0歳から3歳の子供に旅育がおすすめ!記憶はなくても五感が育つ

赤ちゃんの頃からの旅行は子供にとっての成長につながります。記憶も残らない頃に旅行?と思われるかもしれませんが、実は五感を育てることにつながっています。

親にとっても毎日の子育てのリフレッシュにもなるいい機会です。家族みんなが楽しめる思い出は親にとっても、子供にとっても一生の宝。小さいうちから外の広い世界を体感させてみれば、きっとイキイキとした頼もしい姿を見られることでしょう。

旅育が子供の成長をうながす

旅育とは?
子供にとって旅は成長の大チャンス。違う土地でお泊りする大イベントは刺激たっぷり。かわいい子には旅をさせよという言葉通り、子供の成長にもたらす利点は大きいです。

  • 協調性が身につく
  • 創造力を育む
  • 文化や常識の違いが感じられる
  • コミュニケーション能力が高くなる
  • 家族との絆も強くする
  • 視野が広くなる

旅育は、体験や経験をすることで、子供が大きく成長します。自分の世界だけではない、様々な文化や人にふれることで視野も広くなることでしょう。

幼稚園や学校では学べないことがある
旅育からもらう刺激は、園生活や学校生活では得ることはできません。旅行に行けば、家族と過ごす濃厚な時間。異文化にふれ、また違う人間関係を体感することができます。

現代、ネットや動画、スマホが発達し、インドア派も多くなりました。しかし、中にこもっていたら視野は狭まります。学校にいっても窮屈な思いをしている子供も少なくありません。

人間関係を築くことは大人だって難しい。家族と一緒に過ごす旅先なら、不安があっても楽しいですし、他人とかかわる機会も増えます。

親がお手本になり、他人との関わり方を覚えられ、コミュニケーションも上がることでしょう。

すべてが「初めて」の体験という刺激

子供にとって旅先はすべてが初めてです。新しい土地、自然や動物。建物や雰囲気が違うことも感じられます。おでかけが大好きな子供にとってはすべてが特別。旅ともなれば、食事も違い、寝るところも違います。

そういった刺激が0歳や1歳の赤ちゃんにも感じられます。きっと目をキョロキョロさせて興味を示してくれることでしょう。2歳や3歳になればヨチヨチと歩いたり、走ったり、楽しむ姿が目に見えてわかります。

目的は「なにをするか」
旅育において、「どこにいくか」という目的はすべてではありません。大事なのは「なにをするか」。ひとつ旅を通じて学ばせたい目標を決めます。人とたくさん接することや、公共の場所では静かにできるかなど。

0歳から3歳に目標設定も難しいことかもしれません。そこは親のフォローは最大限に必要です。できないことは多いけれど、その中で、どのくらいがんばれるのかを、しっかり見てあげましょう。

できたことが成功体験につながり、自分の自信につながります。その積み重ねが子供の人格を左右していくのです。

0歳1歳の赤ちゃんにも旅が大切な理由

0歳や1歳というと、手のかかる赤ちゃんです。ミルクや授乳も必要ですし、泣けばあやしてあげる必要があります。旅行に行くなんて大変そう!と感じて二の足を踏んではいませんか?

そもそも、この時期から旅行なんて連れていくことに意味なんてないでしょう。言葉も理解できないのに。と思わないでください。赤ちゃんにも旅は重要なもの。成長の糧になる大切なものです。

記憶に残らない赤ちゃん時期に旅に行く意味
0歳1歳の赤ちゃんと旅行にいく意味はあるの?と思うかもしれません。確かに記憶には残らないものかもしれませんが、肌で感じる部分がとても大きいものです。

普段からも赤ちゃんはママやパパの言葉や笑顔でにっこりとしたり、動物に反応を示すこともありますよね。個人差はありますが、お散歩やお出かけをすれば色々なことに興味が湧きます。

旅は特にいつもと違う土地や空気を肌で感じることができます。そのことから、五感や感受性が豊かになるといわれています。肌で感じ、楽しむ姿はパパやママとしても嬉しいはずです。

自然と楽しむ旅行がおすすめ
0歳や1歳の赤ちゃんは、自然や動物とふれあえる場所がおすすめです。植物にふれたり、動物を見るだけでも興味が湧きます。

植物なら自分でさわって体感することができます。どんな匂いなのか、色や形など感じとることで五感にも刺激に。また、キレイな景色や花を見て感じることもあるでしょう。

まだ歩くことはおぼつかない時期です。ゆったりとしたお散歩のイメージで楽しみましょう。

準備から言葉かけで楽しみが倍増する
0歳や1歳は自分で準備もできませんが、言葉をかけてあげることはできます。明日はどこどこに行くから準備しようねと言ってみましょう。楽しみだね。明日はなにする?など言葉をかけてあげることも大事。

楽しい気持ちやワクワク感は伝わります。旅行中もおいしいねなどいっぱい言葉をかけて、一緒に楽しんでみてください。赤ちゃんもきっと感じることは多いでしょう。

2歳3歳なら体験や人とのかかわりも楽しい

2歳3歳ならあいさつからはじめてみよう
2歳や3歳になれば、言葉も十分理解でき、個人差もあれどおしゃべりもできるようになる時期です。

他人との関わりも徐々にできるようになるでしょう。旅行先で「あいさつをがんばる」という目標をたて、促してみると社会性向上にもつながります。

引っ込み思案で中々あいさつができない子には、無理強いはせず、がんばっている姿を見てあげます。一緒に体験し、楽しむことが前提です。できないことは少しずつできるようになりますので、焦らずその子のペースで見守ることも大事。

成功体験は子供にとっての宝です。自己肯定感を育てるためにも、がんばっている姿を褒め、前向きな旅を心がけましょう。

なんで?どうして?を大事に
子供は「なんで?」「どうして?」が少しずつ口癖になります。不思議なことにどんな子供もそう。世界はきっと疑問なことだらけなのでしょう。大人にとっては常識でも子供には不思議でたまりません。

そんな「なんで?どうして?」を旅先では大事に。普段あしらってしまうことも、ここでは少し目を向けてみて興味を引き出してみてください。じっくり、ゆっくり向き合うことで子供も理解し、納得します。

体験プログラムがおすすめ

2、3歳は「自分でする!」という自己主張が強いです。そのやりたがりの気持ちがあるからこそ、体験プログラムなども取り組むと楽しいはず。幼児にもできる体験などを探してやらせてみましょう。

学ぶ力や探求心なども育まれます。できるか心配なものも、やってみると案外上手にできるものです。少し、手を放して見守りつつ、できないことは補助してあげます。

やりたい!という子供の気持ちを尊重しつつ、一緒に楽しめるといいですね。

目的地に着く前に言葉がけをしよう
2歳3歳の子供にいうことを聞いてほしいと思っても難しいですよね。説得しても聞く耳ももたない駄々っ子タイムは常に訪れるもの。それでも、公共の場所など静かにしていなければならない時もあります。そういった施設や乗り物等には乗る前から言葉がけをしましょう。

これも、社会のルールを覚える一環です。しっかりと言葉がけをしていたら、目標も達成されるかもしれません。個人差や気分にムラのある子供にとって難題ですから、成功するとはかぎりません。

しかし、少しでもクリアできればたくさん褒めます。またがんばろうという気にさせれば、次回はもっとがんばれるかもしれません。成功しなかったとしても、言葉をかける場合とかけない場合とでは子供の反応も変わることでしょう。

0歳から3歳の時期こそお得に楽しめる

食事処やテーマパーク、様々な施設で3歳までお得に楽しめる場所は数多くあります。「3歳までは無料」とうたっている場所は多いです。特に恩恵があるのが飛行機。

飛行機に乗るなら2歳を目安に
飛行機の場合ですと3歳ではなく、2歳までがお得に乗ることができます。座席の有無や国際線、国内線でまた料金は変更がありますが、2歳までがボーダーラインのよう。

例えば、国内線であれば、大人一人につき幼児一人を膝に乗せる場合には無料。座席に座らせる場合には大人料金の半額を払う必要があります。

国際線だと、座席使用のみとなり、大人料金の75%の支払いとなります。これらの料金形態はJALのものです。各飛行機会社により対応は異なります。

とはいえ、どこも2歳が目安と考えていいでしょう。大人一人でも飛行機代はかかります。お得に乗れる赤ちゃんの時期こそ利用したいですね。

ウェルカムベビーのお宿
0歳から3歳の小さい子供との旅行に悩むのは泊まるホテル。そこで参考にしたいのがウェルカムベビーのお宿です。赤ちゃん歓迎の宿やホテルをウェルカムベビーのお宿として認定し、紹介しています。

子連れでも行きやすい施設がすぐにわかり、重宝できるはずです。

ウェルカムベビーのお宿のサイトへ行く

旅は家族の表情も豊かになる

育児のリフレッシュになる
赤ちゃんとの旅行は大変かもしれません。しかし、その一方で毎日の育児のリフレッシュにもつながります。いつもと違う場所は大人もワクワクするもの。美味しいもの食べ、普段見慣れないものも見ることができる。

旅行先で出会う人たちもいるでしょう。赤ちゃんとの育児の中で人と接する機会がないと感じるかもしれません。そんな方こそ色々な人との出会いに嬉しい気持ちになるはずです。

いつもと違う家族の顔が見られる
家にいる間はママだけ育児や家事というパターンもあるでしょう。しかし、旅行先ではそうはいきません。あやしたり、食事を食べさせたり、施設へのお会計も必要。パパとママも連携プレーで乗り越えなくてならない場面がいくつもあります。

夫婦で協力しあうことの大切さや頼もしさも感じられます。また、子供の見たことのない姿も見ることができるでしょう。

楽しそうに過ごす姿や、興味や関心をもつ姿、頼もしくチャレンジしてみようとする姿など。旅先での体験で成長したなと感じられる部分を発見できるはずです。

「赤ちゃん旅行は不安だらけ」を解消するには

旅先で泣かれたり、静かにできない場面は多いというのは想像もたやすいでしょう。だからといっておでかけを諦めることはありません。不安をひとつずつ解消し、できるだけの準備をすれば怖くありません。

余裕をもった計画をたてる
相手は赤ちゃん。2歳3歳ですと、なおさら言うことを聞かない時期です。計画は入念に立てるべきですが、予定は崩れると考えておくと気が楽です。詰め込みの予定を立てしまわないように注意します。おそらく予定通りにはすすみません。

おむつを替えたり、食事に時間がかかったりするのは日常から体験していらっしゃるでしょう。旅行先も同様。ですから、余裕をもった計画づくりを心がけます。

でかける場所は数か所、ホテルから近い場所など。遊ぶ施設やお出かけは最小限におさえます。

赤ちゃん向けの施設や準備のあるところを探す
ベビースペースや授乳室。最近では、離乳食完備のお店もあります。施設やお店の対応やおむつ替えのスペースなど探しておくと現地で困りません。

アレルギー持ちの子でも対応してくれるお店もあります。反対に自分で用意して持ち込みたいという場合にも、店側でNGだったりするかもしれません。事前に調べてからお店にいく。もしくは、食べ歩きを主に考えていくなどするといいかもしれませんね。

遠くが不安なら近場のおでかけもあり
国内旅行や海外旅行に連れていく方も増えていますが、やっぱり大変そう。と不安になるパパやママもいますよね。無理に遠出する必要はありません。心配事が多いなら、まず近場のお出かけをしてみましょう。

電車で数駅先の施設。バスで駅前。イベントがあるのなら参加してみるなど休日にチャレンジできることは多いです。お出かけの中でも旅育に繋がることはたくさんあります。

なにより小さい頃は親とのお出かけは楽しいもの。遠くでも近くでも同じです。お買い物ではなく、子供との遊びを中心としたお出かけを時には体験してみましょう。

赤ちゃんからの家族旅行が笑顔と絆を作ってくれる

0歳からの家族との旅行は、赤ちゃんの気持ちも高まります。そして、何より家族がみんな笑顔に楽しめるもの。大変なことは多くとも、帰宅後、楽しかった思い出も鮮明に思い出せるはず。パパやママが笑顔なら子供も笑顔になれます。

いい思い出は感覚で覚えていますし、3歳であれば記憶もしっかり残っている子もいます。

旅行は親と子の絆を深く強固なものにしてくれます。幼い頃から旅行を多くしてきた家族は大人になっても良好な関係でいることも多いといいます。家族との深い関りは、安定した心も養っていくでしょう。気持ちを穏やかに、精神的にも強い大人になってくれることを願って、旅育を試みてはいかがでしょうか。

関連記事一覧