実用性とデザインを兼ね備えた良質な”北欧食器”でテーブルに彩りを

おしゃれでちょっと高価なイメージのある北欧食器。
しかし食器は永く使えて日々の生活で目に留まるもの。
揃えておけば毎日の料理や食事が楽しくなります。
北欧食器と一言にまとめてもブランドは様々ですので、用途などと併せてご紹介します。

「marimekko(マリメッコ)」


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マリメッコは1951年にフィンランドで創立されたデザインブランドです。
独創的で大胆なプリントを用いたプロダクトを幅広く展開し、その中でもモダンで使い勝手の良いテーブルウェアは世界中で愛されています。お皿やマグカップなどを同じテキスタイルで揃えられるよう展開していますのでテキスタイル別にご紹介します。

unikko(ウニッコ)

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マリメッコの数あるテキスタイルの中でも最も有名なウニッコ。
ケシの花をイメージして作られた、ひと目でマリメッコとわかる大胆な花柄が、毎日の食事やティータイムをおしゃれにアップデートしてくれます。こちらのラテマグはコーヒーや紅茶はもちろん、アイスや小さめのサラダボウルとして使うのもおすすめ。ウニッコは他にもマグカップやお皿、トレーなど多くの食器を展開しているので揃えて使いたいですね。カラーも豊富なのできっとお気に入りが見つかるはず。

kestit(ケスティト)

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マリメッコの人気デザイン、ケスティト。ウニッコ同様に北欧らしい大胆な花柄が食卓を彩ります。
こちらは元々はフィンランドの老舗デパート、ストックマンの創業150周年を祝してストックマン限定で発売されたものです。手掛けたのはマリメッコを牽引するデザイナー、Maija Louekari(マイヤ・ロウエカリ)。ケスティトとは「楽しませる」というフィンランド語で、人々を楽しませ続けたストックマンを賞賛したデザインです。どことなくレトロで可愛らしいデザインは日本でも認知度が年々高まっており、人気ゆえにタイミングによっては日本限定色が発売され即完売することもしばしば。見つけたらラッキーなので是非お手に取ってみてくださいね。

vihkiruusu(ヴィヒキルース)

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ノスタルジックな雰囲気で長年愛されているマリメッコのロングセラー柄、ヴィヒキルース。ブルーのアウトラインでスッキリとシンプルなこちらは日本限定色です。洋食はもちろん、和食にも合うデザインなので様々なシーンで使うことができます。エレガントな雰囲気もありお友達とのティータイムなどで使用しても素敵ですね。マリメッコのマグカップはシンプルな形ながらも程よい丸みが手に馴染みやすく、毎日使いたいアイテムです。

Siirtolapuutarha(シィールトラプータルハ)

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シィールトラプータルハは「市民菜園」という意味のユニークな名前。名前とは相反してドット柄のようなテキスタイルは手持ちの無地の食器にも相性が良くて使い勝手が良いはず。こちらはマグカップ以外にもボウルやラテマグなどを同じテキスタイルで展開しています。

paaryna(パーリナ)

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パーリナは洋梨が堂々と優雅に配されたデザインでマリメッコでも人気の高いデザインです。
白地に爽やかな黄緑が、食卓を明るい雰囲気に変えてくれます。こちらのボウルはパーリナ以外にも他のデザインもありますが、サラダやスープ、シリアルなどに丁度良い大きさでヘビーローテーション確実です。ご自身用としても、ご家族用としても揃えるのがおすすめ。

「iittala(イッタラ)」


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イッタラは1881年にフィンランドでガラス製品製造メーカーとして創立された伝統あるブランド。
シンプルで洗練されたデザインのものが多く、一過性で終わらず永く使えて手持ちの食器やカトラリーとも合わせやすい愛すべき定番デザインの食器を作り出しています。シリーズによっては電子レンジや食洗機、オーブンでも使えるので気負わず普段使いできるのもイッタラの魅力です。こちらもシリーズ毎に紹介していきます。
kartio(カルティオ)

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イッタラの代表的存在とも言える美しくシンプルなガラスタンブラーです。
少し丸みを帯びた手に馴染みやすいシェイプが特徴。カラーバリエーションが豊富なのもポイントで、グレーやオリーブ、ブラウンなどの渋めのカラーであればテーブルに何色か置いてもうるさくならず大人っぽい表情に。逆にブルーやピンクなどの鮮やかな色は食卓のポイントになります。カルティオは重ねて収納できるので、カラーをたくさん揃えても安心です。飲み物以外にもヨーグルトやフルーツを入れても◎。

teema(ティーマ)

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イッタラの象徴的な陶器であるティーマ。
至ってベーシックながら、立ち上がりの強いフチやフラットなデザインでひと目でイッタラだとわかるデザインです。シンプルゆえに様々な料理に相性が良く、21cmのプレートであれば朝はパンに目玉焼き、昼はパスタ、夜は炒め物やハンバーグ、といった具合に3食毎回使用できる万能プレートです。また電子レンジと食洗機が使用可能なタフさも多くの人から愛されるポイント。フチの立ち上がりに角度があるので汁気のある料理でも大丈夫で極めて実用性の高いシリーズです。また、ティーマはカラーバリエーションが豊富で色々な料理に合わせ表情が変わります。料理を乗せて完成するようなベーシックデザインが永きに渡り愛され続けている人気の秘訣です。

lempi(レンピ)

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普段にも、特別な日にも使える脚付きグラス。グラスと言ってもぽってりとして丸みのあるキュートなデザインで、短めの脚は安定感もありスタッキングもできる優れもの。気取りすぎず、でもしっかりした雰囲気もあるので来客時にもぴったり。ワインやビールを入れてゆっくり飲む休日の夜も、フルーツジュースを入れて元気な1日をスタートさせる朝にも、ちょっと気分が良くなるアイテムです。

mariboul(マリボウル)

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こちらはマリメッコとイッタラがコラボレーションした商品。
一度見たら忘れられないインパクトのある可愛さです。置いておくだけでインテリアにもなるマリボウルは、選ぶカラーによって印象が変わるので選ぶ楽しみがあります。プリンやゼリーなどのスイーツを入れて食器としても、キャンディやアクセサリー入れとしてリビングに置いても良いですね。芸術品のような美しさは一生大切にしたくなるデザインなので、ギフトとしてもおすすめです。

kastehelmi(カステヘルミ)

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フィンランド語で「露のしずく」を意味するカステヘルミ。
朝日を浴びて、まるで連なる真珠のようにきらめく朝露にインスピレーションを得て、1964年にデザインされました。連なるガラスのしずくのようなデコレーションが、輝くガラスの美しさを際立たせています。ボウルはサラダやヨーグルト、フルーツに。小さい方のボウルは夏にアイスや冷製スープ、素麺の出汁つゆなどを入れて使っても涼し気。凹凸があるので手に持って滑りにくい実用性もカステヘルミの良いところ。ティーマのような無地の陶器の食器とコーディネートしても素敵です。

flora(フローラ)

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草花柄が可愛いガラスシリーズのフローラです。ボウルは花器としても食器としてもOK。果物入れとして使われることも多いようです。少しレトロな草花柄は見ているだけで不思議と心和むデザインで、置いておくだけでも存在感抜群。用途は様々ですので来客時などにも可愛く使いたいですね。

ムーミンマグ

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コレクション要素も楽しめるムーミンシリーズのマグカップ。季節限定と完売を繰り返しながら様々なキャラクターが描かれてきました。マグカップの原型はイッタラのティーマのものなので、使いやすく、ティーマの食器との組み合わせも相性抜群です。愛らしいムーミンシリーズはたとえムーミン好きでなくとも心惹かれてしまうはず。

origo(オリゴ)

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細いマルチストライプが目を惹くオリゴもイッタラのロングセラーのひとつです。
カラフルな色使いで他の食器とのミックス&マッチを楽しむことができます。テーブルセッティングのアクセントにしてみてください。

kivi(キビ)

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食卓を華やかに彩ってくれるキャンドルホルダー。重厚感のある美しいガラスはテーブルに並べても窓辺に並べてインテリアとしても活躍してくれます。炎を灯せば美しい揺らめきで冬の北欧さながらの雰囲気に。カラーバリエーションが豊富なので食器はなかなか変えられないという方は、キビで食卓に色のアクセントをつけてみてはいかがでしょうか。

イッタラ×イッセイミヤケ

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日本のファッションブランド、イッセイミヤケがイッタラとコラボレーションした食器です。五角形がユニークで、手持ちの丸いお皿とも相性が良く、副菜を乗せるなどしても食卓のポイントになって良いですね。ホワイト、ブラック、ピンクの3色展開で、ホワイトは程よく優し気になりブラックは引き締まってスパイスに。ピンクは敬遠しがちな方もいるかもしれませんが、甘すぎないピンクなので取り入れやすいですよ。

「ARABIA(アラビア)」


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アラビアは1873年、スウェーデンのロールストランド社がフィンランドのアラビア地区に設立した製陶所で、1916年に独立。モダンフィンランドデザインの先駆者として、世界中の食卓で愛される食器です。優れたデザイン性・芸術性を保ちながらも、使い勝手に配慮した実用的な陶器を発表し続けています。シンプルなものから華やかなものまで、オリジナリティー豊かな製品を幅広く揃えているのもアラビア社ならではの特徴です。

paratiisi(パラティッシ)

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大胆な絵柄で存在感がありますが、料理を乗せると途端に良い引き立て役になってくれるアラビアのパラティッシ。パラティッシとは「楽園」という意味です。レトロなタッチで描かれた独特の雰囲気ですが無駄に主張せず、洋食にも和食にもぴったり。パラティッシのプレート1枚で食卓がグッと華やかに、おしゃれに変身するのでお友達を呼ぶシチュエーションにもおすすめです。色はブラック、パープル、イエローの3色。

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こちらがイエロー。ロールキャベツと不思議とマッチしていますね!その他カレーやパスタ、麻婆豆腐、オムライス等・・・パラティッシはどんな料理でも合わせられると定評のあるアラビアのベストセラー。料理をするのも楽しくなるような逸品です。

24h tuokio(トュオキオ)

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アラビアのシリーズの中でも人気の高いトュオキオ。24hとは1日の24時間いつでも使えるという意味で名付けられています。トゥオキオとはフィンランド語で「時」「瞬間」を意味します。ぐるりと囲んだ藍色の模様がシンプルでいて味がありますね。トゥオキオには和食から洋食まで幅広く受け止めてくれる懐の広さが支持要因のひとつで、和と洋を掛け持つ必要のないオールラウンダーです。いつもはつい無地の食器を揃えてしまうという方でも取り入れやすいデザイン。

esteri(エステリ)

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エステリは1973年にアラビアの100周年を記念して発売されたカップ&ソーサーに使用された絵柄です。
長年の時を超えてエステリのパターンが復刻し、現在ではプレート、ボウル、ピッチャー、サービングプラターの4アイテムがラインナップされています。エステリの青い大胆な花柄は美しくも日常使いできる器として、当時生産されていたアイテムはヴィンテージ市場でも多くの収集家に愛されていました。懐かしくも色あせない魅力のあるエステリを食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。

まとめ


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北欧食器には、長く良いものを使うという背景があり、それは日本の「古き良きもの」といった考え方に通ずるものがあります。それゆえ日本の食卓とも相性が良いものが多いのです。北欧食器を取り入れて、日々の生活に豊かさをプラスしてみましょう。

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