
女性なのに体毛が濃いのはどうして?薄毛になるための対策法を紹介
普段通りムダ毛処理をしていたある日、ふとした時に自分の毛がふさふさしていることに気づき、それがきっかけで自分の体毛の濃さにコンプレックスを抱いてる方や悩んでいる方は意外と少なくないでしょう。「遺伝だから仕方ない」と思って解決するのを諦めていませんか?そんな体毛の濃さで悩まされている方のために、この記事ではどうして体毛が濃くなってしまうのかという原因やその対策法を紹介しました。
体毛が濃くなる原因とは
「女性なのに、なんで体毛が濃いんだろう?」と悩んでる方は少なくないはずです。女性の体内では女性ホルモンのみならず男性ホルモンが分泌されていることは知っていましたか?これは男性にも言えることで、男性の方も女性ホルモンを分泌しています。その中で、一般的に男性が毛が濃くて女性の方が毛が薄いのは、この男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが関係してるからです。そして、男性ホルモンの分泌量が女性ホルモンの分泌量より優位になることで体毛が濃くなります。
また、それ以外にも環境要因もあると考えられており、体温が低くなったり寒い所にいると体毛が濃くなると言われています。これは人間の防衛本能で、体温を下げないように自然と体毛が濃くなることがあるようです。さらに、運動も毛の濃さに関係しています。運動不足な人はホルモンバランスが崩れ、活性酸素が体内に溜まり、かつ運動不足で体温も下がることで体毛が濃くなると言われています。
女性なのに男性ホルモンはどうして増えるのか
体毛が濃くなる一つの原因である男性ホルモンはなぜ増えてしまうのでしょうか?また、女性ホルモンより男性ホルモンの方が優位になってしまうのはどうしてでしょうか?これらの原因として3つ挙げることができます。
普段感じているストレスが影響している
ストレスを感じることで、男性ホルモンである「アンドロゲン」を分泌してしまいます。また、ストレスによって自律神経が乱れてしまい、それが原因で女性ホルモンの分泌が少なくなるため男性ホルモンの働きがより強くなってしまいます。
加齢によるホルモンバランスの変化
そもそも女性の男性ホルモンの分泌量は生涯そんなに大きな変化をすることはありません。それなのに男性ホルモンが女性ホルモンより優位になるのは、女性ホルモンの分泌量が特に多いと言われている20代半ば〜40代前半を過ぎてしまうと4女性ホルモンの分泌が減ってしまうからです。そのため、40代半ば以降の方は男性ホルモンの働きがより強くなると言われています。
コレステロールの摂取量が少ない
女性の場合、体重や見た目を気にして普段から脂質やコレステロールの摂取を特に控える方は多いでしょう。しかし、脂質やコレステロールは女性ホルモンの元になるものなので、これらを摂取しないと女性ホルモンの分泌量が減少してしまいます。そうすると、男性ホルモンの分泌量が優位になってしまい体毛が濃くなる原因になってしまうのです。
体毛の濃さを効果的に解消する方法とは
これまで体毛が濃くなってしまう原因について取り上げてきましたが、これからは体毛の濃さを改善するための対策法を紹介します。
食生活の見直し
体毛の濃さは食生活が大いに関係しています。ファーストフード、コンビニ弁当、ジャンクフードばかりを日頃から食べているとホルモンバランスが乱れて男性化してしまいます。女性ホルモンを増やすためには、栄養のバランスの良いヘルシーな食事を摂りましょう。下記の栄養素は、女性ホルモンの分泌量を増やすのに特におすすめです。
・ビタミンB6
・大豆イソフラボン
・ナッツ類
・卵
ビタミンB6は、卵巣から女性ホルモンを分泌する時に必要になる栄養素です。女性ホルモンを増やしたいなら、ビタミンB6を積極的に摂る必要があります。大豆イソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをします。そのため、体内でエストロゲンを補助する役割をしてくれるんです。なので、男性ホルモンの割合を減らすことができます。ナッツ類は、ビタミンEが豊富です。ビタミンEは、視床下部の働きを活発化してくれ、卵巣の機能を正常化するのを補助してくれます。卵は、良質なコレステロールが含まれているので、男性ホルモンの割合を減らし女性ホルモンを優位にさせるために積極的に食べることをおすすめします。
睡眠不足を解消する
体毛を薄くするには睡眠不足を改善する必要があります。睡眠不足だと自律神経のバランスが乱れ、ホルモンバランスも乱れてしまうのです。ホルモンバランスを乱さないように、質の良い睡眠をとるようにしましょう。質の良い睡眠をとるには、以下のことが質の良い睡眠を摂るのに効果的です。
・寝る前に入浴して、体を温める
・寝る前のテレビやスマホは控える
・自分の体に合ったマットレスや枕を使う
・寝る前にリラックスする
・朝起きたら朝日を浴びる
・寝室の湿度や室温に気をつける
理想の睡眠時間は7時間と言われているので、なるべく7時間の睡眠時間を摂るように努力しましょう。
適度な運動を心がける
毛深さを改善するには適度な運動が効果的です。適度な運動をすることで自律神経のバランスが整います。また、運動をすると筋肉量が増えるので冷え性が解消されます。なので、ジョギングやウォーキング等の有酸素運動をすると、男性ホルモンの割合が減り、女性ホルモンの分泌を促せるので薄毛に効果的と言えるでしょう。
適度にストレスを解消する
ストレスが溜まると、卵巣機能が低下し女性ホルモンの分泌が減ります。また、ストレスを強く感じると男性ホルモンが優位になり、前述したアンドロゲンがたくさん分泌されるようになります。ですので、ストレスは適度に解消しましょう。人間関係や仕事のストレスはなかなか減らせませんが、自分に有効なストレス解消方を見つけておくと効果的に薄毛を目指せるでしょう。
お酒やタバコは控える
タバコを吸うとニコチンの影響で血行が悪くなります。そうなると、卵巣の機能が低下するので男性ホルモンが増えて毛深くなります。また、長期間にわたって大量にお酒を摂取するとホルモンバランスが乱れ、肝臓にも負担がかかるので飲酒はほどほどにしましょう。適度な飲酒なら、血流改善効果があるので問題ないようです。適量は、日本酒ならおちょこ一杯、ワインならグラス一杯です。それ以上飲むとホルモンバランスが崩れ、体毛が濃くなる危険があります。
肌への過度な刺激を避ける
日頃肌に与えている刺激によって体毛が濃くなっている可能性があります。余計な肌への刺激を抑えることで体毛が濃くなることを防ぐことができます。そのために以下のことを心がけるようにしましょう。
・紫外線対策はしっかり行う
・体を洗う際は擦らない
・肌触りのよい服を着る
・毛の処理は肌に優しい方法で
紫外線は特に体毛が濃くなる原因になります。紫外線の刺激を受けると、その刺激から肌を守るために体毛が濃くなるのです。帽子や日傘等を使って紫外線を浴びないように工夫しましょう。
過激なダイエットはNG
女性ならモデルのような体型は誰でも憧れますね。自分がなりたい体型に近づけるためにダイエットをする人がいますが、過度なダイエットは禁物です。体の中から脂肪を減少させることは、女性ホルモンの分泌も減少させてしまうのです。女性ホルモンが減少すると、男性ホルモンが優位になり、体毛が濃くなってしまいます。過激なダイエットは体毛を薄くするだけでなく、健康も損ねてしまうので注意が必要です。
添加物はなるべく避ける
女性の体は本来体毛が薄いものです。体毛が濃くなるのは、ホルモンバランスが乱れるからです。女性ホルモンは様々な形で乱れますが、中でも食べ物で乱れるのが多く見られます。添加物を摂ると女性ホルモンが減少することがわかっていて、コンビニ弁当やファーストフード等は添加物が盛り沢山なので、それらをよく口にしていたらだんだんと男性ホルモンが優位になってしまい体毛が濃くなるでしょう。また、添加物の多い食事ばかりしていくと腸内環境が悪くなったり、肌年齢が進んでしまう恐れがあります。現代では、添加物が少ない食品の方が多いのでなかなか難しいですが添加物はなるべく避けましょう。
体毛の悩みを解消するには脱毛も効果的
体毛に悩んでいるのであれば思いきって脱毛をするのもおすすめで解決方法です。今ではさまざまな脱毛の種類があり、除毛クリームやスプレーで手軽に自宅で脱毛することもできます。ですが、「どの脱毛方法だとコスパが良いのか」、「処理が簡単な脱毛方法はどれか」等、迷ってしまう方が多いと思うので一つ一つ脱毛法方法について紹介していきます。
カミソリ、電気シェーバー
自宅でできるムダ毛処理と言えばカミソリや電気シェーバーですよね。どちらもドラッグストア等で安く手軽に手に入ります。ただ、カミソリは肌の表面も一緒に削ってしまうので肌へのダメージが顕著です。なので、カミソリで処理するのはなるべく避けた方がいいでしょう。電気シェーバーなら、肌に直接当たらないのでダメージは低いと言えます。化粧ポーチ等にいれておけば、旅行先等でも手軽に使えて便利ですよ。ただ、処理をしても2~3日で生えてきてしまうので何度も処理をしないといけない煩雑さが難点です。
オススメできる人
・広範囲の処理をしたい人
・即効性が欲しい人
オススメできない人
・ラインの処理をしたい人
・数日から長期間処理の必要ない状態にしたい人
脱毛ワックス
脱毛ワックスとは、ワックス剤を塗り専用シートを貼ってはがし毛を抜く脱毛方法です。別名ブラジリアンワックスとも言います。脱毛する際、一本ずつ抜くと時間がかかりますよね?ですがブラジリアンワックスなら、一気に何本も抜くことが可能となっています。仕上がりがきれいで、デリケートゾーンにも使え、次の毛が生えてくるまでの時間が長いのがメリットです。逆にデメリットは、肌ダメージが大きい、シートをはがす時の痛みが強い等です。
オススメできる人
・たまにハイジニーナを楽しみたい人
・数週間、ムダ毛の処理不要な状態にしたい人
オススメできない人
・肌の弱い人
・痛みのある除毛が嫌な人
除毛クリーム
除毛クリームとは、毛を溶かす成分を配合したクリームを皮膚に塗ることで毛を処理できる方法です。肌表面にしか効果がないので、ブラジリアンワックスと比べたら毛が生えるのは早いです。
メリットとしては、デリケートゾーンに使えたり、生える毛がチクチクしないという点が挙げられ、デメリットとしては、顔に使用できない、痛みを感じる場合があるという点が挙げられます。
オススメの人
・誰でもできる簡単な処理が良い人
・処理を一週間に一度のペースにしたい人
オススメできない人
・肌の弱い人
・頻繁に処理するのが面倒な人
男性ホルモンの分泌を促進する食品や「〜摂りすぎ」に気をつける
食品の中には、女性の敵である男性ホルモンの分泌を促進させてしまうものがあるので、しっかりと把握して普段の食事のメニューに注意しましょう。また、「〜の摂りすぎ」も男性ホルモンを促す原因になるので合わせて紹介します。
牛肉、豚肉
牛肉、豚肉には、男性ホルモンのテストロテンを促進させる動物性たんぱく質がたくさん含まれています。赤身には特に動物性たんぱく質が多いので注意しましょう。
ニラ、ねぎ、にんにく
ニラ、ねぎ、にんにくには、アリシンという成分がたくさん含まれています。アリシンのは、男性ホルモンの働きを強めてしまう効果があるので食事を作る時も必要最低限は避けるようにしましょう。
カリフラワー、ブロッコリー
カリフラワーとブロッコリーには、女性ホルモンのエストロゲンの効果を抑えてしまう働きがあります。また、女性ホルモンの体内レベルを半分にしてしまうと言われています。
牡蠣
牡蠣は栄養が豊富ですが、実は体毛を濃くしてしまう可能性があるのです。牡蠣に含まれている亜鉛の多さはトップクラスであり、男性ホルモンのテストロテンの生成には亜鉛が欠かせないと言われています。なので、牡蠣のを食べることで男性ホルモンがを活性化させてしまう恐れがあります。
塩分の摂りすぎ
塩分を摂りすぎることで肌のメラニン色素が増えてしまいます。メラニン色素が増えると、体毛が濃くなったり肌が黒くなったりするので、塩分の多いスナック菓子やファーストフード等は極力控えることをおすすめします。
糖分の摂りすぎ
人は疲れると甘いものが欲しくなりますが、糖分を摂りすぎると血糖値を下げるためにインシュリンの分泌量が増えます。インシュリンが増えると男性ホルモンも増えてしまうので結果的に体毛が濃くなる可能性があります。糖分も適度な摂取量であれば問題ないので気をつけて摂るようにしましょう。
薄毛に近づける3つの食品
今度は摂取することで薄毛に近づける食品を紹介します。普段の食事に意識して取り入れることで女性ホルモンを効率良く増やしましょう。
玄米
白米に比べ、GI値が低いのが特徴です。GI値が低いと、インシュリンの分泌を減らす効果があります。インシュリンが多く分泌されることは、男性ホルモンの分泌も促進してしまうことに繋がるので、玄米は薄毛に有効な食品と言えます。
豆乳
大豆イソフラボンが、女性ホルモンの役割を果たし、薄毛に導きます。さらにビタミンEが含まれるので、女性ホルモンの分泌を調節してくれます。今は色々なフレーバーの豆乳も売っていて、飲みやすく試しやすいのでおすすめです。
青魚
GI値が低く、男性ホルモンの分泌を抑えます。特に、さば、さんまがGI値が低いです。EPAやDHA等の不飽和脂肪酸が豊富に含まれているので血流が良くなり目の疲れや肩こりにも有効です。
体毛の濃さで悩まされている方のために
毛が濃くなる原因や、男性ホルモンのこと、脱毛方法や、体毛が薄くなる食品等ご紹介しました。中には、あまり知られていない意外な食品もありましたね。食生活に気をつけたり、軽い運動をすることで薄毛に近づけます。体毛の濃い女性は、ぜひ実践しましょう。