
食育アドバイザーの資格取得方法|食に関する知識を広げよう!
私たちの生活に欠かせない毎日の食事。
食に関する幅広い知識を持つことによって、自分はもちろん、家族みんなの健康維持に繋がります。
そんな知識を身に着けることができる食育アドバイザーの資格を取ってみませんか?
この記事では、食育アドバイザーの資格取得方法や具体的にどんなことに役立つかを詳しくご紹介します。
食育とは?なぜ必要か
食育は健全な食生活を育む
食育とは、「食」に対する正しい知識と、その知識を得ることによって、きちんとした「食」を選択することができる力を養うことです。
食育を学ぶことによって、食事の重要性や安全性、食事のマナーや文化なども身に着けることができます。
食に対する理解が深まれば、自然と感謝の気持ちも生まれ、家族での団らんが一層楽しくなるはずです。
近年の食生活は見直しが必要
レトルト食品やファーストフード、甘いスイーツなど、近年では、手軽に食べられる美味しい食べ物で溢れています。
また、共働きの家庭が増え、忙しい時などはこういった手軽に食べられるものに頼ってしまいます。
手軽な食品は、添加物が気になりますし、偏った食事になりがちです。
偏食は、子供のアレルギーや、栄養不足、肥満にも繋がります。
食を疎かにすると、子供は食への関心がなくなり、孤食やマナーを学ぶきっかけも無くしてしまいます。
食育アドバイザーの資格取得を通して、こういった近年の食生活を見直すためにも、もう一度、食に関する知識を深める必要があります。
食育アドバザーはこんな人におすすめ
食育アドバイザーは、主に下記のような人に向いている資格です。
・自分や家族の健康維持に役立つ知識を身に付けたい人
・手軽に資格を取得したい人
・SNSやブログ等で食の発信をしたい人
・飲食や教育関連の仕事に就いている、もしくはこれから就く予定の人
・人気の資格が欲しい人
食育アドバイザーの資格を取得するには?
食育アドバイザーの資格を取得すると、食の知識全般が身についており、食育に関する指導ができることを認定されます。
食のスペシャリストとして、食に関する情報発信もできるようになります。
とても魅力的で人気がある食育アドバイザーの資格ですが、では実際にどうやって取得するかをご紹介していきます。
食育アドバイザー資格取得方法
まず、食育アドバイザーの受験資格は、日本能力開発推進協会が認定している教育機関で講座を受講し、すべてのカリキュラムを修了した人と決められています。
認定校は通信講座で、全て在宅学習で勉強できます。
子育てや仕事に忙しい方でも自宅で自分のペースに合わせて勉強していくことができます。
学習方法は、認定校から送られてくるテキストとDVD(映像講義)を使います。
テキストは、初心者でもわかりやすいようにカラーやイラスト、図解を使っていて、スムーズに勉強が捗ります。
DVDでは、テキストでは分かりづらい分野をカバー、プロの講義を繰り返し見れるので実践力が身に付きます。
その他にも認定校のサポートが受けられるなど、充実した講義内容になっています。
また、カリキュラム終了後の資格試験は、在宅受験ができます。
テキストを見ながら試験にチャレンジできるので、暗記などは不要です。
食育アドバイザーの試験の難易度
食育アドバイザーの資格は民間資格です。
自宅で資格試験に挑めますので、参考書やテキストを見ながら回答ができ、時間制限もありません。
テキストに沿って講座を受け、しっかり勉強していれば、難易度はそこまで高くない資格です。
また、通信講座のカリキュラムを終了すれば、どのタイミングでも受験可能です。
試験内容は、講座で学んだ範囲内で出題されます。
食料問題、伝統や郷土料理、薬効、栄養学、主な食品265種類について、食育活動についてなど、総合的な問題が出題されます。
試験に合格すると、食育アドバイザー資格の認定書が送られてきます。
受験料は、5600円(税込)で、70点以上で合格となります。
食育アドバイザーの資格取得にかかる期間
学習期間は3か月、1日15分間の勉強で学べるので、家事や育児、仕事の合間をぬって無理なく学習できます。
食育アドバイザーの資格が取得できる通信講座・費用
日本能力開発推進協会が認定している通信講座は、「資格のキャリカレ」になります。
費用などの詳細は下記を参考にして下さい。
講座名称:食育アドバイザー資格取得講座
費用 :38800円(税込・ネット申し込み価格)通常 49680円(税込)
学習期間:3か月
キャリカレのテキストはカラーで、図解やイラストもあり、初心者でもわかりやすく解説されているため、評判のいい通信講座です。
また、スタッフのサポート期間も700日間と長いのも特徴です。
資格取得後は、就転職の際の求人情報の案内や、面接対策、開業のサポートなどアフターフォローもばっちりで、手厚いサポートが受けられます。
食育アドバイザーになるための勉強法
食育アドバイザーになるための学習内容は
・食育の基礎知識
・食品の安全性についての基礎知識
・食育活動について
・上記に付帯する基礎知識
となっているため、食に関する幅広い問題が出題されます。
認定校である通信講座のテキストは、それらを効率よく学習できるので、しっかりとテキストを読み、理解を深めるのが一番の勉強法です。
そこまで難易度の高い資格ではありませんから、日頃から食に関心を持ってテキストやDVDに沿った学習をしていけば、無理なく合格できます。
食育アドバイザーの資格取得後はどんな仕事に就けるか
①飲食業界
一番食育アドバイザーの資格を生かせる飲食業界では、面接時などのアピールポイントにもなります。
食品会社の商品開発部門や、飲食店の企画部門でのメニュー考案、また自分で店をオープンするなどに大いに役立ちます。
食のスペシャリストである食育アドバイザーは、自信を持って、飲食業界で活躍できるでしょう。
②教育現場
保育所や小・中学校では、給食を通して子供たちに食育をしていく機会があります。
教える立場の教師が食育アドバイザーであれば、子供たちに正しい食の知識を教えることができます。
育ち盛りのこの時期に、子供たちに食育を教えることで、コミュニケーションにも繋がります。
③医療・福祉業界
老人ホームやホームヘルパーなど、高齢者に食事のアドバイスができます。
健康的な身体を作るには、食がとても重要です。
食に関する知識があれば、高齢者の食生活の向上に役立てられます。
また、食に気を配ってる高齢者は多く、そういった方たちに食のスペシャリストとしてアドバイスができます。
資格を持っていれば活躍の場は広がりますので、ぜひ食の知識を身に付け、役立てましょう。
食育アドバイザーは日常生活にも役立つ
食育アドバイザーは日常生活において、自分はもちろん、家族の食生活をより向上させるための知識を得られる資格です。
一番身近で大切な家族の健康維持に大いに貢献できます。
下記に具体的な例を挙げますので参考にして下さい。
①子供に食事のマナーをきちんと教えられる
食の大切さを理解することで、それを子供に伝え、きちんとした食事マナーを教えることができます。
社会に出ても恥ずかしくない食事作法を身に付けることは、子供の人格を養う大事な要素の一つです。
家族で食卓を囲み、その日の料理や日本の食文化を学ぶことで、感謝の気持ちも育むことができます。
また、子供と一緒に家庭菜園をしたり料理を一緒にすれば、より子供が食への関心を高めるようになります。
②家族の生活習慣病や肥満・メタボなどの予防ができる
食材の持つ栄養素を知ることで、バランスのよい献立を立てられるようになり、偏食や過食などによる生活習慣病や肥満を予防することができます。
家族みんなの体は、毎日食事の支度をするお母さんの用意したごはんで作られています。
しっかり栄養バランスのとれた食事・質・量を、1日3食きちんと食べることで、健康な体が作られます。
生活習慣病は、心疾患や脳疾患など致命的な病気にも繋がります。
食事は、家族の体の土台をしっかり作り、健康な毎日を送るためにとても重要なことです。
その重要な役割を自信を持って担えるよう、食育アドバイザーの資格を通して知識を深めることができます。
③体にいい食品選びができるようになる
食べ物に記載されている食品表示や添加物の知識を学べるので、体にいいものを選べるようになります。
お弁当やお菓子などは、化学調味料や合成着色料、トランス脂肪酸など、体によくない添加物がついているものもあります。
トランス脂肪酸は特に、免疫力の低下やアトピーの原因など、体に良くない影響があるため、海外では規制されています。
こういった知識を身に付ければ、おのずとからだにいい食品選びができるようになり、自分はもちろん、家族の健康を守ることができます。
④免疫力を上げ、アトピーやアレルギー体質の改善ができる
免疫力が低下すると、風邪や感染症にかかるリスクが上がります。
また、過剰な添加物の摂取が子供のアトピーや、アレルギーの原因になっていることもあります。
免疫力を上げるためには、日頃の生活習慣が大事ですが、食事も免疫力アップには欠かせない要素です。
タンパク質やビタミン・ミネラル・脂質・炭水化物の5大栄養素をバランスよく摂ることで、免疫細胞を活性化させ、体質そのものを改善し、病気をしにくい健康な体が手に入ります。
生涯健康でいるために、免疫力が上がる食べ物を、その食材に合わせた調理法で調理し、食卓に並べられるようになります。
⑤子供の学力や体力アップに繋がる
毎日規則正しく生活し、朝ごはんをしっかり食べることで、子供の体力向上に繋がります。
また、しっかり朝ごはんを食べると、寝ている間に失われた、エネルギーやブドウ糖の補給ができ、仕事の作業能率や子供の学習能力アップになります。
朝食を抜き、一日2回の食事を続けていると、体脂肪が蓄積されやすい体質になり肥満の原因にもなります。
毎朝きちんと朝食をとることで、体温が上昇し、血流が良くなり、朝から元気に行動できるようになります。
また朝食にはたんぱく源が大事ですが、それを摂ることによって、朝から活動的になり、夜にはメラトニンに置き換わるので、しっかり熟睡でき、元気な体を維持できるようになります。
食育アドバイザーになると、正しい食生活が身に付けられ、家族の生活も同時に向上していきます。
⑥美味しく健康な食事作りができるようになる
美味しいご飯を作れば、おのずと、家族みんなで楽しい団らんを囲めるようになります。
食材の旬の時期を知り、鮮度の目利きができるようになれば、もっと美味しいごはんを家族にたべさせてあげられます。
食材がいいと、味付けも濃くならず、食材そのものの美味しさを味わえるので、子供の味覚を育てるためにもとても重要なことです。
また、旬の食材は栄養価も高いので、献立作りに迷ったら、旬の食材を取り入れ、悩まずにスムーズに食事の支度ができるようにもなります。
⑦ライフステージに合った食事のとり方がわかるようになる
年齢に合った食事をするのはとても大切なことです。
乳幼児期の子供や、思春期に入った子供、仕事や家事・育児に忙しい大人や、妊婦、高齢期、それぞれ必要な栄養素が違ってきます。
特に子供は成長が早いため、それに伴った食事作りを心がけなければなりません。
ごはんの量は適量か、栄養は足りているのかと、悩むことも多くなります。
食育アドバイザーになれば、年齢に合ったエネルギー量や栄養バランスを考えて食事作りができるようになるので、生涯健康で過ごせます。
⑧美容やダイエットにも
美容にいい栄養素を知ることができるので、毎日の食生活の中で、美容に効果的な食材を取り入れることが自然に身に付きます。
また、三大栄養素(脂質・炭水化物・タンパク質)を知ることで、ダイエットに効果的な食事作りをし、体重をコントロールできるようになります。
ダイエットにありがちな栄養不足も回避できるので、無理なく健康的な体に近づけます。
食育アドバイザーは食の知識を深められる有意義な資格
食育アドバイザーは、自分や家族、そして社会貢献にも役立つ有意義な資格です。
良い食生活は、人生を向上させると言っても過言ではないくらい重要なものです。
この記事を参考に、食育アドバイザーを目指してみてはいかがでしょうか。