオーニ通りに旗艦店をオープン。2011年には日本のコンセプチュアル旗艦店として松屋銀座店がオープンしました。海外セレブリティにも人気が高いほか、国内でも芸能人やモデル、ファッション関係者から熱いラブコールを受けているシューズラバーに欠かせないブランドです。履き心地が良くて足が綺麗に見えるとの評判が高く、大人の女性に相応わしいシューズが揃います。
ランクアップなフラットシューズ
深めの甲が新鮮なマルティニアーノ(MARTINIANO)
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「マルティニアーノ」は、アメリカを拠点とするシューズブランドです。柔らかく上質なレザーを使用し、工程のすべてをブエノスアイレスの職人の伝統的な手仕事で丁寧に作られたシューズは、肌にすっぽりと馴染み、その履き心地の良さに驚きます。そしてミニマムであることの美学、素朴さの中に流れる厳格さ、その存在に空気がピンと澄んでいくようです。履き口の計算されたカッティングは女性の脚をとてもきれいに見せてくれます。カラーバリエーションは豊富で、発色が強く光沢のある素材はクオリティの高さの現れです。「マルティニアーノ」のシューズは、スーパーAマーケットなど高感度なセレクトショップで取り扱いされています。カジュアルスタイルを一歩格上げしてくれる美しいシューズです。
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メゾン・マルジェラ(maison margiela)の足袋バレエシューズ
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おしゃれなインスタグラマーやファッション関係者から厚い支持を得ている「メゾン・マルジェラ」の足袋型バレエシューズ。プレーンで上質な牛革を使用し、上部にパイピングが施されています。かかとにはブランドらしいラインステッチのアクセント付き。伝統的な日本の履物に着想を得て、足袋にフォルムのつま先と円柱型のヒールを特徴とするブーツからスタートした「タビ」シューズのシリーズ。破壊的かつ創造的なアプローチによって、クラシカルでありながら現代的、高潔でありながらユニークなメゾンの美学と世界観を表現しています。ひと目で「メゾン・マルジェラ」とわかるアイコンシューズですが、いつものスタイルに一点投入するだけでコーディネートの印象をランクアップさせること間違いありません。このモード感は大人の女性こそチャレンジする価値があります。カラーはブラックの他、ブラウンやベージュなどシーズンによって異なります。「メゾン・マルジェラ」は恵比寿旗艦店、伊勢丹新宿店、表参道店、銀座三越店ほかエストネーションやバーニーズニューヨークなどのセレクトショップで見ることができます。
ハイカジュアルなスニーカー
ニューバランス(NEW BALANCE)上位モデル”M1700″
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1999年にリリースされた1000番台最後のフラッグシップモデル「M1700」の発売から17年以上の時を経て、オリジナルに忠実なUSA製で復刻されたこちらのスニーカー。「M1700」は、デザイン面では前作「1600」を彷彿とさせつつも、随所に当時の最先端技術を惜しみなく投入して誕生しました。アウトソールには新開発のラバーコンパウンド製の「N durance」が採用され、耐久性も飛躍。ミッドソールには、反発弾性も備えたクッショニング素材「ABZORB」をフルレングスで搭載し、抜群のクッション性と履き心地を提供しています。90年代の最後を飾る高機能モデルとして、3万円を超えるその高価格を納得させられるだけの説得力を持った1足です。「ニューバランス」はモデルも価格帯も様々ですが、「M1700」はスニーカー通も唸る珠玉の逸品。履いていたらかなり格好良いと思われる「ニューバランス」の頂点的な存在です。
絶妙なused感がこなれた印象のゴールデングース(golden goose)
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イタリアの職人が手作業で仕上げるハイエンドなスニーカーといえば、「ゴールデングース」のスニーカー。ファッションブランドとしてデビューしながらも、スニーカーラインは他スニーカーブランドに引けを取らない人気を集めています。「ゴールデングース」は2000年よりイタリアのヴェネツィアにてスタートしたファッションブランドで、正式名称は「GOLDEN GOOSE DELUXE BRAND(ゴールデングースデラックスブランド)」。略称でGGDBとも呼ばれています。職人的なもの作りを追求したコレクションが注目を集めていて、2007年よりスニーカーラインをスタート。職人のハンドメイドによる確かな耐久性と履き心地に加えて、履き込んだかのような風合いを表現したヴィンテージ加工が発表後、瞬く間に人気となりました。
ワンランク上のシューズでワードローブに自信を
今回はワードローブにぜひ加えて頂きたいワンランク上のシューズをアイテム別にご紹介しました。どんなに忙しくても、素敵な一足を用意しておくだけで気持ちに余裕が生まれます。いつでも自信を持って履けるシューズを探してみましょう。