
【2〜3歳向け】今が鍵!幼い子どもの英語学習方法 おすすめ8選
2021小学校の英語教育改革が注目を浴びるなど、いま何かと話題の早期英語教育。
今後ますます国際化が進んでいく中、子どもに英語を習得させるために親はどのようにサポートを行えば良いのでしょうか。
そこで今回は、英語学習の効果が高いと言われる2〜3歳児に英語を習得させる、おすすめの方法をご紹介していきます。
英語の習得は2〜3歳が鍵となるって本当?
2〜3歳は言葉を吸収する力が最も高まっている時期。
英語を習得する上で、この時期の過ごし方は非常に重要です。
では2〜3歳で英語学習をスタートすると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
ナチュラルな発音やイントネーションが身につく
2〜3歳の子どもの耳は、大人には聞こえない英語特有の音域を聞き分けることができると言われています。
この時期にナチュラルな英語にたくさん触れておくことで、子どもは英語独特の発音やイントネーションをスムーズに聞き分け、それを真似しながら自然に身につけていきます。
こうした音を聞き分ける力は大きくなると徐々に衰えてきてしまうので、2〜3歳に英語をスタートすることは発音やイントネーションの面では大きなメリットと言えます。
新しい表現が定着しやすい
2〜3歳は日本語でもどんどん語彙力が広がり、子どもも話すのが楽しくなってくる時期。
この時期の子どもは言葉を使って相手に気持ちが伝わることの喜びを知っているので、英語でも新しい表現に果敢に挑戦します。
そのためこの時期に英語をスタートすると、新しく習った表現の定着がしやすく、またそのスピードも他の年齢よりも早いというメリットがあります。
もう少し大きくなると気恥ずかしさが出てきたり、失敗を恐れる気持ちが強くなる子も。
英語習得に重要な積極性や挑戦する力を自然と発揮できる時期に、英語学習をスタートできるのは大きなポイントです。
楽しく学びやすい
2〜3歳はある程度の決まり事や指示が聞けるようになってくる年頃。
ゲーム形式や歌など、英語学習の方法も広がるので、子ども自身も飽きずに楽しく学ぶことができます。
またこの時期の子どもは真似っこが大好き。
遊び感覚で真似をして英語を覚えていくので、楽しんでいるうちにいつの間にか英語のリズムや音を体感で身につけていきます。
小学校以降も続いて行く英語学習において「英語=楽しい」というイメージ作りはとても大切。
小さいうちに「英語は楽しいんだ」という感覚を持っておくことで、今後の英語学習をスムーズに進めて行くための土台を作ってあげることができます。
子どもに英語を習得させるおすすめの方法
では英語学習に最適な、2〜3歳の子どもに英語を習得させるにはどうしたら良いのでしょうか?
ここでは自宅で気軽にできる方法から本格的な英語学習まで、英語を習得させるおすすめの方法をご紹介します。
1. 英語の歌や読み聞かせCDを流す
2〜3歳の子どもの英語学習をスタートするにあたり、まず大事なのは「英語の音に慣れる」ということです。
そこで自宅で子どもと過ごす時は、英語の歌や読み聞かせCDを流しておくのがおすすめ。
特におすすめしたいのが、ディズニーのストーリーが収録されている英語読み聞かせCD「Read-Along」シリーズ。
読み聞かせの声とともにディズニー映画内の有名な歌や音楽が収録されており、楽しみながら英語に親しむことができます。
またCDは長さ10分程と比較的短いため、子どもが飽きずに聞けるのも嬉しいポイント。
1冊約800円とお手頃なので、親子で気軽に英語の習得を目指すことができますよ。
その他のCDを選ぶ場合も、子どもが真似をしやすいよう、イントネーションの強弱がはっきりとしていて聞き取りやすいものがおすすめです。
2. 親子の日常会話に英語を取り入れる
例えば「ご飯だよ」「お風呂に入ろう」など、毎日必ず言う言葉を英語にしてみるのもおすすめ。
すぐには理解ができなくても、毎日繰り返すことで子どもは着実に意味を覚えていきます。
「ご飯」と「お風呂」がスムーズに理解できるようになったら、その次は「着替え」というように、徐々に日常生活の中で英語で伝える内容を増やしていきましょう。
こうすることで、自然と生活に必要な単語や表現を優先的に身につけていくことができます。
3. 自宅学習用の教材を利用する
CDやDVD、ドリルなど、英語の自宅学習用教材は様々な種類がありますが、どれを選んで良いか分からないという方も多いですよね。
そこでこの2〜3歳の時期におすすめしたいのが、タッチペン式の英語教材です。
例えばペンで動物の絵をタッチすると英語で動物の名前や鳴き声が流れてきたりします。
また子どもが夢中になる楽しい音やクイズを出してくれるタッチペンも。
何でも自分でやりたい気持ちが強くなるこの時期。
ただ単語を教えてもらうだけの受け身の学習では、途中で飽きてしまったり機嫌を損ねてしまうこともありますよね。
タッチペン式の教材は自分でペンを動かしながら能動的に学習できるので、この時期の挑戦したい気持ちをしっかり満たしてくれます。
また自分でタッチすることで単語が記憶に残りやすいのも大きなポイントです。
4. 親子で英語サークルに参加する
英語を学びたい人が集う「英語サークル」というものをご存知でしょうか?
中にはビジネスで英語を使いたい人が集まる本格的なサークルもありますが、赤ちゃんから参加できる子育て英語サークルなら気軽に参加ができるのでおすすめです。
親子で歌ったり体を動かしながら英語に触れていくことができるので、人見知りのお子様や、ママやパパから離れたがらないお子様も安心して参加することができます。
また、子どもへの早期英語教育に興味を持っている親が集まっているので、英語に関する情報交換ができるのも英語サークルのメリット。
活動内容や講師の有無などはサークルによって様々ですが、講師が元英語講師であったり、外国人が指導を行っている場合もあります。
開催場所や時間の詳細は市のホームページや児童館、市民センターなどの掲示板に掲載されていることが多いので、興味のある方は探してみてはいかがでしょうか。
5. 英語教室に通う
英語教室は早期英語教育を考えている親御さんなら、一度は検討したことがあるのではないでしょうか。
英語教室にも英会話スクールや英語塾などがありますが、会話の習得を目指しているのであれば英会話スクールが圧倒的におすすめ。
英会話スクールでは全ての会話が英語で行われる「オールイングリッシュ」形式のレッスンを取り入れているスクールが多く、自宅ではなかなか実現できない英語漬けの環境を子どもに味わわせることができます。
またスクールによってはハロウィンやクリスマスパーティーなどのイベントもあり、英語を実践的に使うための環境が整っているのも魅力です。
月額6,000円〜8,000円程と費用負担は大きいですが、英語習得を目指すのであればぜひ検討に入れたい習い事です。
6. 英会話キャンプに参加する
ネイティブスピーカーのスタッフと一緒に様々なアクティビティを体験する英会話キャンプへの参加も、英語習得を目指すお子様にはぜひおすすめしたい方法です。
英会話キャンプは泊りがけになると思われがちですが、夕方まで、午前のみなど実は小さい子ども向けのプランもたくさんあり、気軽に参加することができます。
英会話キャンプのメリットはなんといっても英語を使って何かに挑戦する体験ができる点。
キャンプでは基本的に全てが英語で行われ、子どもはスポーツやゲーム、バーベキューなど、英語を使って様々なことにチャレンジします。
「英語を勉強する」という感覚ではなく、「いま英語が必要だから使う」という感覚が体験できるのは英会話キャンプの大きなポイントです。
またキャンプには様々な国のスタッフが参加しており、海外の文化や考え方に触れる貴重な体験もすることができます。
キャンプをきっかけに英語学習への興味が湧く子どもも多いので、英語学習をスタートする前にまずはキャンプから参加してみるのもおすすめですよ。
7. インターナショナルスクールに通う
元々は帰国子女や、日本に住む英語を母国語とする子どもが通っていたインターナショナルスクール。
しかし最近ではバイリンガルを目指す日本人の子どもが通うケースも多く、より身近な存在になってきているのではないでしょうか。
インターナショナルスクールに通うと、子どもは1日のほとんどを英語を使って過ごすようになります。
海外に住んでいるのと近い状態を作り出すことができるので、子どもは母国語に近い感覚でどんどん英語を習得していきます。
英語習得の早さや習得度だけを考えると、インターナショナルスクールが最も効果的な方法と言えるでしょう。
しかし月に学費が10万円以上かかるスクールが多く、経済的な負担が大きいのがデメリット。
インターナショナルスクールには2歳から通えるコースもあり、一般的な幼稚園と同じく、朝登園し午後2時〜3時ごろに帰宅する場合が多いようです。
またフランス語や中国語、パソコンの授業まで行うスクールもあり、その特色は様々です。
検討する場合は事前に見学に行くなどして、子どもに負担がかかり過ぎないかどうかをしっかりと見極めることが大切です。
8. 親子留学に行く
子どもと親が一緒に海外に滞在し、英語学習や異文化体験をする親子留学。
近年人気が高まっている比較的新しい留学スタイルです。
2、3歳〜10歳頃までを対象としたプランが多く、アメリカやヨーロッパ、セブ島などその滞在先は様々。
また滞在スタイルはホームステイもありますが、まだ小さいうちは帰宅後にゆっくりと休めるホテルやコンドミニアムがおすすめです。
親子留学最大のメリットは、親が一緒にいる安心感の中で子どもに海外生活を体験させられる点。
滞在中は英語のレッスンを受けるだけではなく、現地で買い物に行ったり普段の生活を送ることで日本とは全く違う習慣や雰囲気を体感することができます。
これは日本では決して得られない体験で、子どもの世界を大きく広げるきっかけとなります。
また2週間〜3週間英語漬けの日々を過ごすことになるので、英語を聞くことに慣れるのはもちろん、帰宅後も簡単な単語を使うようになったり、英語の歌を口ずさむ子もいます。
まとまった休暇が取れる方は、思い切って親子留学に挑戦してみてはいかがでしょうか。
子どもの英語習得に取り組む際の注意点
日本語への影響
2〜3歳は日本語の会話力もぐんと伸びてくる時期です。
この時期に日本語での会話や新しい言葉に触れる機会が少なくなってしまうと、日本語の語彙力に影響が出てくることも考えられます。
自宅での英語学習を実践する場合も、日本語で本を読んであげるなど、日本語の表現を増やす機会を意識して持つようにしましょう。
無理強いはしない
子どもの英語習得を目指して親はつい一生懸命になってしまいますが、子どもへの無理強いは禁物。
小さいうちに英語に対してネガディブなイメージを持たせてしまうと、その先の英語学習に悪影響を与えてしまう可能性があります。
2、3歳は「英語を楽しむ」ことが一番の目標です。
子どもが乗り気でないときは、英語学習をお休みすることも必要です。
読み書きのスキルを求めない
英語学習というと、ついアルファベットを書く練習をさせたくなりますが、2〜3歳は「聞く・話す」力を伸ばしてあげたい時期。
読み書きは小学校以降からスタートした方が効率的に身につきやすいとも言われています。
せっかく早期に英語学習をスタートするのであれば、今しかない「聞く力」を最大限に生かした学習を進めていくことをおすすめします。
子どもに合った方法で楽しく英語を習得しよう!
今回は子どもに英語を習得させるおすすめの方法をご紹介しました。
日常に組み込める簡単な方法から親子留学まで、様々な方法がありましたが、最も重要なのは「子どもが英語を楽しむ」こと。
いずれの方法を選択しても、言葉の吸収力が高い2〜3歳の時期に英語学習をスタートすれば今後子どもの大きな強みになります。
ぜひ子どもに合った方法を見つけて、親子で楽しく英語習得を目指してくださいね。