
思ったよりもカンタン!占い初心者でも気軽にトライできるオススメの占いは?
「占い」というと専門的な知識やプロの占い師でないとできないと思っていませんか?占いの初心者であっても、道具などがあれば気軽にトライできるものもあります。初心者でも簡単に占うことができる占いをピックアップしてみました。
占いの種類はたくさんある!
「占い」には非常にたくさんの種類があります。占いを大まかに分類すると、命術(めいじゅつ)・卜術(ぼくじゅつ)・相術(そうじゅつ)の3つに分けることができます。命術とは生年月日などを基に占う方法で星占いなどがあります。卜術はタロットカードなどを使い、偶然性を利用した占い方法です。相術はものの姿・形などから占う方法で、手相や人相などがこれに当たります。
またこの3つ以外にも霊的な力を利用した占いもあります。電話占いなどでよく見かける霊感・霊視・スピリチュアルリーディング・チャネリングなどがそうです。ただ霊感やスピリチュアルリーディングといったものは、生まれついての素質・能力なども関わってきます。しかし命術・卜術・相術に関しては霊感を必要としません。そのため占い初心者であっても気軽にチャレンジできます。
まず最初に命術・卜術・相術には具体的にどのような占いがあるのか?そして初心者でも気軽にチャレンジできるおすすめの占いをピックアップしてご紹介しましょう。
命術(めいじゅつ)
生年月日を基に占う方法です。主に西洋占星術(12星座)・四柱推命・九星気学・カバラ・数秘術などがあります。テレビや雑誌で話題の六星占術やオリエンタル占星術・五星三心占いも命術です。基本的に生まれ持った性格や才能などを知るために、また恋愛や結婚相手の相性を見る場合にも使われます。
星占い(西洋占星術)
テレビや雑誌などで紹介されている12星座占い(おひつじ座・おうし座…など)は西洋占星術です。太陽系の10個の星(太陽・月・水星・金星・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星)の動きで占います。西洋占星術では「空の星の動きと地上でのあらゆる出来事には関連性がある」と考えています。10の星の動きを知ることで、個人単位の運勢だけでなく社会情勢についても占うことができます。
西洋占星術で必要なのは占う人の生年月日です。さらに生まれた場所が特定できれば、星の位置も正確に特定できるので占いの精度が上がります。西洋占星術にはホロスコープと呼ばれる円形の天体配置図が使われます。ポロスコープに記されている10の惑星の位置から運勢を読み取っていきます。
私たちが普段からテレビや雑誌などで目にする星占いのほとんどは、太陽の動きに注目した方法です(太陽星座)。最近は月の動きに注目した「月星座」の占いも人気です。ただテレビや雑誌などでは、どうしても不特定多数の人を対象にして占う必要があるので、「当たっているような、当たっていないような…」と感じることが少なくないでしょう。
しかし、太陽以外の星(水星・金星・火星など)の動きもチェックして占う方が当たる確率が上がります。西洋占星術を専門としている占い師に鑑定してもらうのはもちろんですが、自分で自分のホロスコープを作ることも可能です。ネット上には無料のソフトも配布されていますが、西洋占星術に関してある程度の知識がないと難しいかもしれません。ただしホロスコープの読み方について丁寧に解説された本と、ホロスコープを作成できるCD-ROMがセットになったものもあります。興味がある人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
卜術(ぼくじゅつ)
例えばサイコロを振って出た目で占うといったように、偶然性を利用した占い方法です。タロット・ルノルマンカード・ルーン・易・おみくじ・ダウンジング(ペンデュラム)、さらにオラクルカードやエンジェルナンバーなどがこれに当たります。命術と違って近い未来を占う場合に使われます。
タロットカード
初心者でも一番トライしやすいのがタロット占いです。タロットカードは全部で78枚あり、さらに大アルカナの22枚と小アルカナの56枚に分かれます。中でも大アルカナは人生における重要な出来事を象徴するカードで、タロット初心者なら大アルカナの22枚だけでも十分に占うことができます。さらにタロットカードは絵柄が正しい位置(正位置)で出ているか、逆さまに出ているか(逆位置)によって同じカードでも意味が違ってきます。
実際にタロットカードを使う場合には、質問したい事柄を頭に思い描きながらカードを広げてシャッフル(混ぜる)し、スプレッド(カードを配置)していきます。カードの置き方にはさまざまな種類がありますが、一般的なのは10枚のカードを配置する「ケルト十字」と呼ばれるスプレッドです。
大アルカナの22枚による占いが慣れてきたら、ぜひ次は小アルカナも加えて78枚で占ってみましょう。教本なしでタロットカード全78枚の意味をおおよそ覚えられるようになったら楽しさも増します。
ただタロットカードは非常に種類が多く、最初はどのタロットを購入してよいか迷うかもしれません。初心者であれば、まずはメジャーなウェイト版(ライダー)タロットから始めてみるのがおすすめです。ウェイト版タロットに基づいて解説された本はたくさん出ており、さらにタロットの解説書とタロットカードがセットになった本もあります。
ルノルマンカード
カードを使った占いとしてはタロットカードが有名です。しかし近年は「ルノルマンカード」にも注目が集まり、タロットカードと並んで人気です。ルノルマンカードはフランスのマドモアゼル・ルノルマンという伝説の占い師が考案した占いカードです。彼女の顧客にはマリー・アントワネット、ナポレオンの皇妃ジョゼフィーヌといった歴史上の人物が名を連ねています。
ルノルマンカードは54枚(グランジュード・ルノルマンカード)と36枚(プチ・ルノルマンカード)がありますが、初心者なら36枚でもOKです。タロットカードとは違って正位置だけで占い、基本的に1枚のカードには1つの意味しかありません。ですから比較的すぐにカードの意味を覚えやすいでしょう。絵柄もタロットに比べると非常にシンプルで、犬・星・カギといった象徴が描かれています。
タロットカードと同じように質問したいことを念じながら、カードをシャッフルしてスプレッドします。さまざまなスプレッドがありますが、ルノルマンカードの場合は36枚すべてのカードを配置する方法などがあります。
タロットカードと同じようにルノルマンカードだけが販売されていることがあります。しかし初心者なら初めは教本とカードが一緒になったセットがおすすめです。
エンジェルナンバー
ネット上のライフスタイルメディアで必ずといっていいほど取り上げられているのがエンジェルナンバーです。エンジェルナンバーはアメリカの心理学の博士号を持つドリーン・バーチュー氏が作ったものです。普段の生活の中でよくみる数字があれば、それがエンジェルナンバーです。エンジェルが数字を通して、私たち人間にメッセージを伝えてきていると解釈します。
ドリーン氏のエンジェルナンバーの本には0から999までの数字の意味が記載されています。本には3桁までの意味しか掲載されていませんが、3桁以上の数字は次のように解読します。
4桁数字の場合…3桁+1桁で解釈する
5桁数字の場合…3桁+2桁で解釈する
また77777などのゾロ目の数字には強いメッセージ性があると考えます。
ネット上にはエンジェルナンバーについて紹介されているサイトがいくつもあり、中には数秘術的な要素もミックスされた占いが紹介されていることがあります。しかしいずれも根底にはドリーン氏によるエンジェルナンバーの本が参考にされています。
ドリーン氏のエンジェルナンバーの本は、外出先で見かけた数字について調べやすいように小型になっています。しかし昨今はスマートフォンでも電子書籍として読めるので、Kindle版のダウンロードもオススメです。
相術(そうじゅつ)
ものの形や形状などで占う方法です。手相・人相・風水さらに夢占い・姓名判断などがあります。ここでは人気の手相占いと夢占いについて詳しくみてみましょう。
手相占い
手の平に出ている線や模様・指や手の厚みなどから、その人の性格や運勢を知る占いです。
左右どちらかの手だけを占うのではなく、基本的に左右どちらの手も見て総合的に判断します。利き手がその人の社会的な面や今後の運勢を表素のに対し、利き手ではない方の手はその人の基本的な性格・生まれた時から定まっている運勢を表しています。例えば仕事や対人関係においては利き手が示しているような性格が、プライベートなどでは利き手でない方の性格が出るといった感じです。
手相には4大基本線(生命線・感情線・頭脳線・運命線)のほかにもさまざまな線があります。また手のひらの9つの丘の状態からも判断します。しかし手のひらの線や模様といったものは加齢によって変化します。大きく変化している部分があるなら、その部分の意味することが大きな意味を持つものと考えます。
手相に関してはさまざまな本が出ていますが、初心者ならテレビや雑誌でもおなじみの島田秀平さんの本がわかりやすいでしょう。
夢占い
眠っている間に見た夢で物事の吉凶を占うのが「夢占い」です。古代ギリシャにおいては「夢は全知全能の神であるゼウスからのメッセージ」と考えられており、夢判断師という夢の専門家がいたほどです。さらに旧約聖書ではエジプトのファラオに使えていたヨセフが、王の夢について占ったエピソードがあります。日本でも古くから「夢のお告げ」を信じており、歴史上の人物の夢にまつわるエピソードもたくさん残されています。
ただし一言で夢といっても、夢には次のような種類があります。
・吉夢(きちむ)
その通り、ラッキーな意味合いが強い夢のことです。夢見心地が悪くてもラッキーなことが舞い込んでくる前触れを表すことがあります。
・凶夢(きょうむ)
何かよくないことが起こる前触れを示す夢のことです。慎重に行動すればアンラッキーを避けることが可能です。
・正夢(予知夢)
夢で見た通りのことが現実にも起こるのが正夢です。予知夢ともいいます。リアルな感覚の強い夢ほど正夢の可能性があります。
・逆夢(さかゆめ)
夢に見たことと反対の出来事が起こることを示しているのが逆夢です。よく知られているものとして、試験に合格する夢を見たら、現実では逆に不合格になるといったものです。
・警告夢
自分では気が付いていないことを夢が警告していることがあります。あなたの日頃の言動やコミュニケーションのあり方などに気をつけるように、というメッセージが託されている夢です。
・不安を表す夢
自分の中で抑圧している感情や願望が夢に現れることがあります。自分では気づけないので、夢を見ることでそれに気が付くように潜在意識が働きかけていると考えられています。
さらに夢占いをする時には「夢の中で一番印象に残っているものが何を意味するのか」について調べる必要があります。夢を調べる方法ですが、ネット上から「夢占い ○○(調べたいワード)」で検索すると多くヒットします。さらに夢占いについて書かれた本もありますので参考にしてみましょう。
ネット上や本で調べたいワードを見ると、たいていの場合そのキーワードの意味とシチュエーションの意味が載っています。例えば、夢にお財布が出てきたとしましょう。「財布」というワードで調べてみると、財布はお金そのものを象徴しています。さらに財布の中にお金がない(シチュエーション)といった夢なら「金運UPの兆し」と出ます。
しかし夢占いの意味は統一性がなく、サイト・本によっては同じ夢でも大幅に解釈が異なるケースがあります。これは古来からの夢解釈と心理学に基づく夢解釈が入り混じっているからです。どのサイト・本の夢占いを信じるかは人それぞれですが、中でも心理学に造詣がある・数多くの夢を研究している人のサイト・本がおすすめです。
ひとりでも誰かと一緒でも…もっと気軽に占いを楽しもう!
占いの種類にもよりますが、ここでご紹介した占い以外にも初心者さんが気軽にはじめられるものがたくさんあります。自分の運勢・悩みごとを占うだけでなく、話題作りやコミュニケーションにも役立ちます。「これなら私にもできそう!」そう感じた占いがあったらぜひトライしてみましょう。