
ベビーベッドは必要?赤ちゃんとママが快適に過ごせる睡眠環境とは?
赤ちゃんが生まれてくる時に必要なグッズを準備していると、本当に必要かどうか悩んでしまうものがたくさんありますよね。
中でもベビーベッドなど大きな買い物は慎重に考えて購入しておきたいところです。
実際にベビーベッドはあった方がいいのか、赤ちゃんと過ごすのに本当に快適な睡眠環境について詳しく調べてみました。
ベビーベッドを使っている人の割合はどのくらい?
実際に赤ちゃんをベビーベッドで寝かせている家庭の割合は、50%前後だと言われています。
だいたい半数の赤ちゃんはベビーベッドを利用していることになりますが、残りの半数は布団で寝かせているとなると本当にベビーベッドが必要なのか気になりますよね。
最初からベビーベッドを準備しなかった家庭では、どのような住環境や考えがあったのでしょうか。
床に布団を敷く派の先輩ママ達がベビーベッドを購入なかった理由について調べてみました。
<ベビーベッドを使用しなかった理由は?>
- 赤ちゃんを寝かせる部屋が畳だから
- 置く場所がないから
- 短期間しか使えなさそうだから
- パパやママも布団で寝ているから
上記のような理由でベビーベッドを購入しなかった人が多いようです。
確かにベビーベッドは赤ちゃんが自分で動けるようになると転落する危険もあり、平均すると使える期間は生後8カ月前後までです。
使える期間と、使用後の収納のことなどを考えると購入するのに抵抗があるパパやママも多いのではないでしょうか?
そこで、ベビーベッドを入手する方法についても知っておきましょう。
ベビーベッドの入手方法は?
ベビーベッドを新品で購入すると平均して1万円~2万円程の商品が多くなっています。
そこで、世の中の先輩ママ達はどうやってベビーベッドを調達したのかも調べてみました。
購入を迷っている時の参考にしてみてはいかがでしょうか。
<ベビーベッドの入手方法は?>
- 新品で購入した
- レンタルサービスを利用した
- 親せきや友人から譲ってもらった
- リサイクルショップで購入した
使用する期間が短いことを考えるとレンタルもおすすめですが2人目、3人目の出産も考えていたり今後出産予定がある親戚や友人がいる場合には購入しておいた方がお得な場合もあります。
使える期間は短いかもしれませんが、何より赤ちゃんとママが快適に過ごせることが大切です。
ベビーベッドは本当に必要なのか、ベビーベッドで赤ちゃんを寝かせるメリットから見ていきましょう。
ベビーベッドを使うメリットは?
赤ちゃんの安全を確保できる場所になる
ベビーベッドは柵が付いているので、思わぬ危険から赤ちゃんを守ってくれる場所になります。
例えばペットがいる家庭や、年の近いお兄ちゃんやお姉ちゃんが部屋で遊んでいても赤ちゃんの安全を確保できます。
ベビーベッドがあれば、ちょっと目を離さなくてはいけない時にも常に赤ちゃんを寝かせる場所が決まっているので安心です。
ホコリから赤ちゃんを守る
床に布団を敷いて寝かせる時に気になるのがホコリではないでしょうか?
寝ている時間が長い赤ちゃんは、どうしても家族が生活をするリビングなどで寝かせる時間も多くなります。
赤ちゃんを寝かせている近くを歩くだけでもほこりが舞い上がります。
赤ちゃんを布団で眠らせる高さである床から約30㎝離れた場所はホコリが最も多い高さだと言われており、ベビーベットの高さの約100倍です。
大人に比べてまだ体が未熟な赤ちゃんは、ホコリやダニなどのアレルギー源から守ってあげる必要があることを考えればベビーベッドを使用するのがおすすめです。
抱っこやおむつ替えが楽にできる
床に布団を敷いたところから赤ちゃんを抱きあげたり、おむつ替えをする時に腰に負担がかかると感じているママは多いようです。
ベビーベッドであれば高さがあるので、抱っこやおむつ替えの時にママの体への負担が軽減されるというメリットもあります。
他にもお風呂から上がった時の着替えなどベッド位の高さがある方が楽にできることは多く、産後のママの体の負担を減らすためにもベビーベッドを使うことはおすすめできます。
添い寝による窒息を防ぐ
床に布団を敷いて寝かせる場合、赤ちゃんのお世話で睡眠不足になっているママはつい添い寝をしてしまうこともありますよね。
赤ちゃんの表情、体温などの異変に気付きやすいなど添い寝のメリットももちろんあります。
ママと一緒に眠ると赤ちゃんも安心できて、ママも可愛い寝顔を見ながら一緒に眠れる喜びがあるかもしれませんが、気をつけたいのが赤ちゃんの窒息です。
添い寝をすると、赤ちゃんと別々に眠る場合と比べて約40倍も窒息のリスクが高まるという研究結果もあります。
生後間もない赤ちゃんは特に、ベビーベッドで寝かせることで予期せぬ事故からも身を守ることができます。
ベビーベッドを使うデメリットとその対策法は?
ベビーベッドが大きく部屋が狭くなる
赤ちゃん用のベッドとは言っても、部屋に置くとなるとある程度のスペースが必要になります。
リビングなど家族が生活する場所に置くとなれば、スペースの確保以外にも配置も考えなければいけません。
寝室に置く場合もエアコンの位置や窓の位置を考えながら、パパやママのベッドとの配置も考えて赤ちゃんや家族が過ごしやすいスペースを確保する必要があります。
ベビーベッドを置くスペースを確保する時の対策は?
ベビーベッドを置くにあたり、まずは部屋の配置を見直しましょう。
ベビーベッドを置く期間だけ、使用頻度の少ない家具を片付けてスペースを確保するのもおすすめです。
また、最近ではコンパクトサイズのミニベビーベッドも人気です。
一般的なベビーベッドは約120㎝×70㎝位のサイズが多く、赤ちゃんを寝かせても十分なスペースがある大きさです。
ミニベビーベッドは約90㎝×60㎝ほどのサイズで作られており、ベビーベッドを置くスペースも確保しやすくなります。
ミニベビーベッドは、生後24ヶ月までを目安に作られているものが多く、ベビーベッドを使用する平均の月齢である生後8ヶ月~1歳くらいまでは十分使えそうですね。
使わなくなった時に処分や収納に困る
使わなくなったベビーベッドを粗大ごみとして処分するには費用もかかりますし、まだきれいな状態だともったいない気持ちにもなりますよね。
また、次の出産までの期間置いておくとなると、収納場所を確保しておく必要があります。
ベビーベッドを使わなくなった時の対策は?
使用後のことを考えれば、レンタルでベビーベッドを調達するのと返却するだけなので簡単です。
購入する場合は、使用後に譲れる親戚や友人を前もって探しておくと安心ではないでしょうか。
また、DIYが得意な人であればベビーベッドとして使わなくなったら、子供用のデスクやトイボックスなどに作り変えて長く使う工夫をするのもおすすめです。
全く使わない可能性もある
せっかくベビーベッドを購入したのに、赤ちゃんが嫌がってベビーベッドで寝てくれず全く使わなかったという家庭も少なくありません。
また、添い寝や添い乳でしか眠ってくれない赤ちゃんの場合、眠ってからベッドに移動さあせるのが面倒で結局使わなくなってしまうというパターンも。
実際に赤ちゃんがベビーベッドで眠ってくれるかどうかは出産前には分からないので、購入するかどうかの判断も難しくなります。
ベビーベッドで寝てくれない時の対策は?
出産して赤ちゃんの睡眠パターンの様子を見てから、必要であれば購入するというパパやママも増えています。
購入したのに、使わなくなってしまった場合でも月齢が上がるにつれて赤ちゃんがベッドに慣れて使えるようになることも。
また、寝る目的以外でもどうしても目を離さなければならない時など、赤ちゃんをベビーベッドに寝かせておくと柵もあるので安心です。
ベビーベッドを使って添い寝をする方法は?
大人用のベッドと繋げて使えるベビーベッド
寝室にベビーベッドを配置するなら大人のベッドとフルフラットにできるものがおすすめです。
細かく段差調節できて段差を気にせず使えます。
柵を開けた状態で大人用のベッドの横に設置できるので、寝た状態でも赤ちゃんの顔が良く見えて安全確認もしやすくなります。
安全ベルトで大人のベッドと繋げて固定できるベビーベッドを選べば、知らぬ間にベッドの間に隙間ができる心配もありません。
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ベッドインベッドを使う
ベッドインベッドは大人用のベッドに置いて使えて、添い寝をしても赤ちゃんを窒息などの危険から守ってくれます。
折りたたんで持ち運ぶこともできるので、帰省する時など自宅以外で赤ちゃんを寝かせる場所を作りたい時にも最適です。
以前は生後4カ月前後までしか使えず使用できる期間が短いことがネックになっていましたが、最近では適応年齢が2歳以上となっているベッドインベッドも増えてきました。
同じベッドで添い寝しているのに、赤ちゃんの寝る場所が確保できるので親も赤ちゃんも安心して眠ることができます。
家の中でもリビングや寝室など使いたい場所に手軽に持ち運べるので、いつでも赤ちゃんの様子を見守ることができます。
価格もベビーベッドに比べて低価格のものが多くお財布に優しいところも魅力です。
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大きめのベビーベッドを選ぶ
子供の成長に合わせて6歳頃まで使えるベビーベッド兼キッズベッドも人気です。
大人用のベッドに繋げられて添い寝、添い乳もできて成長と共にキッズベッドやソファとして活用できるので長く愛用することができます。
一般的なベビーベッドに比べると高価になりますが、キッズベッドに買い替える予定があるなら手間も省けておすすめです。
赤ちゃんには1人寝の習慣を身に付けたいというパパやママに注目されています。
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ベビーベッドを選ぶ時に確認しておきたい機能は?
収納が付いている
ベビーベッドの近くにはオムツやおもちゃ、ウエットティッシュなど赤ちゃんのお世話に必要なものを準備しておきたいですよね。
ベビーベッドに収納が付いていれば、便利なだけでなくお部屋もスッキリ片付きます。
柵がオープンできる
ベビーベッドは柵で囲まれていますが、一ヶ所オープンになる部分がなければ赤ちゃんを抱きあげたりおむつ替えをする時に大変です。
多くのベビーベッドについている機能なので、確認を忘れやすいですが重要な機能なので購入する時には必ず確認しておきましょう。
また、柵が二ヶ所開けられるツーオープンタイプもあるので、パパやママが使いやすい方を選ぶといいですね。
キャスターが付いている
ベビーベッドを動かしたい時にはキャスター付きのタイプがおすすめです。
ママが家事で忙しい時に、赤ちゃんがぐずってもベッドごと移動させることができるのでママも作業を続けながら赤ちゃんと顔を合わせることができます。
また、小さい赤ちゃんがいると心配なほこりなどもキャスターが付いていれば、隅々まできれいに掃除できるのでお部屋を清潔に保てます。
キャスター付きの場合は安全のために、ストッパーが付いているかも確認して購入しましょう。
折り畳みができる
使用しない時、また使用後にしばらく収納しておく予定であれば折りたためるかどうかはとても重要です。
最近では、ママでも簡単に折りたためる機能性に優れたベビーベッドもたくさんありますよ。
さらに軽量で持ち運びが簡単であれば、里帰り出産の時や親戚、友人の間で貸し借りする時にもスムーズです。
ベビーベッド以外の使い方
ベビーベッド以外にソファとして使用できる商品も増えています。
また、おもちゃワゴンとしても利用できるもであれば、ベビーベッドとしては使うことがなくなった後もそのまま利用できるので無駄がなくなります。
柵を取り外してベビーサークルとして使えるなど、ベビーベッドを最大限に活用できるように工夫された商品が増えているのでそれぞれの家庭で活用できそうなベビーベッドを選びたいですね。
赤ちゃんもママも快適な睡眠を
ベビーベッドが必要かどうか、悩んだ時には赤ちゃんのことばかりでなくママが快適に使えるかどうかもとても大切です。
赤ちゃんの睡眠についての情報も様々で、ベビーベッドも布団もそれぞれメリット・デメリットがあります。
悩んだ時には、ベビーベッドの種類も増え機能も充実した商品がたくさんあるのでよくリサーチしてみてはいかがでしょうか。
住宅の環境、家族の生活リズムなどを考えて新しい家族を迎えやすい睡眠環境を選びましょう!