あなたは大丈夫?子どもの愛情不足のサインとその対処法

子どもにたくさんの愛情を注いで育ててあげたい、しかしその愛情は届いていますか?
愛情は目に見えるものではありません。親が注いでいるつもりでも子どもには届いていないことも。
特に3歳までの子どもはまだ上手に話すことができず、伝える術をもちません。目に見えない愛情こそ子どもが出す愛情不足のサインを汲み取って、早めの対処をしましょう。
 

親が与える子どもへの影響


子どもがかまってほしい時、つい忙しくて「あとでね」「ちょっと待って」と後回しにしていませんか?
それは子どもにとって、重なるほどストレスになってしまいます。実はこのかまってサインは愛情不足の証拠。
まだ言葉を上手に話せない子どもが出すサインはとても重要なんです。
さらに、大人になった時にいわゆる「アダルトチルドレン」になることも。
愛情不足で育つと、「断り切れない」「気持ちを伝えず抑え込む」「人の期待に応えようとする」といった傾向になりやすいとのこと。
さらに恋愛がうまくいかないケースもあります。
子どもの頃に充分な愛情を注がれていないと、とにかく愛情が欲しいと依存体質になったり愛情というものを知らないので、突拍子もない行動にでてしまうことも。

子どもの頃に受けた親の影響が大人になったときの基盤になるので、たくさんの愛情で育ててあげたいものですね。

愛情は甘やかしではありません


愛情といっても、どう接するのが愛情でしょうか。決して甘やかすことが愛情ではありません。
一人の人間として接し、無条件の愛をもって健やかな成長を願うことです。時にはしつけとして叱ることも必要でしょう。
しかしただ怒鳴るのではなく、「あなたのした行為を怒っている」ことをまだ言葉がわからなくても伝えていくことが大切です。
そしてママも、子どもの良い部分も悪い部分もすべて受け止めてあげてください。
悪い部分まで受け止めると、「なんでできないの!?」といった気持にならず、ママの気持ちも楽になりますよ。
ただし、だからといって悪い部分を放置するのではなく、最初はわからなくても伝え続けていけば子どもも受け止めてくれる日がちゃんと訪れます。

子どもが出す愛情不足のサイン


子どもにずっとかかりきりになるのは、家事や仕事をこなすママにとっては大変なもの。
愛情不足のサインを出した時は抱きしめてあげたり一緒に遊んであげるだけで、子どもの気持ちも満たされます。
それではご紹介していきますね。

物を隠す・壊す・投げる
愛情不足のよくあるパターンです。
壊したり投げたりしてわざとママを困らせることで、ママの目を簡単に引くことができるからです。
こういった場合は頭ごなしに怒るのではなく、優しく諭してあげましょう。そこで怒ってしまうとさらに悪化してママの仕事も進まず負のループです。
どんなに忙しくてもなるべく手を止めて、目を見て話してみるのも大事なコミュニケーションです。

嘘をつく
自分の口で「抱っこ」や「遊んで」と伝えることができているうちはまだ大丈夫ですが、ママを困らせる嘘をつくようになったら要注意。「お腹痛い」や「熱っぽい」といった嘘は心配してもらいたい、かまってもらいたいという心理からくるものなんです。

指しゃぶり・爪を噛むといったクセが表れる
赤ちゃんであれば、生理的な行動なので問題はありません。
しかし、3歳をすぎてある程度の言葉が理解できるようになっても指しゃぶりや爪を噛む行動をしているのであれば、愛情不足のサインかもしれません。
また、子どもが爪を噛む行動は、ストレスや不安が原因と言われています。この強いストレスを和らげようと爪を噛むんだそう。
こういった行動が見られたら子どもとの接し方を見直すきっかけにしてみてください。

褒めてもらいたい・甘えたいアピール
褒められるような行動をとると、こちらをチラリと見てきたり褒め待ちをしている時はありませんか?
特に男の子や上の子に多いようです。
下の子のお世話で忙しくてかまってもらえているか不安になり赤ちゃん返りや抱っこ攻撃になったりと、愛情不足のサインとしてはわかりやすい行動で示してます。
そんな時は抱っこしてあげたり、上の子を優先する時間をつくってあげてみると良いでしょう。

感情表現がなくなる
このケースは深刻な状態です。
本来子どもは喜怒哀楽が大人より表情に出やすいもの。
個性としてあまり感情が表れない子もいますが、元々笑っていた子の表情がなくなってきているとしたら注意が必要です。
子どもがかまってもらえない記憶のまま大人になると、感情表現が乏しくなってしまうことも。こういった場合は接し方を見直し、子どもとの時間を増やすことを優先してください。

親以外に甘える
子どもはどれだけ成長しても結局ママ、パパに甘えたいもの。
しかし、愛情不足を感じている子どもは愛情不足を補うためにほかの大人に甘えることがあります。
子どもから夏枯れなくなった時は本当に空しく寂しいものです。そんな時は愛情をお互い確認する時間を設けてみてください
。先にも言った通り、赤ちゃんでも幼児でも一人の人間です。
一緒に笑うだけでも、子どもの気持ちは充実します。幼稚園や小学校の先生に普段の様子を聞くのもおすすめです。
もし、お友達より先生の後ろをくっついて歩いているなどの返答であった場合は愛情不足の可能性があります。
祖父母やお友達ママといった顔を知っている大人への接し方も注意深く見ていると良いでしょう。

黒い絵を描く
絵には精神状態が映し出されるといいます。
子どもの多くは、たくさん色を使って絵を描きますが、愛情不足や不安を感じている子どもは黒を使った絵を描く傾向にあるそうです。
選べる色がたくさんあるのに、黒しか使わないといった行動はストレスを感じている証拠です。
特に乗り物の絵を黒で埋め尽くされた絵の場合は親に対して「怖い」といった恐怖心をもっていることも。
乗り物は「親」を象徴しているのだそう。こういった普段の何気ない行動を気にしてみると良いでしょう。
ちなみに子どもが幸せ、楽しい、嬉しいと感じている時は、ピンクや黄色といった明るい色を選ぶようです。

自尊心の欠如
自分の価値を理解し、自信を持つことが自尊心ですが愛情不足の子どもは、その気持ちを持つことができません。
子どもの自尊心は親が育ててあげるものです。
良いことをしたらきちんと褒めてあげましょう。少しづつ自信となって自尊心が芽生えていきますよ。

愛情不足が続くとどうなる


愛情不足が続くと大人になって大変なことになるかもしれません。
例えば他人との距離感がつかめない、恋愛の仕方がわからない、ちょっとした批判に耐えられない、依存してしまうなど、コミュニケーションのとりかたがわからないまま大人になってしまいます。

子どもを愛情不足にさせない方法


抱っこやハグをする
抱っこやハグは子どもの精神状態を落ち着かせる効果があります。
つまり愛情を注いでいることが子どもに伝わっているということ。
子どもに愛情を伝える表現として忙しい時間でもギュッと抱きしめてあげると良いでしょう。ママも癒されること間違いなしですよ。

愛情表現はオーバーに
子どもはオーバーリアクションが大好き。
テレビを見ていても、リアクションが大きいタレントの方やアニメのキャラクターなどを面白がってみています。
愛情表現も同じで少し恥ずかしいかもしれませんが、「大好きだよー!」と言ってあげるのもきっと嬉しいはずです。

叱るばかりはNG。褒めることも大切です
子どもは褒められたいもの。毎日叱りっぱなしでは子どももママも疲れてしまいます。
さらに子どもは自己肯定感が低くなるので褒めるべきときはしっかりと褒めてあげてください。
子どもなのでできないこと、できることは個人差がありますし、最初はできなくて当たり前。
小さいことでもできることが増えたら褒めてあげましょう。

スキンシップが大事
仕事に家事、育児と言葉で表すと2文字ですが、やることはこの中に100個以上詰め込まれています。
トイレにすら行く時間がない中で、癇癪を起す子どもに優しく接するのは時に難しいこともあると思います。
しかし大事なのは子どもへの愛情を注ぐことです。少し手を止めて、頬ずりをしたり、頭をなでたりしてみてください。
たった数秒、それだけで子どもはママの愛情をチャージできるんです。

楽だからと言ってTVやスマホばかりはNG
ついやってしまうのが、子どもが集中してくれるテレビやスマホを与えてしまうこと。
ママもわかってはいるけれど、忙しいときはやはり頼ってしまいます。しかしそれは悪いことではありません。
理想を言えば見せない方が良いのかもしれませんが、そうもいかない。
ただ、夜寝る前やお風呂などで子どもと共有する時間を作ることを心がけるだけで、子どもも安心します。
また、幼稚園や小学校から帰ってきたら「今日は何したの?」と一日の出来事を聞いてみるのも良いでしょう。
ママも幼い頃、台所に立つ母の横で今日の出来事を話した方もいるはず。同じように、子どもの話す言葉に耳を傾けてあげましょう。

注意したい!愛情ではなく甘やかしになる行動


子どものわがままを聞きすぎる
「あれ買って」「ゲームしたい」「お菓子食べたい」といった子どもが欲しいもの、してほしいことを全部聞きすぎると、わがままになるばかりか、自立できない大人になってしまいます。
親が生きているうちは良いといっても、親が先に死ぬのが順序。自立した大人になってほしいのであれば、わがままと、愛情の線引きはとても重要です。

身の回りのことを全部やってしまう
パジャマを着る、や明日の授業の準備など、子どもがある程度できるようになっているのにも関わらず、ママがすべてやっていたりしませんか?ママがやった方が早いという理由でやってしまうのもわかりますが、自立への一歩と思い、焦らず気長に待つことも必要です。
大人になって誰かがやってくれるという他人任せな思考につながるので、ここはこらえて最初はやりたいようにやらせてみるのもアリですよ。

安全なことだけさせる
男の子ママにありがちなのが、危ないことは避けさせるということ。
何にでも興味津々で活発な男の子は確かに危ない場面があります。
しかし、危ないからと言って過剰に子どもの行動に制限をつけると、自分から何もしない子になってしまいます。
大人になると、細かい指示がないと動けないということも。なるべく広い心で見てあげることも大事といえるでしょう。
もちろん子どもが危険な場面もあるので、目は離さないようにしてくださいね。

子どもの将来のためにもたっぷりの愛情を注いで


子どもは抱っこされるとピタッと泣き止むことがありますよね。
大人が思っているよりも、子どもは肌と肌のふれあいを必要としています。
ママやパパの肌の温度を感じることで子どもの不安は解消されるんです。
どんなに忙しい時でも、少しのスキンシップで子どもの気持ちは満たされるので、愛情不足のサインが見られた時は、ちょっとでも手を止めて、ギュッと抱きしめてあげてください。
愛情不足のサインが表れたからといって、ママが不安になることもありません。これからまた子どもと愛情を確認し合って、育んでいくことが最も重要なことなんです。
そしてこれはママだけが気負うものでもないことを心の片隅に置いておいてください。家族の愛情こそが子どもを育てます。親子の絆を深めるため、子どもの将来のためにも、たっぷりの愛情を注いであげましょう。

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