
夫婦の寝室は同室?別室?お互いの意見を尊重して夫婦円満に!
結婚して間もない時にはそろって同じ部屋で寝る夫婦が多いと思いますが、月日が経つにつれて一緒に寝ることを負担に感じてしまうこともありますよね。
寝室を夫婦同室にするべきか別室にするべきか悩んでいるという時に知っておきたいそれぞれのメリット、デメリットを考えてみましょう。
夫婦の寝室は同室、別室どちらが多い?
寝室事情について「改善したい」と考えながらも、なかなか今の生活を変えるきっかけが見つけられない夫婦は多いようです。
特に同室から別室に変更すると夫婦仲が悪くなってしまうのではないかと、心配になりますよね。
同室と別室のメリット、デメリットを考える前に他の夫婦はどうしているのか、調査してみました。
夫婦同室、別室の割合は
夫婦の年代によっても変わってきますが、一般的には年代が上がるにつれて別室で寝る割合が増える傾向にあります。
とあるデータによると、同室派は65%前後、別室派は30%前後、その他に単身赴任などの理由で別居をしているなどどちらでもないと回答した人が5%程という結果が出ています。
また別のデータによると同室派が80%を占めているというアンケート結果もあり、圧倒的に同室で寝ている夫婦が多い事が分かります。
同室で寝ている理由は?
一般的には同室で寝ている夫婦の方がかなり多いようですが、その理由をまとめてみました。
<20~30代の夫婦に多い理由>
- 特に理由はないが一緒の部屋で寝たい
- 忙しいので寝る前に会話をするようにしている
- ダブルベッドを購入したから
<40~50代の夫婦に多い理由>
- ずっと同室なので別室という考えがない
- 寝る部屋が他にない
一緒に暮らし始めた時から同室なので、生活のパターンとして当たり前になっているという意見と夫婦のコミュニケーションを取るためにあえて同室を続けているという意見に分かれるようですね。
部屋数や大きいベッドを購入したなどの理由で、別室にできないという夫婦も。
別室で寝ている理由は?
同室に比べると約半数の割合となった夫婦別室を実践している理由もまとめてみました。
<20~30代の夫婦に多い理由>
- 子供が生まれたから
- 1人の時間が欲しいから
- パートナーに気を使う
<40~50代に多い理由>
- パートナーの希望で
- 仕事部屋で寝ているから
- 1人の時間が欲しいから
夫婦となり毎日を過ごしていく中で、1人の時間が欲しいと感じるようになる人が多いようです。
寝るときだけでも1人になりたいというのは、忙しい現代人らしい理由ですよね。
また別室にするのはパートナーから告げられたり話し合いのもと決められるパターンと、いつの間にか別室になっていたというパターンに別れるようです。
この結果も参考に寝室を同室、別室にするそれぞれのメリットとデメリットについて調べてみました。
寝室を同室にするメリットとは?
夫婦のスキンシップ、コミュニケーションを取りやすい
最近は仕事や家事、育児に忙しく、ゆっくり会話を楽しむ時間もないという夫婦が多い時代だと言われていますよね。
寝室を同室にすることでパートナーの話を聞くなど、起きている時間にはできなかった会話をするなど夫婦のコミュニケーションを取る時間が作りやすくなります。
喧嘩をしてしまった時でも、その日のうちに仲直りをするきっかけが作りやすいというメリットも。
子育て中の夫婦は、パートナーに育児を手伝って欲しいと考える人も多いので同室なら夫婦で協力し合えますよね。
また子供がパパと一緒に寝ることに慣れるので、ママが急な体調不良などで寝かしつけができないときに助かったという意見もありました。
体調の変化に気づきやすい
夫婦同室にはパートナーが眠っている間に起こった体調の変化に、すぐに気づけるというメリットもあります。
実際に無呼吸などの症状は、一緒に寝ている人が気付いて見つかることが多いと言われていますよね。
他にもパートナーの突然の発作にも気づけるように、一度は別室で寝ていたものの年代が上がってからまた同室で寝るようになるパターンも多いようです。
寝室を同室にするデメリットは?
ライフスタイルの違いがストレスに
仕事や育児、または趣味などの理由でパートナーとのライフスタイルに違いがあると、睡眠時間にずれが生じることをストレスに感じることが考えられます。
寝る時間や起きる時間が大幅に違ったり、夜中にトイレに行くことでパートナーの睡眠を妨げることもあります。
その場合、睡眠を邪魔された方だけでなく「起こしてしまうのでは?」と考える方も気を使って疲れてしまうパターンも意外と多いようですね。
しかし、こういった睡眠時間の違いが全く気にならない人もいますし、睡眠を妨げられても一緒に寝る方が安心する人もいますのでお互いの気持ちを確認するといいのではないでしょうか。
いびきや歯ぎしりが気になる
ライフスタイルの違いと同じでパートナーのいびきや歯ぎしりが気になって眠れない場合は、同室で寝るのが負担になる場合があります。
眠っている間の雑音が気にならなければ問題ありませんが、夫婦間だけでなく「いびきがうるさくて子供が起きてしまう」などの事情で夫婦別室にした方がいい時も。
ダブルベッドで寝ている夫婦に関しては「パートナーの寝相が悪い」「寝返りを打つのに気を使う」などの理由で睡眠を妨げていることも考えられます。
我慢していると睡眠の質が悪くなり、体調にまで影響が出ないように注意しましょう。
室温の好みが違う
同室から別室に変えたいと思うきっかけで多いのが、パートナーとのエアコンの温度設定の違いだと言われています。
多くの男性と女性が適温と感じる温度に差があるというのは良く聞く話ですよね。
「暑すぎる」「寒すぎる」など不快と感じる環境は、快適な睡眠を妨げる大きな理由になるだけでなく体調不良を引き起こす原因にもなります。
同室で寝たいけど夫婦間で快適と感じる温度に差がる場合は、エアコンを使う季節だけ別室にするなど夫婦で対策を考えるといいのではないでしょうか。
同室で快適な睡眠環境を作るには
夫婦で納得できる方法を見つける
夫婦で一緒に寝ることで幸福感を得られるホルモンが増えると言われていますが、一緒に寝ることでストレスを感じるのであれば解決策を考えなければいけません。
「一度別室にすると戻りたいときに同室に戻せないのではないか」と不安に思い我慢している夫婦も少なくありません。
しかし無理をしていると、せっかく夫婦のコミュニケーションを大切にしようと同室にしていたにも関わらず夫婦仲が悪くなってしまう恐れも。
現在の睡眠環境について思うことを話し合い、期間的に別室にするなどお互いがリフレッシュできる方法を見つけましょう。
同室で寝るために工夫をする
同室で夫婦ともに快適に過ごすためには、空調や照明などをお互いが過ごしやすいように工夫する必要があります。
エアコンが当たりやすい位置も考えてベッドや布団を配置したり、快適な温度で眠れるように寝具にも工夫しましょう。
ベッドを別々にしただけでも、同室で眠るストレスが軽減されたという夫婦もたくさんいます。
同室にこだわる場合は、自分のことだけでなくパートナーの気持ちも考るように心がけたいですね!
寝室を別室にするメリットとは?
自分の時間を大切にできる
1人の時間を大切にしたいと考える人は特に、寝室を別室にすることで心に余裕ができて夫婦関係がより円満になることもあります。
また、リラックスしてゆっくり眠れることで体調が良くなるという人も。
寝る前にテレビやスマホを見たいなどパートナーに少し気を使ってしまいそうなことも、別室であれば気になりませんよね。
お互いに干渉しすぎるのは嫌だという夫婦は、別室にすることで夫婦仲が良くなるパターンも多いようです。
また、赤ちゃんがいる場合夜泣きや授乳で翌日仕事があるパートナーを起こしてしまうという心配が軽減されるのも別室のメリットです。
自分好みの睡眠空間が作れる
夫婦別室にしてよっかたと思う理由として多いのが「自分に合わせて環境を作れること」です。
部屋の温度も自分に合わせて調節でき、エアコンをつけたり消したりする時にわざわざパートナーに気を使う必要がありません。
翌日に「寒かった」「暑かった」と眠れなかった原因でパートナーを責めたり喧嘩することもなくなります。
照明やテレビなども自分のタイミングでつけたり消したりできます。
夫婦のどちらかが相手に気を使ってしまうタイプであれば、夫婦別室にすることでストレスが軽減されることも。
離れている時間があるから気づけることがある
比較的一緒にいる時間が長く喧嘩が多いという夫婦の場合、寝室を別にして夫婦仲が良くなったということもあります。
寝室を別にしたことがきっかけとなり「それ以外の時間でコミュニケーションを取るように心がけるようになった」など夫婦の意識良い方向にが変わる場合も。
喧嘩をした時やパートナーの機嫌が悪い時に、寝るときまで一緒にいるストレスを感じる必要もなく一度離れることで冷静になり相手の気持ちを思いやる時間を持てます。
寝室を別室にするデメリットとは?
出費が増える
夫婦で別々の部屋で寝るということは、エアコン、照明、テレビも全て別になるので電気代などの光熱費が高くなってしまう可能性もあります。
その他にもベッドや寝具、その他別々に必要になるものを購入するなど同室の場合には必要なかった出費が家計にひびくという点もデメリットとなるのではないでしょうか。
手間も増える
同室でダブルベッドで寝ていた場合、別室に移動することで出費だけでなく掃除や洗濯の負担も増えてしまいます。
布団を干すにしても、2部屋から別々に運ぶことになりシーツや布団カバーなど寝具を洗濯する量も増えたと感じるかもしれません。
掃除もそうですが、寝室のカビ・ダニ対策や加湿・除湿など手間のかかる作業が単純に考えて全て2倍になってしまうというデメリットもあります。
別々に過ごす時間が増える
別々に過ごす時間ができるのはメリットとなることも多いのですが、思った以上に一緒に過ごす時間が減ってしまったという失敗談もあります。
寝室を別にして自分の空間を持つようになり、寝る時間以外にも自然と別室で過ごす時間が増えていく可能性が…。
そうするとリビングで過ごす時間が短くなり、夫婦の会話が減るなどコミュニケーション不足となる原因になりかねません。
実際に別室にしてから家族で過ごす時間が減ったと感じた人は多いようです。
別室で快適な睡眠環境を作るには
寝る時間以外でコミュニケーションを取る努力を
別室にすれば寝るときに相手に気を使わず、自分のペースで過ごせるのでとても楽に感じるでしょう。
しかし離れる時間を作る分、一緒にいる時間を大切にしようという意識を持っておくことが夫婦円満の秘訣です。
寝室でコミュニケーションやスキンシップを取る時間がなくなった分、その他の時間でしっかりコミュニケーションを取る時間を作りましょう。
子育てに協力する
別室で寝るようにすると赤ちゃんの夜泣きや授乳でパートナーを起こさないで済むというメリットがある反面、夜中も続く子育てを一人で抱え込んでしまう心配もあります。
もちろん翌日の仕事に支障が出ないように配慮することはいいことですが、別室の場合は同室に比べて夜中の育児の大変さが伝わりにくい傾向にあります。
日中の子育ては夫婦で協力して行ない、どちらかにだけ負担がかかり過ぎないように気をつけたいですね。
パートナーの体調の変化に注意する
同室で寝るメリットとして「パートナーの体調の変化に気づきやすい」という点をあげましたが、別室の場合は逆に気づきにくくなってしまいますよね。
パートナーの体調が悪い時には頻繁に様子を見たり、一時的に同室で寝るようにすると安心です。
また、仕事や人間関係、家事、育児など様々な原因で、パートナーがストレスを感じ精神的に不安な気持ちになっている時なども一緒にいて安心するようであれば、一緒に寝るようにするといいですね。
夫婦円満の形は人それぞれ
一般的に同室の方が「夫婦円満」というイメージが強いかもしれませんが、必ずしもそうだとは限りません。
大切なのはお互いがリラックスして眠れる環境であることと、夫婦仲がうまくいくことです。
周りの意見に流されず、夫婦の性格や生活リズムに合うパターンを見つけましょう!